鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

直前の噂と同地区への私心のないアドバイス

運命のドラフトまで残り24時間を切った。そして不穏な噂に心がざわついています。

 

【噂①と同地区への私心のないアドバイス
1-12 Kwity Paye(Michigan)という噂。

これまでにもチラチラ名前が出ていた。そのたびにバカなのかな?と思っていた。その男がとうとうこの直前の時期に“PHIがいたく愛している”という噂とともに急浮上。
経歴も含めて明らかにBrandon Graham(Michigan卒・2011全体13位)の二番煎じ。サイズはほぼ一緒、身体能力はPayeが上、カレッジでの生産性はGrahamが上。うむ指名位置も似ることになる。
2019PSU、2020Minnesota、2020PSUと3試合分ちらっとみたけど…燃えませんね。いい選手ではあるんでしょうけど。身体能力の割にそれが試合の映像から窺えない選手はちょっと。ヒットが全然スムーズじゃないせいでとても下手に見えるシーンも多々あった。技術不足的な面もあるので引き出しが増えりゃ長く活躍できるんでしょうけどね。

チーム事情的にも、確かに層は薄いけど今年の1巡でいくポジションでもないし、そもそも1-12での魅力を全く感じない。2017の貢献と、11年目でのプロボウルという箔がついたことで今や許されているGrahamについても、指名から3年ほどはしっかりと「バスト」の烙印が押されていたと記憶している。

だけどこの直前の時期噂は信憑性が高い。

だから一つご提案が。

直前の11位をお持ちのNYGさん。お宅のEDGE陣は層が薄いみたいですね。2020は合計で2.5サックだと聞きました。

 Paye、いかがでしょうか。一つご検討いただければ。ただ、D#全体でいうと3-4の中3枚がかなり強力でありサック数も12位ということで可能性は低いのかもしれない。けどやって欲しい。Daniel Jones以来のやつお願いします。

 

【改めての期待と不安】
上記は冗談にしても、とにかく「何も考えないでほしい」というのがRosemanへの期待。
1-3がQB(Lawrence⇒Wilson⇒Lance?Jones?)、4がPitts、5がChaseという見方が広まりつつある現状、Hurtsとのタッグ再結成を熱望するSmithがPHIに来るシナリオへのハードルは、6位MIAと7位DETとRoseman。OLの在庫整理をしだしたMIAがSewellに素直に行ってくれるのであれば、DET⇒Waddleとなるのか。
ただ、DETはChaseのために4位へのジャンプアップを狙って失敗したという情報が出てきたのがちょっと怖い。Chaseがダメだとしたらその代替はSmithなのでは?と思わないでもない。
まあその場合はWaddleでいいです。素直に行きましょう。何も捻らずにね。

その他、攪乱要素として明日の場を賑わせてくれそうなのが、QB問題。
特にJustin Fields(OSU)。「てんかん持ち」という情報が出たのが1週間ぐらい前。本人は「フットボールに支障はない」と言っているようだが、果たしてプロはどう見るのか。QBがニーズで、上げてきそうだと言われているのがNE(15位)。9位のDENのBridgewater獲得の動きが何を示唆しているのかよくわからない今、実はFieldsが12位までスリップするシナリオは十分考えられるところ。

そしてここでもお願いがあります。

いかないでほしい。飛びつかないでほしい。Fieldsの能力の話をしているわけでは断じてありません。

似たような例があったのは2019のドラフト。PHIの決断は、ちょっとトレードアップしてAndre Dillardといういまや産廃となった男を獲得、というものだったわけだが、当時フロントは、“Dillardなんか落ちてくるわけない”という予想だったよう。予想がそうだったことは別に責めないが、その予想に基づいて、「さっさと消えると思っていたからあまり調査をしていなかったけど想定外にスリップしてきたから思わず飛びついた」というムーブを取ったことは絶対に許さない。
当時Dillardが懸念されていた「ノーパワー」というレッテルは、「ランブロックができない」という文脈で貼られたものだったが、蓋を開けてみると「パワーラッシュに対しても無力だったからパワーラッシュで全部崩されてサックを量産」というクソみたいな代物であった。まあこういうムーブをするGMは一人しか思いつかないわけですがね。

翻って2021。6位から落とした時点でもうQBという選択肢はないはず。ないのであれば、ないものとして何が落ちてこようがしっかりスルーしてほしい。
PHIというかRosemanはいかにも脊髄反射裏目に出るという星の下に生まれているので、ちゃんと調査して成算があるのであれば止めないが、そうは見えないので改めてお願いする次第。

 

【噂②】
“ドラフトウィーク中に出ていく“という噂が立っていたErtzの動向について。
相対的に1名を除いてTEが弱いクラスであるため、Ertzのプレゼンスは上がっている様子。これまでに、トレード相手としてお馴染みとなったINDをはじめ6~7チームが興味を示していたとのこと。
とはいえ当初Rosemanが要求していた“このドラフトの3巡”という対価はやや高すぎたよう。まあ3日目指名権ぐらいでどっかにいくのでしょう。
もとより5巡とかでもいいかな、と思っていたErtzの対価については4巡で御の字です。さすがにINDはこれ以上指名権くれないでしょうからそれ以外のARZとかLARとかなのかな。この辺はフラットに待ちたい。

 

ビッグボード通りに何も考えなければPHIは今頃もっといいチームになっていた。
というのが現地有識者たちの共通認識。さて、これにRosemanがどういう回答を突き付けるのか。

個人的希望は、まず12位ステイでSmith。両Alabama WRとSurtainとHornがいなくなるという展開次第ではダウンも可。その場合でも2-37とセットでWRとCBを1枚ずつ行っていただきたいというもの。20位まで落としたとしてもFarleyはやっぱりダメだという気持ちになった。なにやらもう一回手術が必要だという噂を聞いたので。
それ以下は、ローテーショナルな先発候補として2つある3巡でDT・EDGE、4巡以降は控えの増量にIOL・TE・WR・CBという構成でいかがか。
このドラフトの肝は2-37を握っていることだと思っているので、動くにしてもここは失わないでいただきたいという所存。

どうせこんな願いは全く叶わないと知りながら、明日の朝を待つこととします。