鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

Day6-Watsonへの脱線-

しょっぱなから脱線。

不穏な契約再構築以降、現地もいろいろ言われており、タイミングを同じくしてHOUで練習にQBとして参加しなかったのかさせてもらえなかったのかよくわからないが、RBに入ったりSに入ったりと奇妙な状況に置かれていることで再燃しているWatsonの話。

22件の民事訴訟を抱え、10人が警察に訴え出ているため刑事訴訟の可能性もあり、大本営も未だしっかりした調査が出来ていないWatsonの状況は、2件の性的暴行訴訟に対して6試合出場停止(のちに4試合に軽減)で済んだ古の某Big Benのケースより深刻なのではないかと愚考致しますし、そもそも噂どまりの情報しか出てきていないので確たる動きがあるまで当面は静観するということとしたいものです。

ただ、Rosemanが言っていた”再建”が「2021ぐらいエースQBが出場停止になってもその後のシーズンで勝てればよい」ということなら話は別。
そうなりゃRiley Cooper(筋金入りのレイシストと判明してから契約延長)、DeSean Jackson(ギャングとの黒い関係疑惑、その後レイシストに転向)、悪名高きDorial Green-Beckham(悪い人)などフィールド外での素行をあまり気にしない傾向にあるフランチャイズとしては飛びつく可能性も十分。

気になるのは、Watsonの裁判の宣誓が2022年2月以降に行われるということ。その結果をもって、ということでGoodellの裁定が22シーズン以降に適用されるようなことになれば目も当てられない。

まあ現時点のESPN情報では「興味津々な3チームのうちの1つ」とされているPHIも「裁判次第」という姿勢は崩していないようで、状況は不明のまま。

そんなことよりキャンプ6日目で初のフルパッド。
審判もついたようで次第に熱が高まるPHI界隈。

 

■本日のケガ人
OUT:
DAY-TO-DAY
RG Brooks:ハムストリング
TE Jason Croom:膝
DE Ryan Kerrigan:右手親指(new!!
WR Walker:足(new!!

WEEK-TO-WEEK
DB Meadors:ハムストリング
LG Seumalo:ハムストリング
WR DeVonta Smith:膝

LIMITED:
CB Shakial Taylor:下半身
LB Davion Taylor大腿四頭筋

 主な動きはKerriganの追加ぐらい。

 

■本日のHurts
練習序盤はひどい出来だったようだが、その後尻上がりに調子を上げ、7on7と11on11では輝きを見せる。
サイドライン際のJohn HightowerへのTDパスなんかは非常に美しかった様子。

そして熟成されるErtzとのホットライン。
やっぱりErtzはいい選手なんだな。
11on11でBlitzが入って逃げ場がなくなっても落ち着いてオープンになっていたErtzに通してロングゲインに繋げたのが今日イチのプレー。

2Minutesドリルが散々だったのが今日の反省点。

インタビューを受けたMullensによると、QBCは”クイックディシジョン”ということをとにかく強調しているようで、その点Hurtsも徐々に良くなってきているとのこと。

課題があるのは良いことです。 

 

■本日のLT選手権
今日はMailataが先発の日。
このLT選手権、現地記者たちも”フルパッドになりゃ動きも変わるし勝負はまだわからない”と言っていたが、今日もMailataの圧勝。
そりゃそうで、フットワークとテクニック勝負のDillardがパワーの要素が増すフルパッドで輝けるわけがない。

Mailataは11on11でDE Grahamをパンケーキ。ぐちゃっと潰すさまからそう呼ばれたとか呼ばれてないと。”アオテン”と言った方がいいか。
Bostonのロングゲインを演出した完璧なキーブロックも披露。
その他、もはや猛獣と化したSweatも危なげなく退けた。順調。Trent Williams(SF)とTyron Smith(DAL)が引退したらNFCのLTプロボウル枠Mailataで10年固いから25M×10年とかで今のうちに契約延長しといたほうがお安くないですかね?
Rosemanさんこちらの方をこそご検討をいただきたいよ。
まあ1on1でBarnettに一度スピンムーブでやられたようなのでこれ系のトリッキーラッシュに対してはまだまだ向上の余地あり。

Dillardは11on11の2ndチームで、Sweatに対していいランブロックを見せるが、次のプレーでまさかのパワーラッシュに出たSweatにド派手に押し込まれて見事Flaccoの膝に刺さってそのプレーを台無しに。
1on1でもMilton Williamsにサックを献上。

 

■トレンチ
今年のHargraveを止められるやつはいない。加入2年目でいよいよ本領発揮の予感。
1on1でも無双中。Herbigレベルじゃ何度やっても結果は同じだとか。Brooksの復帰が待たれる。

その他、ドラ外ルーキーのAwosikaGraham止めたりと結構頑張っている様子。
相変わらずStoutlandは良いコーチングをしているようで。

そのStoutlandはHargraveにブチ抜かれたPryorが言い訳した際にはPryorに対して超ヒートアップ 。

 

■その他本日の主役
Travis FulghamDarius Slayを1on1で圧倒。
2020年10月の、間違いなくPHIのスターであった男が輝きを取り戻しつつあるというのは朗報以外の何物でもない。
三度ぐらいマッチアップし、サイドライン際でのビッグキャッチに加えてホールディングのフラッグも一ついただいたとか。

Quez WatkinsはスピードだけでなくCraig Jamesに対して抜群のフットワークを見せつけてワイドオープンに。オフの勤勉ぶりが話題にはなっていたがその成果を発揮できているようでなにより。

そして連日のドラ4CB Zech McPhearson
1on1で最近加入したばかりのAndre Patton相手ではあるが、完封。
11on11でMullensのパスをあわやピックというプレー。
タフなカバーをしているが、審判がいた今日の練習でフラッグは一つもなかった。若手DB陣の中では出色の出来だとか。
若手だけで行った7on7でもPBUを一つ。そしてそれがArnoldの手に収まってINT成立。

Ertz。キレキレ。1on1でもS陣を圧倒。
11on11でもミドルフィールドはErtzのもの。アンストッパボー。
「今年PHIでプレーしない男のものとは思えないプレーぶり」のようで、今日もちゃんと活躍した俺のTyree Jacksonロスター入りへの最大の障壁に。ぐぬぬ

Kerryon JohnsonJason Huntleyの活躍は止まらず、デプスチャートを駆け上がっていっているとか。
JohnsonはプロテクションドリルでLB陣を完封。
HuntleyはプロテクションこそJaCoby StevensやられてRBCに怒られるが、その後は11on11でいつものようにロングゲインを披露。

 

■ダメなやつら
Miles Sanders

プロテクションドリルではShaun Bradleyにサックを献上するわ11on11ではドロップするわで去年の劣化点が全然修正できてないご様子。
契約延長はなしで。

JJAW
もはや本名も忘れたこいつは1on1でCBでロスター争いのライン上にいると思われるScott相手に全くセパレートできず、INTを献上。もういいよ西海岸に帰れよ。

Anthony Harris
1on1でTEを全くカバーできず。相手はDallas GoedertRichard RodgersJack Stoll。それは困る。