個人的には、勝たれてもドラフトが…けどHurtsのせいで負けるのもなあ…と思って観戦していた。しかし実際に望みが叶ってみると腹立たしさしか残らない。
【本日のHurts】
Jalen Hurts:24/44 338yds 3TDのレーティング102.3 走る方が11回63yds1TD
良かったところもあったしもうちょっと何とかしてほしいところもあったけど決めるところをしっかり決めるという点では及第点ではないでしょうか。
Murrayとの対決という点ではHurtsの勝ちとしたいけど、QBの価値は勝敗で判断されると思っているのでこっちも1ポゼッション差。しかしやっぱり足があるのは本当に素晴らしい。
プレッシャー回避能力はWentzより遥かに優れているようです。何より0INTというのがいい。最初のセーフティはルーキーミステイクということで大目に見てます。
あとはDeepの精度のところ。先日見事にAFC EASTを制したBUFのJosh Allenがその点ルーキーイヤー以降グングン成長したのを羨ましく眺めていた者としては、Hurtsにも同じことができると思っている。この調子でがんばってほしい。
【本日のOffensive Lines】
懸念通り、RT Pryorのところがガバガバ。手元集計でたぶん6つぐらい浴びたサックのうち、4つか5つぐらいの原因はPryorのところ。
厳密にいうとHerbigとMailataも1つずつぐらい貢献してるけど。
そこ以外にも、今日は出せると思っていたランがさっぱり。
あらゆるところから飛んでくるLBとSに対してうまく対応できていなかった印象。Sandersは17回64yds。これでは組み立てとしてしんどい。
ただ、悪かったところは上記の通りながら、基本的にはパスプロテクションも安定していた。
Pryorのところも、残る控えは、Army出身でパスプロテクションに極大の不安を抱えるTothとカレッジ時代にはLT経験しかないPrince Tega Wanogho(PS)だけなので、残り2試合はPryorの成長を楽しむ時間としたい。
【即刻グアンタナモ送致】
Dave Fipp:
おなじみスペシャルチームコーディネーター。
今日は大暴れ。
1Qにはパントブロックを浴び、2プレー後にTD。
3QにHurtsのスクランブルでTDを取って同点に追いついたと思ったらホルダーのP Johnstonが頭部の負傷でOUTとなっており代役ホルダーErtzとLovatoの息が合わずTFP失敗。
これはLovatoのスナップが悪かったように見えたけど本職のJohnstonならなんとかできたのではないかとの現地解説。
これが決まってれば1点リード。それがあるのとないのとでは天と地ほどの差があるのではないでしょうか。
そして極めつけは4Q開始直後のAZのPuntでのギャンブル成功。
敢えて付け加えるのであれば、今日も今日とてKick Offリターンが全然ダメ。
Bostonがリターナーだったが平均18.8yds。触るなもう。タッチバックで25ydsまで行きましょうよ。PuntはWardでリターン記録なし。取るだけ。
前述したJohnstonのケガのあと、代役PはKのElliott。
ところがクソパントとクソタッチバックで平均38.3yds挽回にとどまったJohnstonを上回る38.5ydsの挽回(2回)。
これは一体どういうことなのか。不安定なスペシャルチームにあって、Johnstonだけは許そうと思っていたけれど、本当に彼と契約延長していいのでしょうか?LS Lovatoと合わせて未来がわからなくなった。
長くなりましたが、本日の敗因は全面的にスペシャルチームというかこの人の準備不足。
Jalen Mills:
唯一残ったDB陣の開幕スターター。
はいダメ。
タックルができない、ランプレーの潰し方を知らない。これではSを任せることはできない。
タックルはとにかく魚雷のように足元に飛び込んでいくだけなのでそこさえ交わせればいないのと一緒。1QのTE Maxx Williamsに許した42ydsレシーブもこやつのタックルミスのおかげで30yds余分に献上。
そして次のプレーでMurrayのTDラン。
3QにはランプレーでNRCと二人してオープンフィールドで何もせずただただ下がってくるだけで15yds超のゲインを許したプレーも。
あれはNRCがコンテインの役割なのだから貴様がブロッカーのFitzgeraldと勝負しないと誰も助けに来んぞ。高校生でもわかるプレー。
次戦からはCB Jacquet・Seymour、S Wallace・Eppsの並びでお願いします。
【網走送り】
Doug Pederson:
今日のクレームはOCとしてのものです。1stDownのゲインのあと、2nd・3rdと残ったショートヤードをなんの工夫もなくSandersに持たせてダメでした。という光景を2回ぐらい見た。
もっとかもしれない。
この傾向は今シーズンに限らずもうちょっと前からだったような気もするが、ショートヤードの取り方が独特。
もうちょっと応用が利かないものか。
Sandersの2pt失敗もそうだが、今日はインサイドがしんどいと判断するに足る材料は出きっていたはずなのに、とことんZone Readにこだわる。
だいぶ苦しんだショートヤードもう少し解決策を見出せていたら勝てたはずの試合でしたよ。
【敗戦における希望】
Michael Jacquet:
結果的にMurrayには406ydsのパスを通され、Hopkinsには9-146yds1TDと散々にやられたわけだが、それでも#38は素敵だったといいたい。
大体やられたのが、マンツーマンカバレッジでの場面であって、そんなものはSlayでもHopkinsに勝てない。
だけれどもゾーンカバーで臨んでいた場面では非常にいいプレーが目立った気がする。出色は1Q序盤のHopkinsへのファンブルフォースと2Q中盤のMurrayのサック(0.5個)。
PSから昇格して今シーズン初先発のドラ外ルーキー。思いがけない負傷者続出によってこういう選手を見られるのは楽しい。
あと2試合、CB2のニーズを埋められるようにがんばってくださいませ。
Jim Schwartz:
DBのケガ人でマンツーマンカバレッジが敷けなくなったこともあってゾーンカバレッジメインでの戦いに。
戦前にも期待したとおり、これでD#が前を向いてプレーする機会が増えたことが功を奏したのか、1INT2ファンブルリカバーの乱れ撃ち。
まさか3つもボールとってこれるとは思ってもみなかった。ゴール前で2つ程度あったので、14点を自らセーブ。
そのおかげで最後まで楽しめた。
Slayが戻ってきてもこれまでよりもう少しゾーンカバーの比率増やしてくれませんかね。
一方で、やっぱりDLの統率がイマイチ。オフサイド系の反則は2つか3つか4つか。
それで1stDownを献上したのも見た。
それがTDにつながったのも。
あるいはBarnettのレイトヒット。
こいつはケガするか余計な反則するかでしか目立てないのか。
こういうところの統率をしっかりしていただければ尚よい。
T.J. Edwards:
今週もいいね!
上では言及しなかったが、Jefferyが2回63ydsに加えてパトリックピーターソンからDPIを2回引き出して40yds前進。
なにがいいのかわからないけれども、やはりQB陣からの信頼は圧倒的にFulghamよりあるのでしょう。
いるからには是非戦力になっていただきたいのでこの調子でお願いします。
WASがSEAに敗れたことで、計算上プレーオフの望みはまだ残っている状況。
だけれども他力本願な状況ではあるのでもうそっちには期待しない。
DALもよくなってるっぽいので来週も厳しそうだが、Hurtsという力が加わったことで試合自体への楽しみは膨らむばかり。
DAL戦は純粋に勝ってほしい。