鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

そして巻き起こるQB論争

Week7の試合の振り返りをしたくないところにちょっと前にニュースが飛び込んできたのでそっち。

 

■Trade!!!!!!
PHI:2022 6巡指名権(条件次第で5巡)⇔QB Joe FlaccoNYJ

条件はよくわからないが、たぶんFlaccoが結構出場したら5巡に代わる、とかそんな話。
NYJはZach WilsonがPCL(膝の後十字靭帯)を傷めたことで2-4週の離脱なのでそこにFlacco

キャンプでTE Tyree Jacksonを育てた剛腕がチームを去るのは非常に残念。
結局2021に0.9M、2022に1.9Mのデッドマネーを抱えて宝くじを引く権利を獲得したことに。

ちなみにですが、いただいた6巡は失礼ながら5巡に近いであろうNYJのオリジナルピックではなく、NT Steve McLendonのトレードでNYJが得た、ほぼ7巡のTB指名権だそうです。なのでFlaccoへの思いは一つ。いっぱい試合出ろ。

 

■そして巻き起こるQB論争
というわけで一部にマニアックなファンを外野に抱えたGardner Minshewが晴れてQB2に。当然SirianniHurtsが俺たちのQBだ”というコメントを残しているが、まあ当然論争は盛り上がる。

QB1論争は論外だという立場ですが、たぶんRosemanと私の懸念は同じところにある。

それはつまり、"SirianniにQBを育てられるのか"という懸念。

運用がクソだという点も含めて、7試合を終えてHurtsに去年との顕著な進歩が見えづらいなか、じゃあ来年1巡で若いのを連れてきたとしてそいつを育てられないのであればSirianni体制を引っ張る意味はない。
というわけでこのトレードはHCへの試練でもある。

ほぼ同じタイミングで、"WatsonはPHIへのトレードを拒否した"という話もあるので、来年以降のQBの選択肢は以下の通り。

1.Hurts継続
2.1巡上位でQB指名
3.Watsonを除くベテラン獲得

ただし、3は望み薄。というか選択肢はもうない。実際に出てくるのか別として、噂どまりで有望なベテランと言えばAaron RodgersもしくはRussell Wilsonか。とは言え前者はもうすぐ38歳だし後者ももう33歳。そんな選手生命が短い選手が選んでくれそうな何かが整ったフランチャイズではなさそうなのでWatson同様の結末が待ってそう。

なので1か2。だとしたらどちらにしても問われるのはSirianniの手腕。ただ、Sirianni就任はまだWentzがいたころの話だったのでああいうタイプならなにかあるのかもしれない。まあMinshewHurts寄りだと思うが。

 

お前が真っ先に消えてしまえという気持ちは非常に強いがRosemanが仕掛けるこれはSirianniへの試練。

Rosemanには2016オフに1年目を6-10の成績で終わったHC Pedersonを解雇しようとした前歴もあるし、Sirianniの将来も不透明。

LACに行ったBrandon Staleyが"PHIとのインタビューを無視した理由はRosemanの存在だった"という話も最近出てきたが、GM就任から実働10年間で4人というHCという数はNYJとかに匹敵する不安定さだとか。ちゃんと調べてないのでわかりませんが。

現時点のふんわりした感想では、2022のドラフトに将来を託したいQBはいなさそうだが、Sirianniの体制が続く限りRPOはクソだ、という立ち位置でいうと
Carson StrongMalik WillisSam HowellKenny Pickett>>Matt Corralとかそんな感じ。

まずポケットにちゃんと留まれること、そして崩れたときにそれなりのプレーができることが欲しいQBの条件です。まあそれが出来たら全体1位か。

というわけで結論は、Hurts頑張れ。Fire Roseman。です。

2021 Week7 @LV展望

シーズン中にいろいろあってHCが解雇されたあとの先週の試合、なんというか選手同士の一体感みたいなものが見られたLV。

というわけであまり先方のトラブルがこちらのプラスになってくれそうにない一戦。
戦前の予測としては今季初のほぼ互角。

 

■Transaction
<IN>
TE Dallas Goedert
TE Richard Rodgers
S Elijah Riley

GoedertはCOVIDリザーブからの復帰。いよいよTE1としての大一番。
下2名はPSからの暫定的な昇格。即出番がありそうな予感。
しかしRichard Rodgersは困ったときにいつでも手を差し伸べてくれる存在ですね。

 

■Injury Report
<PHI>

S Anthony HarrisがOUTに降格。上で昇格したRileyは多分彼の後釜。
C/G Jack AndersonのQuestionableはまあ影響なし。

そして一番大きいのはRTのLane Johnsonの復帰。3試合の欠場は鬱とか不安障害?とかによるものだったそう。長年苦しんできたとのこと。
正RGのBrandon Brooksパニック障害か何かを持っていた記憶がある。本当にうちの大男たちは身体に似合わず心が繊細。愛せる。
そんな大男たちを包み込むOLC Jeff StoutlandBBStoutlandにはすごく感謝していた。素敵な大男たちに囲まれて何とか折り合いをつけながらやっていってくださいませ。
変な詮索をしてごめんなさいね。

 

<LV>
OUT
TE Nick Bowers(首)

Questionable
TE Darren Waller(膝と足首)
DT Quinton Jefferson(個人的な何か)

頼むWaller出てくんな。

 

■マッチアップ
<PHI Offense>
・OLの並びは左から
MailataDickersonKelceDriscollLane
となる見込み。今季初の並びで5通り目。これで7試合目なので、14通りという新記録を叩き出した昨季にはさすがに及ばないが順調な積み上げ。
冗談を抜きにすると、現時点で考えられる最高の並びになるので、1試合でも長くこの並びで固定していただきたい。

・いい感じに経験を積んだDillardは是非トレードの弾として使っていただいて結構。上位チームにLTニーズはないものか。たぶんBALにこいつはハマらないけど。

・Offenseへの希望は前エントリで述べたとおりで、アンダーセンターのプレーを増やしていただきたく。本当にオーソドックスにはなるが、RBとOLを軸に組み立てていっていただきたい。基本というものにはそれなりに意味があると思うので奇をてらうのはちょっと控えてほしいものです。

・先方の話をすると、DCは名手Gus Bradley。SEAのPete Carrollの一味。同根にDALのDan Quinnがいる。

・基本的にはCov.3(CB2枚とS1枚でDeep Zoneを分割)でBlitz多め。というかCov.3比率はここまでリーグ最多。DeepのSをこのドラフト2巡でTCUからプロ入りしたTre'von Moehrigが務め、相方でありGus Cov.3の最重要ポジションであるBox Sを2019ドラフトでの1巡指名以来バスト呼ばわりされていたJohnathan Abramが務める。

・今年はGusの下でこのAbramが大復活したことがD#全体の安定感とターンオーバー奪取能力向上に資しているとのこと。映像見たけどめんどくさそうなDB陣で。

・去年ぐらいだったか、AlabamaのOCだったSteve Sarkisianが"Cov.3ビートなんて簡単だよ"的なことを宣っていたような気がする。確か。

・具体的な方策はよくわからない。思いつくのは片側にモーション等でメンツを増やしておいてCBが1/3を守るZoneにドバっと人を送り込むか、とかか。これとてベースでは使えなさそうなのでどう攻めるのかはSirianniにお任せ。

・うちにはDeVontaがいるので対Casey Haywardのところでなんとかしたいけどなんとかなるのか。

・先方DLにはアルコール依存症から立ち直って大暴れしているMaxx Crosbyがいるが、OLとDLのマッチアップのところはあまり心配していない。うちのOLを舐めないでほしい。MailataLaneがやる。だからHurts君はあまりジタバタせず、ポケット内でしっかり落ち着いてやってくださいませ。

・2HighがベースのPHI D#陣と比べるとBoxにSが上がっているのでRunにも比較的強いが、Sandersはそんなに悪くないRBだと思うので有能OL陣に負荷をかけて多少の不利は承知のうえでゴリっといってほしい。

・というわけでキーマンは晴れてTE1に昇格したDallas Goedert。ここをプレーアクションで上手く使えれば順調に進めていけるはず。

・先週までと同じ単調なRPOを中心とするOffenseが展開されるのであれば望みは薄い。

 

<PHI Defense>
・いつの間にかリーグ屈指のVerticalなOffenseを展開するようになったLV。

・要因はHenry Ruggs。カレッジでの盟友DeVontaとの対戦を心待ちにしていたというこの男に活き活きされると非常に困る。

・LVがビッグプレーを生み出している印象が強いのが、4人のレシーバーを1対3で配置し、広いサイドにその3人をぎゅっと固めて配置するBunch Formationから、反対の狭い方の1人サイドにバケモノTE Darren Wallerを配置してそこにCBとの1対1を作り、3人サイドのRuggsが逆サイドのSをWallerと挟むように奥に飛んでいく、というもの。

WallerにSが釣られればRuggsが空くし、そうでなくてもWallerがCBに勝てるし、もし2人とも空かないなんてことが起こってもHunter Renfrowがアンダーニースで待ち受けている。

・じゃあBoxを軽くするとどうなるかというとJacobsDrakeのRBたちが待っている。

・なんだこのOffense止めようがない。

・だがRuggsのところはあまり心配していない。なぜならKCとTBという爆発的Offense相手にロングゲイン一発TDというのを許してはいないから。

・そしてDeepに投げられないストレスをためた名QBがイージーなミスを犯してINTを稼ぐ、というのがGannonの貴族のような鷹揚としたD#スキーム。

・そして延々とRenfrowは空き続ける。

・これだけスキルポジションにタレントが集まれば当然ということになろうが、OLは弱いそうなのでここが勝負所。

・うちのメンツでいうと、まずランストップも相当に頼りになったHarrisが不在なのが何とも痛い。Eppsなんとかしなさい。

・先週やられていたように見えたLB Davion(ディビオン) Taylorだが、よく見りゃC Ryan Jensenにワンパンアオテン食らわしてましたね。お見事。Runへのリアクションをもうちょっと落ち着いてやりゃいいと思いますよ。スピードはあるんだから。今週もお願いします。

 

■見たいもの
・プレーブックの改善とプレーコーラーとしてのSirianniの成長。

・エキサイティングなD#。

・勝つところ。

 

GO BIRDS!!

勝手に中盤戦の希望

Week6の@CHIの試合、Soldier Fieldでファンから中指を立てられまくったRodgersがそのことを問われた際、「いやあんなものはよくある。もっとうるさいところもある。たぶんPHIのファンが一番イカれててうるせえ。」というような趣旨のご発言をされたそう。
そんなイカれた街で目下一番揉めているのはNBA・SixersのスターガードBen Simmonsの処遇について。知るつもりもないのに現地記者がうるさいもんだから入ってしまう情報の感覚で言うと、たぶん今春のプレーオフぐらいからずっと揉めてはる。
そしてその彼に対して我らが大黒柱・Jason Kelceがありがたいお言葉を。「この街でプレーするのがタフだと言うことはできるが愛されるのは簡単だよ。"Just play better." 」だと。素晴らしい。頼もしい。今後5年、引退を禁ず。

 

さて、短めのバイウィークが明け、Week7は@LV。
Sirianni以下コーチ陣の頭が整理されたことを期待して、こちらも希望を整理しておきたいという趣旨です。

 

■現時点
2勝4敗。
ATLとCARに敵地で勝ち、SF・DAL・KC・TBに負け。

実に順当。そう思うのは相手の今の戦績を知っているからで、開幕前にこの時点で2勝できるとは全く思っていなかった。
総合的によくやっているということで良いかと思います。

文化的なところでいうと、まあ負け越しているのにSirianniは選手の心をまだまだ掴んでいる様子なのでその点の心配はなさそう。

今後気になるのは、勝てそうな相手にちゃんと勝てるのかというところ。特に今週のLVと再来週のDETあたり。そしてそれ以降。今後のスケジュールは下から3番目ぐらいの厳しさのようなのでしっかり勝ち切っていただきたい。

 

■Offense
最重要パート。
希望としては、今週から見たいのはアンダーセンターというかセットバックでランプレーを展開し、プレーアクションでミドルに散らしたDeVontaGoedertをメインに、ちょいちょいDeepのQuez Watkinsの一発を使っていく、という極めてシンプルな形。

・やまほど言われているが、"Run the Ball"ということ。

・ショットガンで片方にRBをつけた形からのランはプレーサイドがD#から丸わかりだという特大のデメリットがあるのでそれだけではSandersを活かせない。

・その解消にはピストルガンの形もあるけれどQBがよほどLamarじゃない限りあんまりメリットはなさそう。

・それよりはシンプルにアンダーセンターというかセットバックにした方が良い。なぜならこの形からのプレーアクションが上述2つより有効だから。たぶん。ハンドオフでD#にQBの背中を見せるから見づらいということだと思います。

・これまでのPHIのショットガン比率はリーグダントツの92.6%。リーグ平均は63.6%でPHIの他に80%を超えているのはARZとPITの2チームのみ。

・硬直化。

・ショットガンでもRPO(Run Pass Option:D#の特定の人間をフリーにしてその人間の動きによってQBがRunかPassかの判断をするというプレー)をやめれ。マンツーマン比率が高いNFLの世界ではこのスキームは効かないという話。

・まずはOffenseのメンツで一番不安があるHurtsを助けることが戦略の第一位にあるべき。そうなのであればあいつに全部の判断を乗せるRPOなんかやるべきではないのです。

・強みはたぶんOLとTEとRBとDeVontaWatkins。まあこう考えるとここの最大化を目指してRPOを多めにするSirianniの気持ちはわからなくもない。だけど実態はHurtsのパフォーマンスがボトルネックになっている状態。もう少しほかのポジションに負荷を分け合ってよいのでは。

Sirianniがショートバイ中のプレスカンファレンスでおっしゃっていたのが、"アーリーダウン(1st Downと2nd Down)のプレーの効率の悪さ"という部分。これはおっしゃる通り。
観戦していて特に不満なのが、1st Downの入りが本当に下手なこと、そして3rd&Longをわざと残しに行ってるのかと思うぐらいの2nd Downの粗いプレーコール。ここのストレスがとても強い。
まず1st Downでパス、失敗後の2nd Downでパス、そしてD#含め全員が知ってる3rd Downでのパスとか。このクソみたいな一連をもう見たくはないのです。

・ちなみに2minとかの特殊なシチュエーションを除いた場面でのアーリーダウンのPHIのパスの比率は61.3%でリーグ5位。
1位からBUF・KC・MIA・LACでPHIを挟んで6位がTB。
去年のBUFのAllenの成功の裏に"D#のサインがニュートラルになりがちな1st&10で積極的にパスをコールする"というちょっとした革命が起こっていたようだが、それにしてもメンツを見る限りこれで機能するためには超優秀なQBの存在が不可欠。

・もろもろを考慮して、プレーコーラーとしてのSirianniのこれまでのやり方は間違っている、という結論です。

・レッドゾーン効率がリーグ上位にいるのは素敵だと思います。

・チェックポイントはショットガン比率がどこまで下がるか。

 

■Defense
まだよくわからないところ。
希望としては、もう少しBlitz比率を高めていただきたいということと、全部2Highでセットするのはやめてください。Sを頻繁に上げてほしいというものです。

・Sを2Highにしたカバレッジ比率でリーグ1位。

・その甲斐あってロングゲインこそ許さないが、その分軽くなったBOXをRunとプレーアクションで攻められるというのがこれまでのストレスパターン。特にLB陣が貧弱なのでそこを攻められればひとたまりもないというのがDAL戦とかKC戦とかTB戦の教訓。

・それを改善するためにはSのAnthony Harrisを時折上げることでBOXを重くするしかない。

・ターンオーバーが少ないのでなんとかしてください。とはいえ直近2試合で4TOは大したものなのでこの調子で。

・TB戦ではちょくちょくZone Blitzを仕掛けているのを拝見したが、効果はほぼなかった。だけどそれでいいと思います。Offenseのペースを乱すということは重要だと思います。

・いろいろ考えたが、要はSの配置だけの問題なような気がした。若干コンサバに過ぎるのでこの点にしっかり変更を加えていただければ。

・ただし、そうすればたまに大ケガを招くことになろうかと思うのでOffenseにもう少し自信が出てくるまではこのままなのかな、という気もしてます。

 

■ST
良いと思います。

・Reagorはリターナーとしては割と有能だと思っているのでPRだけでなくKRにも任命したのは良い判断だと思いました。

・CAR戦のパントブロックは最高。

・SFから来た新STC Michael Clayは有能。

・ちなみに去年まで8年在籍していたクソSTC Dave Fippは現在DETでSTC。Week8のもう一つの見どころ。

 

その他、序盤の反則の嵐も少し収まってきたようなのでここは一安心。

そして、いろいろなインタビューを見ていると、選手のなかではErtzがいなくなったことが少なからず衝撃をもたらしている様子。
彼のことを考えるときに文化的な面を考える視点が抜けていた。いなくなって初めて気づく。やむを得ない別れだったとは思うが今になって寂しくなってきた。

 

結局Hurts見極めのシーズンであるという位置づけは変わらないが、一方で主力選手たちはそんなシーズンでも一つ歳をとるので勝てるものなら勝っていきたい。タンクをするにはこのリーグは選手生命が短すぎる。
何が言いたいかというと、ノートレード条項があるWatsonにHOUはトレード先のお伺いを立てなければいけないそうだが、一度PHIはトレード先として"NO"と言われているそうなのであいつが来る可能性は低そう。現時点では。
だから今年勝つためにもHurts頑張れ。

Ertz

2020シーズン開幕直前に契約延長関係で揉めて以来、トレードの伏線は綱引きの綱ぐらいぶっといのが何本か張られていた感じだったので覚悟済みだったし、なんならさっさとすっきりさせろよとは思っていたZach Ertzのトレードが実現。相手はARZ

2020開幕前にKelce弟KittleというTE業界の二大巨頭が年15M近辺の契約を結んだことで同等の契約を要求。そしてフロントと衝突。一時はフィールドでRosemanと怒鳴りあっていたという話もあった。そして迎えた2020のケガと成績不振で放出がほぼ確定していたErtz。

個人的には前述のTE二大巨頭と比べるとKelceの爆発力もKittleの万能感もないのに何を寝ぼけたことを、と思っていたが、まあこの結論なら本人もチームも先方も納得できるという良いエンディングだったのではないでしょうか。

 

内容は、
ARZZach Ertz2022 5巡+CB Tay Gowan(2021 6巡):PHI
どちらも得たものを並べています。

 

2013のドラフト2巡35位指名。StanfordからPHI入り。もうすぐ31歳。
とんでもなくハズレばっかりだった2013ドラフトにおいてLaneの後に指名された男。GB(3巡Tretter・4巡Bakhtiari)とかKC(1巡Fisher・3巡Kelce弟)も当たりだとは思うが、すみませんPHIがこの年のドラフトでは優勝とさせて頂きたいと思います。

 

■記録
2013 16試合 3先発 36捕球 469yds(Avg.13.0yds)4TD
2014 16試合 5先発 58捕球 702yds(Avg.12.1yds)3TD
2015 15試合 7先発 75捕球 853yds(Avg.11.4yds)2TD
2016 14試合 12先発 78捕球 816yds(Avg.10.5yds)4TD
2017 14試合 13先発 74捕球 824yds(Avg.11.1yds)8TD
2018 16試合 16先発 116捕球 1,163ydsAvg.10.0yds)8TD
2019 15試合 15先発 88捕球 916yds(Avg.10.4yds)6TD
2020 11試合 11先発 36捕球 335yds(Avg.9.3yds)1TD
2021 6試合 3先発 18捕球 189yds(Avg.10.5yds)2TD
通算 123試合 85先発  579捕球 6,267ydsAvg.10.8yds)38TD

惜しかった。非常に惜しかった。結局先に殿堂入りしたHarold Carmichaelの持つフランチャイズ記録は塗り替えられなかった。
579捕球は僅差で2位(Carmichaelは589捕球)、6,267ydsは5位(Carmichaelは8,978yds)というもの。

今は不動産王を目指しているBrent Celekから2015ぐらいにTE1を奪い、2016のWentzの加入以来彼のお気に入りのターゲットになり、2017~2019まで3年連続でプロボウル選出。キャリアハイは2018。この年が唯一の1000ydsシーズン。

 

■Ertzの現在地点
タイプとしては、QBから一番近いところで頻繁にオープンになっているポゼッションレシーバー。
堅実ではあるが爆発力というものはプロ入り以来見たことがない。6-5というサイズも圧倒的に高い、とかそういうものではなく、エンドゾーンでも平面的に勝負するしかない選手。

上の表でもわかるが、2020に成績は急降下。ポゼッションレシーバーとしてもあまりオープンにならないし、飛んできても落とすし、というシーンが目立った。

何が衰えたか定かでない。Wentzの劣化も合わさったのだろう。

キャリア最悪の出来だった2020のあと、結局ロスターに残ったまま良い状態でキャンプ入りした2021シーズン。リハビリが順調に進んでメンタル面も復活したと本人が述べていたので期待はしていたが、残念ながらここまで特に見るべきものはなし。というか最近は落球ばかりが目立っていた。

はっきり申し上げるとGoedertを一人立ちさせるうえで、うまく両立させられているとも思えていなかったのでこれでようやくすっきりするな、という感想です。

Kingsburyは"うちのスキームにハマる"ということを述べられているようなので心機一転がんばってください。

 

■トレード相手
このオフのリハビリも元PHIのチームメイトで現ARZのJordan Hicksの家に奥さんと一緒に住み込んでやったということ、Ertzの奥さんとJJ Wattの奥さんがサッカーのチームメイトということや、故郷のカリフォルニアに近いことなど、彼にとってARZはやり直しの場としてはこの上ない理想の環境。復活を期待しております。

他に名前が出ていた候補はBUFとINDだったが、前者はDawson Knoxが本格化し始めたっぽいこと、後者はさすがにもううちにくれる指名権がないだろうということからそれぞれなさそうだと思っていた。

前述のErtzとの関係を考えると、トレードという方法での放出としては最大限PHIもErtzに配慮したっぽいにおいがあり、円満退社ということにはなるのでしょう。

 

■対価とPHIに残されたもの
5巡+Tay Gowanという対価については、先方がTE1であるMaxx Williamsを喪ったあとだということを考えるともう少し積んでもらっても良かった気がするが、昨シーズン直後に思っていた6巡ぐらい、という個人的な思いと比べると5巡1個でも結構だったところに若いCBがおまけでついているので上出来。

よくやったなRoseman、という気持ち。本当に欲しかったのは上に出てきたHicksだけどな。というかキサマLBには投資しないというそのクソみたいなポリシーをいい加減になんとかせいよ。まあ一度はトレードブロックに乗ったとはいえARZ的にHicksは結構重要なのではなかろうかと匂っていたところなので出てくるとは思ってなかったが。そもそもなんでトレードしようとしたのかも今となっては謎。

サラリー周りで言うと、ARZはErtzのベースサラリー5.7Mを引き受けていただける様子。PHIは2021と7.1M・2022に3.5Mのデッドマネーを背負うことになる。これにてPHIの2021のデッドマネーは57.7Mという天文学的な数字に。ついでに言うと現在IRが20.2Mである。こんなチームより成績が下回るチームが仮にあるとすると、それは恥です。31チームは奮起してください。ちゃんと調べてないけどこんなに金を無駄に遣っているチームはほかにないはず。

Tay Gowanについて。

2021のドラフト6巡223位。2020はシーズン開幕前に第1子が未熟児として生まれたこともあってオプトアウト。幼少期にホームレスも経験したという苦労人で、2016にMiami(Ohio)に進学。その後1年コミュニティカレッジを経験し、2019にUCFに転校。

実績はほぼUCFでの2019のものしかないが、その時は12試合出場(9先発)で31タックル10PD1INT。

ドラフト時の評価としては"デカいしそれなりにボールスキルはあるが、ちょっと時間かかりそう"というもの。結構。もとよりカレッジであまりプレーしていないという実績を見ると時間がかかるのは織り込み済み。実際ARZでも出場機会はなかったとのこと。来年Nelsonの後にハマっていただければ結構。

そういえば4巡で指名したMcPhearsonはどんな感じなんだろうか。D#スナップは"2"だと聞いていますが。

 

■残ったTEたち
このオフというか去年のシーズン終わりから"2021にErtzはいない"と織り込んでいたかのような動きを見せていたのでここの心配は全くない。Tyree Jacksonという大器(予定)も見つけているし。

今の体制は以下の通り。
TE1:Dallas Goedert
TE2:Jack Stoll
TE3:Noah Togiai
IR:Tyree Jackson

いま間違いないのがGoedertの出番の増加。機会をErtzと分け合うのがもったいないと感じていたここ1年ちょっとだったので来週から非常に楽しみなところ。

そして以前から100万回ぐらい申し上げているTyree Jacksonへの期待感。良いキャンプを過ごし、なかなかのプレシーズンを過ごしたこの男の存在もErtz放出の背中を押した要因の一つになったことは間違いないでしょう。そろそろ復帰できるのではないか。楽しみが止まらない。

Goedertの契約延長の話も、"Ertz不要"を確定させてトレード価値を落とすことを気にせずに済むので今後は進めやすくなるでしょう。

 

■謝辞
2020最終戦後の涙の記者会見以来もうお別れは済ませていた。
とはいえ奥さん共々長くフランチャイズの顔として貢献著しかったErtzへの気持ちは、公式が投下したこの画像に凝縮されている。

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一番の思い出であるSB52のTDキャッチも貼っておきましょう。

 

8年ちょっとの間ありがとう。新天地での活躍を期待してます。

 

そういえばKelceの髪色はどうなるのだろうか。

2021 Week6 vsTB感想

感想と銘打っているので感想をひとこと申し上げると、「たいくつ」。

SBを狙っているがケガが多いチームにふさわしく、先方はゲームの半分をさっさとクロージングさせることだけに集中していた。気持ちは半分ショートバイに取られていたのではないか。

そんな相手に最後食らいつく姿はさながらうるせえ野良犬のよう。

 

結果PHI 22-28 TB

KC戦同様最後に帳尻合わせが入ったが実質的には7-21で折り返した3Qスタートのシリーズが3凡で終わって直後にTDを取られた時点で見るべきものは終了していた。

 

■主なスタッツ
<Offense>
投げる人
#1 Hurts:12/26(46%115yds 1TD 1INT LG25yds レーティング55.8 サック2回2yds

走る人
#26 Sanders:9回 56yds(Avg. 6.2yds)LG 23yds 0TD
#1 Hurts:10回 44yds(Avg. 4.4yds)LG 11yds 2TD

捕る人
#16 Watkins:3/5 44yds (Avg.14.7yds) LG 24yds 0TD
#6 Smith:2/4 31yds (Avg.15.5yds) LG 25yds 0TD
#86 Ertz:4/6 29yds (Avg.7.3yds) LG 16yds 1TD
#26 Sanders:2/4 10yds (Avg.5.0yds) LG 6yds 0TD
#14 Gainwell:1/2 1yds (Avg. 1.0yds) LG 1yds 0TD
#18 Reagor:3/0 0yds (Avg.0.0yds) LG0yds 0TD

<Defense>
パス:34/42(81%)297yds 2TD LG27 1INT レーティング102.1 サックなし
ラン:31回100yds (Avg. 3.3yds) LG 20yds 2TD

 

<Special Teams>
蹴る人
#4 Elliott(K):FG 0/1(0%)失敗:46yds・ XTP 2/2(100%)
#8 Siposs(P):5回220yds(Avg.44.0yds・NET39.8yds)LG55yds Inside20:0

走る人
KR なし
PR Reagor:1回0yds(Avg.0.0yds)LG 0yds 0TD

 

<Penalties>
Offense:1回15yds
Defense:2回16yds
ST:1回10yds
合計4回41yds

 

■悪かったところの羅列
<Offense>
SirianniのGame Plan。
「最悪の場合先週と同じ」と戦前に危惧した通りの結果に。まあ厳密に同じだったかわからないが、本当になんの進歩もなかった。
申し訳程度にRunのコールをするが、その1回が出なければこれにてそのシリーズのRunは終了。結果して前半は"RBのランが1回1yd"という地獄のスタッツに。そら相手に30分のうち21分以上もボール持たれることになる。D#は過重労働。

・最終盤にSandersに連続してロングゲインが出て現地観客は沸きに沸いていたが、この時点でもうTBはほぼプリベントだったのでBOXがスカスカになってランが出るのはほぼ当然の状況。その状況をどうやって作るのか、どうすればBOXの人数を減らせるのか、という点でSirianniはもう少し工夫していただきたい。

・その答えはたぶんRPOのように平面でわちゃわちゃすることではない。

・ここまで観た印象では、去年もちらっと感じたが、Hurtsはその経歴からすると意外だがRPOのリードが下手。だから選択をことごとく間違える。

・クイックリリースができないと難しいスキームにおいて、それがちょっと苦手な男に強要し続けるのは"選手のタレントを活かす"を信条にしているあなたのやることとも思えない。

・ここは異論等多々あろうかと思うところだが、個人的にHurtsは"スクランブルという武器を持ったポケットパサー"というほぼWentzと同じ路線、最高到達点はRussell Wilson、という道でしか生き残れないと思っていることもあるので、一刻も早くそちらに方向転換を。

・そうするためにはOLももうちょっと改造が必要。OLCとしてのStoutlandは大好きでもRun Game CoordinatorとしてのStoutlandはあまり好きではない。なぜならランプレーのタイミングが全部一緒だから。そのあたりの工夫も合わせてお願いしたい。引き出しは豊富に持っているはずなのでSirianniはちゃんとStoutlandを使い切るように。

Hurtsのパスチャートは以下。左に逃げると決まらない・フィールド中央が使えないというこれまでの悪い傾向がなかなか顕著に出ていると思っており、Hurts本人の問題もあろうが、プレーコールの改善でもう少しなんとかならんだろうか。このままではDeVontaという宝の持ち腐れ。

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・あのINTは完全にHurtsの責任。バックショルダーにしてもリードボールにしても中途半端。どちらかと言うと左のDeepに良いイメージがないのでしっかり練習してください。

・そういえば戦前にご提案差し上げた2TE隊形でプロテクション増やすというやつ、2回ぐらいやってましたね。1回はReagorの50ydsDPIゲインのプレーだったはず。ああいうのもうちょっとやってほしかったです。

DillardBarrettに結構やられてなかったかね?ちゃんとしてくれないと4巡が手に入らなくなるじゃないか頼むよ。あと、一度Gholstonのエンクローチメントになってたプレー、先に動いてましたよね?バレなかったからいいけど気を付けるように。

JJAWがフィールドに出るとブロッカーとしてしか使われないの、あれバレてると思いますよ?たまにはパスコースに出してあげては?もちろんスタッツをつける必要はこれまで通りありませんが。

 

<Defense>
・プレッシャーかからず。

Blitzで何とかしようとする姿は見えたが、TBのOLは想像以上にカッチカチ。

・メインのLBはSingletonだったが、"2HighのSとDLのラッシュの間"という広大なエリアをカバーするのはなかなか難しく、KC戦同様チェックダウンがバシバシ通る結末に。まあ大ケガはないんだろうがなんだか同じ景色ばかりになってみているほうは退屈である。そしてそれが10ydsぐらい毎回進むとなると尚更。Singletonはタックルが弱い。せっかく捕まえても倒すまでに3ydsかかるとなるとしんどい。

・PHIのLBに必要なのはDevin WhiteLavonte David

・先週の試合で一番の収穫だと思ったDavion Taylorだが、プレーアクションに思いっきり引っかかったタックルミスしたりと今日は散々なやられようでしたね。だけどWilsonよりは良かったと思うしあいつの出番を着実に奪っているようで何より。ここから何かを学んで成長いただきたい次第。

Averyの反則で試合は終わった形だが、あの展開でフラストレーションが溜まるのはよくわかる。今日も元気にTB12に余計なことをしていたどっかの96番と違って常習犯ではないので今回は不問に付す。反省はしなさいよ。

・きょうの96番はランストップがちょっと良かった。

 

<ST>
・序盤のSipossのPuntが短かったのは地味に痛かったです。風も強くなさそうだったのでもっとちゃんとしてください。

Elliott。得意の水差しが発動。まあ大勢には影響なかったろうが46ydsぐらいはちゃんと決めてください。

 

<その他>
・審判よ、あのReagorのやつとWatkinsエンドゾーン内はDPIだよ。目ついてんのか。

・審判よ、あのEppsのやつはINTだよ。目ついてんのか。

 

■良かったところの羅列
<Offense>
Watkins。ナイスキャッチ。いつの間にあんな足の残し方できるようになったのかね。感無量だよ。あとはINTを防ぐための技術を身につける必要がありそうですね。DeVontaが今日も良いプレー見せていたので彼から学んでくださいませ。

<Defense>
Maddox。ランディフェンスもパスカバーもいいですね。やっぱりそこが天職だったのか。この調子でよろしゅう。

Jackson。結構出番が増えているのはよろしい。もしかしてKerriganを抜いたか?この調子で頼みます。

 

■その他
・今週は選手の実行面というよりプレーコーラーとしてのSirianniがダメすぎたという理解をしております。幸いにして、ショートバイを迎えて、次戦@LVまでは結構時間がある。その間にもう一度頭の整理とかお願いします。大体シーズンの1/3程度を消化してWeek14のバイウィークまで残り1/3強ですからいい機会。

・収穫というにはレベルが低いが、ペナルティは今週4回。6回だった先週からさらに減少。ここも勝つためのスタッツなので毎試合10個ペナルティ貰っても勝てりゃいいとは思うが、ただでさえ弱いチームが自ら下がる距離を減らすのは重要だと思いますのでこの調子で。

・現地11月2日のトレードデッドラインに向けて、PHIにも触手が伸びているという噂。いま聞こえているターゲットはGoedertErtz。まあ足元で出ていかれたら困るのはGoedert。だけどTyree Jacksonという隠し玉(超が付くほど未知数)もいずれ復活するので対価次第では考えないでもない。少なくとも2巡以上はいただきたいです。

・今日の試合の収穫という点では、こんな試合でも誰もケガしなかったこと。

 

これにて2勝4敗。

ですが、今から無残な敗戦の直後に頭おかしいこと言います。

SF・@DAL・@CAR・TBという開幕前に地獄に見えたスケジュールの山場はこのTB戦だったと思っており、もちろん来週のLVも十分に難敵ではあるが、以降DET・LAC(無理)・DEN・NO・NYG・NYJ…と比較的ラクにはなっていく。
実は今後の相手について、この時点で負けを織り込んでおく必要がある相手はLACだけということになり、この胡散臭い皮算用によると、それ以外にもう一つ事故で負けたとしても11勝6敗という可能性はまだある。

まあこの計算もSirianniHurtsとコーチ陣がこの苦い敗戦をどこまで活かせるか次第。頑張ってください。

2021 Week6 vsTB展望

悩ましい。
こんな序盤に考えることではない気もするが、嫌な気がしている。
もしかして、DAL貴様らSBに行くつもりではないだろうな?

自力では止められないPHIに残された選択肢は、対抗馬の第1シード獲得をアシストしておくことの他にない。

そういう意味ではこの試合に勝っちゃうとDALを利することにはならないだろうか?

 

■Transaction
Week5の試合後の激痛を伴うTransaction。

<OUT>
COVIDリザーブ入り:TE Dallas Goedert

現地月曜か火曜か忘れたが初日の練習を体調不良で休んだあと、まさかのCOVIDリザーブ入り。ワクチンは打っているっぽいので多分陽性。
24時間以内に2回陰性とならないと復帰できないようだが、まあ難しそうだし復帰はしても使い物になるか不明なので期待はしないでおく。
しかしチーム随一のクラッチレシーバーを欠くのは格上挑戦に向けて痛すぎる。

 

■Injury Report
<PHI>

Week5から追加のケガ人なし。Laneは今週もOUT。"Personal Matter"でIR入りとかって出来ないんですかね?

 

<TB>
どうやらここが泣き所の様子。

OUT
LB Lavonte David(足首)
TE Rob Gronkowski(肋骨)
S Antoine Winfield Jr.(脳震盪)

Questionable
C Ryan Jensen(ケツ)
DE Jason Pierre-Paul(肩とか)
DE Patrick O'Connor(ふくらはぎ)

先発3名が不出場の予定。Gronkは言うに及ばずLavonteが出てこないのも大変ありがたい話。

WinfieldのSというかDBも野戦病院と化しているようでIRには開幕時の先発CB2名(Carlton DavisSean Murphy-Bunting)が入っている様子。

そういえばTB12がリストにいない。指は治ったのか。治癒が早いジジイなんて聞いたことない。

 

■マッチアップ
<PHI Offense>
・OLの並びはWeek1-2以来となる2週連続の固定となり、左から
DillardDickersonKelceDriscollMailata
となる見込み。

・Dillardも先週は良かったっぽいので懸念は先週2サックのMailataのところ。とは言え修正というか慣れもあるのでさしたる心配はない。この並びを見ているだけでは。

・しかしマッチアップを見ると途端に不安になる。
SuhVita VeaGholstonJPPBarrettという去年のメンツに加えて当たりっぽいルーキーのJoe Tryon-Shoyinka
どういうつもりなんでしょうか。全試合コンスタントにサックを挙げているこのユニットが頭痛の種。

・このDLだけではない。もっと問題なのはDevin White以下どこからでも飛んでくるBlitz。Todd BowlesのD#は観ていて楽しいから好き。対戦相手じゃなければ。

・このオフのHC選考でBowlesとインタビューしたと聞いたときはヒヤッとした。NYJ時代を見ていると多分HCとしては無能だから。PHIの地元Temple大出身のBowlesとPHIの付き合いは2012に遡る。Andy Reid最終年にDBCとして入閣し、悪名高きクソDCだったJuan Castillo(これについてはこんな起用をしたReidが全面的に悪い。来年StoutlandをDCに起用されたら憤死しかねないのと同じ。)のカットのあと暫定DCに。最終的にパスD#を9位にまで押し上げるが、Reid体制崩壊のため1年のみのお付き合いに。

・Bowles D#をデフォルメしてお伝えすると、とにかくBlitzとマンツーマン。

・そんなD#においてCBが相次いでいなくなる辛さは想像に難くない。結果してPass D#が32位でRun D#は1位といういびつな仕上がりに。許した失点は20位で21位のPHIとほぼ同等。

・さて、じゃあどう攻めるかというところだが、CAR戦についてはマンツーマンが多い相手のD#にビビったSirianniが異常にスクリーンプレーをコールするという結果になったそう。だから最悪の場合先週の焼き直しであるスクリーンだらけのクソOffenseが展開される可能性がある

・希望を述べるなら、Lavonteの不在がどれほどの影響になるかわからないが、まずはランオフェンスをちゃんと試していただきたい。

・それが効かないのなら、パスがメインになる。だけどGoedertがいないのでどうせTEへのパスは期待できない。だが敢えてStollを多めに起用して2TE隊形で相手D#を重めにしておいて、プロテクションの人数を増やしたうえでHurtsDeVontaWatkinsGainwellに託す、というのはいかがか。先方のDBのメンツは落ちているのでやれなくはなさそう。2サックぐらいはされるだろうがパスで打開していくべき試合な気がする。

・若者には試練が必要です。今週はあんたたち4人でなんとかしてらっしゃい。

・Week3のLARというかMcVayWhiteLavonteのLB陣を綺麗に消し去ったと聞いているがどうやったのかの詳細は不明。そしてそれがわかったとてたぶんSirianniにはできない。だから若者のタレント力で勝負しましょう。

 

<Mailata PROBOWLへの道 6/17>
・こうなったらRTでプロボウルを目指そう。マッチアップはたぶんBarrett。サックリーダーにも輝いたこいつをプライムタイムで完封できれば逆転プロボウル選出の目は十分にある。

・課題は先週同様スピードラッシュへの対応。やってくれそうな期待はある。

 

<PHI Defense>
・先に嫌なことは全部出しておく。
TB12のレギュラーシーズンのPHI戦は4勝1敗で、@Lincのキャリアスタッツは3試合で3勝6TD0INT。木曜の試合は13勝3敗。

・2Highで構えるGannonのD#だとロングパス一発TDが少なくなりそうではあるが、ショートパスを繋がれたりランアフターキャッチでとんでもない距離走られたりするしプレッシャーが上手くかからなければ延々Offenseのターンということになるよ、というのが特にKC戦での教訓だったと思っており、これを活かすなら先週のようなディスガイズをちょいちょい入れてカバレッジでハメにいくようなことがなければおかしい。

・リーグ26位のTBのランオフェンスだがOLは悪くないメンツだと思っており、ゴリゴリやられると嫌なイメージはある。あまりそれはしてこなそうだとも思っているが、序盤にしっかりランを止めておくことこそ肝要。なので最初からWilsonは下げてDavion Taylorで行きましょう。そして最後までWilsonはベンチで冷やしておいて結構。

・先方のWR陣はMike EvansAntonio BrownChris GodwinTyler Johnson。TEはO.J. HowardCameron Brate

・対するはSlayNelsonMaddox。先週非常によくできたユニットだが今週の負担は5倍増し。先方があまりHowardを使っていないこともあり、Brateはちょっと怖いがGronk亡きいまTEが止まらない未来はあまり見えないのでWRをなんとかCB陣で抑えられればなんとかなるかも。

・DAL戦とかKC戦のように成功率80%とかになってしまうのは避けたいが、避けられないにしてもターンオーバーはなんとかお願いしたいところ。とはいえMcLeodの調子も上がってきてそうだしHarrisはたぶんいい感じなので期待感がないと言っては嘘になる。

・スキームの基本はHigh-Lowのコンセプトだと思っているし、それにBunchフォーメーションなんかも効果的に織り交ぜてくるようなのでゾーンカバレッジだけでは限界がありそう。良い感じでマンツーマンも混ぜてあの老練なQBにちょっとでも混乱いただければ幸い。

 

■見たいもの
・前任者Pedersonは木曜試合で6-0という驚異的な数字を残している。そのうち開幕戦が1試合あったので、ショートウィークという意味では5-0。木曜を大の苦手としているNYGが2試合あったことを差し引いても立派な数字。果たしてSirianniはどこまでのことができるだろうか。

・ショートウィークの結果はHCに依存するところが多いと思っており、Chipは1-2、SF時代を入れると1-3と苦手にしていた。ちなみにSirianniの師匠のReichは1-2。割と苦手な部類っぽい。

・ショートウィークの試合の極意について、Pedersonは"GamePlanをシンプルにしてトレーニングキャンプからやっているような慣れ親しんだプレーを増やすこと"だと述べている。「なんで準備が1日の試合ではちゃんとできるのに日曜になったらあんたは上手くできないの?!」とPedersonを手厳しくいじったのは奥様だったか。

・とにかく考えすぎるとよくないというのが教訓。そしてこの試合のGamePlanはCAR戦に勝利した夜、Sirianni家で作成済みだとのこと。

・彼があの日の試合をどう捉えていたかによって、もしかしたら同質のOffenseが展開されるかもしれないというのは前に述べたとおり。そうではないことを願いたい。

・プレシーズンでいうと、RBの使い方が今よりもうちょっと効果的だったような気がするので特にGainwellを中心に粘り強く使っていただきたい。

 

公式パワーランキングでは3位と20位のマッチアップ。専門家も全員がTBをピック。PHIは6試合連続のアンダードッグ。

MNF@DALのような虐殺映像が全世界に配信されることを覚悟しているし震えてはいるが、心のどこかではやってくれるのではないかという期待もある。どうやるのかはわからないけど。

目指せホーム初勝利。

 

GO BIRDS!!

2021 Week5 @CAR感想

うむ今週も酷く退屈なOffenseだ何のために早起きしたんだよ今日は忙しいんだよ。と思いながら3.5Qを過ごした。

そして気が付けば勝っていた。
本当に不思議な勝利。

 

結果PHI 21-18 CAR

 

■展開の振り返り
・PHIボールから始まった試合はこの直近2週に引き続いてまるで2ポゼッションビハインドから試合が始まったのかと錯覚せんばかりの怒涛のパスとスクリーンで見事3凡。MailataをRTに起用するというクソ采配が実ってBurnsに瞬殺されるシーンが目に入るなど不安な立ち上がり。

・クソOffenseとSipossのしょぼパントでちょっと悪いフィールドポジションから始まったCARのシリーズはSingletonのフェイスマスクの反則とSweatコンテイン無視のラッシュからスクランブルでまあまあゲインされるなどの統率の欠如したプレーから2回フレッシュされてFG。ただし、Gannonの名誉のために付け加えておくなら、パスカバーのディスガイズとかあんまりWilsonを出さない選手起用とか、それなりに成長の跡は見えた。(0-3

・再び恐ろしいほど見るべきものがなにもないOffense(もちろん3凡)のあと、目の覚めるようなSipossのナイスパント(64yds)で自陣4ydsから開始したCAR Offenseの2プレー目。第5子(!)が誕生したばかりの"Big Play Slay"による値千金のINT。Darnoldの完全なコントロールミスだったが捕ったSlayはお見事。残念Pick6とはならず敵陣10yd地点でDownとなりそこからのOffense。これまで散々だったし、いきなりWatkinsへのスクリーンが5ydsのロスで始まるなど期待感は薄かったが、そこから3rd&12でなんとかDeVontaに10ydsのパスを通して4th&Goal(2yds)で再度DeVontaを狙ってスラントルートを通してTD。と思いきやWardOPIで10yds下がってFG。これで今季たぶん4回目ぐらいのペナによるTD取り消し。(3-3

・返しのCARのシリーズはHubbardのロングゲインなんかもありあれよあれよとGoal前に。最後はNelsonHarrisAndersonに気を取られてTE Trembleをフリーにする痛恨のミスでTDを献上。(3-10

・その後は排泄物かと見紛うばかりのOffenseと、Hargraveの6つ目のサックなんかがあったが、総じて退屈していた2Q中盤。Punt隊形でのJJAWのブロックミスからあわやブロックされそうになりSipossが外に蹴り出したっぽいPuntとなって自陣からのDefense。そこでSingletonD.J. Mooreへのアンネセサリーラフネスが炸裂してGoal前へ。ここはSweatのナイスサックが出てなんとかFGに抑える。(3-13

・OffenseというかSirianniそろそろええ加減にせいよと思っていた2Q残り2:35からの返しのシリーズ。Reagorのクソ判断で自陣16ydsからとなったOffenseの1stプレーで見事にKelceHurtsの頭を越えるスナップでSafety。重なれば重なるものですね。この試合のやめちまえ指数はこの時点がピークでした。それでも観るのやめようと思わなかったのはやはりDefenseがよく止めていたから。(3-15

・続くCARのシリーズは何とか止めたが2Q残り0:31で自陣16yds。もうニーダウンでいいよと思っていたがここからReagorDeVontaに立て続けにミドルレンジのパスを通してあっという間に敵陣侵入。Hurtsが奥でガラ空きになっていたWatkinsを見落とすという痛恨のミスでTDにこそならなかったが、Elliottが58ydsを沈めて何とか加点に成功して後半へ。終わってみるとこの58ydsFGは本当に大きかった。(6-15

・後半はますますDefenseにエンジンがかかり、96番のナイスパスラッシュやCoxの待望の今季初サックなどが飛び出す。しかしOffenseは引き続き形容しがたい何かを見せ続け、頼みのDeVontaまでFumble Lostをかます始末。時間は前後するがDeVontaのFumbleで攻撃権献上→Coxのサックで3凡に追い込む→最初のプレーでINT。という一連には本当に笑っちゃった。真剣に棄権すればいいと思った。
その流れを変えてくれたのはSlayの2つ目のINT。そして3Q終わり際に飛び出したWatkinsの53ydsレシーブ。その後DPIとスニークで何とかTD。(13-15

・基本固いDefenseだったが、返しのシリーズではあっさりとやられて、というかHubbardがまたしても止まらずFG。(13-18

・4Q残り8:29で迎えたその後のOffenseシリーズ。ここでなんとか、と思ったが無念Ertzのドロップで4thDown失敗。試合残り5分半だがここで終わりかと思ったところ、なぜかCARが付き合ってくれて3凡に。そしてこの日最高のプレー、T.J. EdwardsのPunt Block
敵陣27yd地点からのOffense。うーんBradleyよボール押さえるだけじゃなくてリターンしてTDまで持っていってくれよと思っていたが、ここで頼れる男Goedertの20ydsレシーブで敵陣6ydへ。最後はHurtsが持ち込んでTD。そして2ptもDeVontaに見事通して逆転に成功。(21-18

・残り2:38からの返しのCARのシリーズでは3rd&ロングでパスを通されて嫌な空気になった途端NelsonのINTが飛び出しPHIボールに。残り2:00でCARはTO3つ。うーんもうひと波来そう。と思ったPHI Offense。ここで、負けていれば戦犯になったであろうSandersがサイドラインを割るという高校生でも干されるであろうIQひと桁台のドアホウプレーを披露。しかも2回も。声出た。Sandersはベンチに下げられ大説教を食らう始末。もう今季残り試合出さなくていいよ。
最後はGainwellHurtsでいいランを見せて何とか1stDownを取って試合終了。

 

■主なスタッツ
<Offense>
投げる人
#1 Hurts:22/37(59%)198yds 0TD 1INT LG53yds レーティング62.7 サック2

走る人
#26 Sanders:11回45yds(Avg.4.1yds)LG18yds 0TD
#1 Hurts:9回30yds(Avg.3.3yds)LG14yds 2TD
#14 Gainwell:2回16yds(Avg.8.0yds)LG12yds 0TD
合計:22回91yds(Avg.4.1yds)LG18yds 2TD

捕る人
#6 Smith:7/8 77yds(Avg.11.0yds)LG17yds 0TD
#16 Watkins:3/3 48yds(Avg.16.0yds)LG53yds 0TD
#88 Goedert:2/3 28yds(Avg.14.0yds)LG20yds 0TD 
#18 Reagor:3/5 24yds(Avg.8.0yds)LG15yds 0TD
#14 Gainwell:1/3 8yds(Avg.8.0yds)LG8yds 0TD
#86 Ertz:1/6 7yds(Avg.7.0yds)LG7yds 0TD
#26 Sanders:5/5 6yds(Avg.1.2yds)LG6yds 0TD

<Defense>
パス:21/37(57%)177yds 1TD 3INT LG25yds レーティング44.5 サック3
ラン:30回109yds(Avg.3.6yds)LG26yds 0TD

<Special Teams>
蹴る人
#4 Elliott(K):FG2/2(100%)LG58yds・XTP1/1(100%)
#8 Siposs(P):6回276yds(Avg.46.0yds・NET39.5yds)LG64yds Inside20:1

走る人
PR Reagor:1回22yds(Avg.22.0yds)LG22yds 0TD
KR Reagor:2回46yds(Avg.23.0yds)LG27yds 0TD

<Penalties>
Offense:4回30yds
Defense:2回30yds
ST:なし
合計:6回60yds

 

■良かった人
チーム全体
勝ったから全員良かった、なんてヌルいことを言うつもりはさらさらない。だけど劇的にペナルティが減ったのは良かった。
これでも多い気がするが、1試合平均11個という水準できた我らにとって6個は奇跡の数字。今季最小。先方(9回69yds)より数字が良かったのも今季初。
DefenseはSingletonのクソペナ2発だけという顕著な改善ぶりだったので素晴らしいが、気になるのはOffense。というか今季何度も見たOffensive Pass Interference(シーズン2個目)とIneligible Downfield Pass(パスプレーでの無資格レシーバー主にOLのダウンフィールド侵入:シーズン5個目リーグダントツ1位)の反則。特に後者はこれだけ積み重なるともうプレーブックが悪いもしくは指導が悪いと思わざるを得ず、完全にコーチ陣の責任。何とかし給え。

DL陣
思い描いたサック祭りとまではいかなかったが3サックは素敵。それ以外にもプレッシャーはかかり続けていたので1試合ずっと期待感はあった。最近批判にさらされていたCoxだが、基本ダブルチームを引き受け、Hargraveダブルチームが行けばシングルブロックをあっさり押し込んでサック、という流れはお見事。テクニックなどない。あるのはパワー。
Sweatにサックが付いたのもよかった。しかしDEの2人に言いたいのだが、そう簡単にコンテインを無視するのはいかがなものか。SweatについてはCoxに「は?」みたいな仕草されてたのが印象的。ちゃんとしなさいよ。
Hargraveについては言うことなし。キャリアハイ(2018の6.5サック)に5週でほとんど追いついた6サック目。Garrett(CLE)がサックしたからリーグ1位には出られなかったのは惜しかった。

Darius SlayとSteven NelsonとAvonte MaddoxのCB3人
2INTのSlayと1INTのNelsonがちゃんとボールを捕ったから勝てたといっても過言ではない。手痛いタックルミスなどもあったがMooreAndersonMarshallのWR3人を9回86ydsは上出来。
これまであまり言及していなかったが、NCBとしてのMaddoxは是非契約延長をお願いしたい出来。今週も2QにあったAndersonへのあわや50ydsTDパスを叩き落したプレーは見事だった。あわよくばINTいけた気がするが。

Davion Taylor
2020ドラ3LB。本当はLogan Wilson(CIN)が欲しかったドラフトにあってなんでこんな素材を獲るのかと憤慨していた記憶はまだ新しい。それでも出番は少ないなかでキラリと輝くものを2020シーズン中から見せてくれていたのをこのオフに見直し、うむ今年は期待しようと思っていた選手。キャンプ中から評判は良かったがふくらはぎのケガで離脱し、ようやく最近本調子に。ちょいちょい試合でも姿を見た。
そしてこの試合ではWilsonに迫る24スナップに出場。その中で一番印象的だったのは下のプレー。画面下というか右というかのLB。プレーアクションに気づいた時のリアクションと方向転換のスピードは絶品だと思いました。ライブで見てるときはSが最初から下りてきてたのかと思った。

これ以外にもWilsonと違ってランプレーでOLとがっちり当たって処理できているプレーなんかもあり、現状このクソLB陣の中では一番観ていて楽しい選手。スナップカウント的には、Singleton>>AveryWilsonTaylorT.J. Edwardsという順番。いつの間にかT.J.を抜いた。
この試合もそうだが今季はSingletonも非常に物足りない出来であり、TaylorにはLB1を目指してほしい。
3巡という指名順位的には目指せFred Warner(SF)。今後も追っていきたい。

DC Gannon
クソ試合を2回続けてさっさとクビにしたら良いと思っていたらこの試合。Blitzの少なさは相変わらずだが、それもあくまで止めるための一つの手段。ちゃんと止めた試合については文句なし。この試合で良かったのはWilsonを干しかけている選手起用とS陣のディスガイズ。これは名DC。この調子でどうぞ。

Jake ElliottとST陣
ありがとう。あの58ydsがあったから勝てました。このキッカー受難Weekにあって見事な出来。
そして言わずもがなT.J. Edwardsのナイスなパントブロック。そしてPRのReagorも良かった。この試合の大きな勝因です。去年までのクソSTCおよびいるだけのST陣と比べると新鮮でしかない。

Quez Watkins
あっぱれ。あの53ydsレシーブもSirianniに言わせると「Hurtsオーバースローしたかと思った」とのことだったが投げられてからさらにギアを上げたのか最終的にはアンダー気味になっていた。なんたるスピード。前半終了間際のHurtsが気づかなかったブチ抜き案件も含めてディープはあんたに任せてるから引き続きよろしゅう。

Andre Dillard
大ケガなし。一度Mailataからサックされたプレーでしれっとやられているのを見た気がしないでもない。だけどPFF的にも良い数値だったようでトレードストックちょい上げ。

 

■悪かった人たち
Sirianni
<選手起用>
・懸念していたOLの並びを間違えやがった。Mailataとの契約延長はLTとしてのものだったはずだがそんな男になぜRTをさせるのか。実はRGをDriscollHerbigかで悩んだ結果Driscollを選択したのではないかと思われ、個人的にはHerbigでいいじゃないと思っていたのでRG Herbig・RT Driscoll説を推していたがまあRGとしてはDriscollHerbigだしRTとしてもMailataDriscollだったということでしょう。あとはDillardの見本市か。納得感はないけど。
Laneがこのままシーズンエンドという噂まであるなか、もしかしたら当面この並びで固定ということまであるかもしれず、そうなればMailataプロボウルという夢はますますしぼむ。
・もっとGoedert使え。あいつはクラッチ。だけどCOVIDリザーブ入りか。嚙み合わない。

<OC>
・とにかくランプレーをしてください。師匠のReichがあれだけ良いRunとPassのバランスでOffenseを組めるのにあんたにできない理由がない。
・無駄なスクリーンプレーをやめてください。こういうところだけReichの真似をするのはやめれ。
・RPOでBubbleのパスが増えているのだと理解するが、Deepのオプションが少ない故にDefenseとしては平面だけの展開を見ていりゃいいので守りやすかろう。RPOも少なめでよろしゅう。

Mailata
仕方ないよね。いきなりRTなんて。まあボチボチやっていってください。早くLTに戻れますように。

Sanders
上でも述べたが、ああいう勝ってる試合の残り2分で外に出ちゃうようなアホには怖くてボール持たせられない。確かルーキーイヤーの最後の方の試合では同じような状況で1stDownとったあと自らインバウンドでDownするようなクレバーさを見せてくれていたはずだが。勝ち慣れなさすぎてそういうところも忘れたのか。しっかり頼みます。

 

次はTB。というか前任者が6勝負けなしだったTNF。Bradyの木曜の勝敗は13-3。大得意。

だいぶ厳しいし負けは織り込んでいますが、先方も結構ケガ人が出ているようなので、勝てそうな局面でしっかり何かを見せてくださいませ。

ホーム初勝利はまたお預けかな…