いつの間にかトレーニングキャンプもプレ2試合も2次カットまで終わってたけどその辺りはもうスルーで。
そんなことよりプレ最終戦とファイナルカットが近い。
ということで現在の80人+αから53予想第二弾を。
Positionのあとのカッコ内がロスターの人数、太字が当選者、斜字が新加入としております。
■Offense(25)
QB(2):Hurts・Flacco(FA)・Mullens(FA)
RB(4):Sanders・Gainwell(D5)・Scott・Howard・Holyfield・Huntley
WR(6):Smith(D1)・Reagor・Watkins・Ward
<以下ファイナルカットで置き換え可> Fulgham・Hightower・JJAW・Patton・Michel(FA)
TE(3):Ertz・Goedert・Jackson・Rodgers・Stoll(UDFA)・Angeline
OT(4):Mailata・Johnson・Toth・Driscoll・Dillard・Clark(FA)
IOL(6):Seumalo・Kelce・Brooks・Opeta・Herbig・Awosika(UDFA)・Pryor・Pierschbacher・<NFI>Dickerson(D2)
■Defense(25)
DT(4):Cox・Hargrave
<以下ファイナルカットで置き換え可> McGill・Ridgeway・Tuipulotu(D6)・Raequan Williams
DE(5):Graham・Sweat・Barnett・Kerrigan(FA)・Milton Williams(D3)・Jackson(D6)・Bailey(UDFA)・Leo
LB(6):Wilson(FA)・Singleton・T.J. Edwards・Taylor・Avery・Johnson(D7)・Bradley・Stevens(D6)・Smith
CB(6):Slay・Nelson(FA)・Maddox・McPhearson(D4)
<以下ファイナルカットで置き換え可> Jacquet・Scott(Trade)・James・Seymour・Arnold
S(4):McLeod・Harris(FA)・Wallace・Riley・Epps・Adams(FA)・Countess
■Special Team(3)
K(1):Elliott
P(1):Siposs
LS(1):Lovato
QB:
Hurtsが頼もしく見えて仕方ない。
大半のチームと同じように、こいつがケガした瞬間にシーズンは終了です。
無理矢理FlaccoをQB2としているが、別にいなくたっていい。
ちなみにどこにも書いてませんが、QB3はGreg Wardです。
RB:
結局キャンプを通してドロップ癖に全く改善が見られなかったやつをRB1に据えて臨む。
収穫はKenneth Gainwell。キャンプ序盤に名前を聞くことはほとんどなかったが、プレシーズン2試合ではなかなかのスピードもご披露いただけて何より。
パワーバックがRB2にほしくて、Kerryon Johnsonには期待していたが、残念ながらやはりスペ体質には勝てず、2次カット?ぐらいで退場。ということでパワーバック枠にはプレで抜群のプロテクションも見せてくれたJordan Howard。もう燃料残ってなさそうだが、まだ26歳。シチュエーション限定ならまだまだやってくれるでしょう。
Boston Scottはやはりバックアップとしての使い勝手の良さが際立つと。本当はここの大幅アップグレードを狙ったんだが、Kerryonのケガでその目論見は潰えたかたち。
偉大なる親父を持つHolyfieldは今年も何も残せず。スピードないのにあのプロテクションじゃ駄目よ。
たぶん4枠になろうという現地予想に乗っかりました。
WR:
DeVonta Smithについては膝のケガでキャンプは出遅れたものの、プレ2の映像はさすがのひとこと。今日のJETS相手でも素敵でしたね。というわけでPHI待望のWR1。
スーパーワンハンドキャッチで期待を膨らませてくれたJalen Reagorですが、試合になると見劣りする。Smithと比べると。やはりルートランの課題はまだ消えないよう。
ただ、同じ役割を担わせるわけではないのでまだ期待は消さない。
この夏一番株を上げたのが、プレ初戦のvsPITで大活躍したQuez Watkins。去年は”足が速いだけ”だったところを、オフシーズンのトレーニングを通じてルートランも改善されたとのことで少し出遅れたもののキャンプから大暴れ。こういう下位指名選手が活躍してくれるとチーム作りは非常に捗る。
カルチャーの観点から、この若いWRルームにGreg Wardの存在は必須。キャンプでもそれなりに存在感を発揮していたので、やや天井は低いだろうがアンダーニースでの彼の存在は大きい。
2020年10月に大ブレークしたものの、その後鳴りを潜めたTravis Fulgham。デカいレシーバーが乏しいという事情もありロスター入りはするのでしょうが、期待値と比べるとだいぶ微妙な仕上がり。序列を落としてキャンプフィニッシュとは受け入れがたい。
6枠目は正直誰でも。プレでもあまり目立った人がいませんし、2年連続で「今年のキャンプは違う」と言われたJJAWについてもプレになった途端全く目立てないいつものあいつに。サヨナラ元ドラ2。期待なんかもうどこにもない。
TE:
Zach Ertzはキャップの問題でもしかしたらファイナルカットでサヨナラというシナリオもあるにはあるかもしれませんが、今のところケガもなくいいキャンプを過ごしているようで、順当にTE1。いるならまだまだ戦力。
Dallas Goedertも同様。順当。Ertzの影響で出番が減ればこのオフの契約更改で揉める種になるかもしれないが、とりあえずHurtsのよきターゲットとして励んでください。
TE3の希望としてめちゃくちゃ期待していたTyree Jacksonですが、ジャンピングキャッチの背中からの着地で骨折。6-7ぐらいになると飛んで落ちるだけで骨折するんですね。これってもしかして結構頻繁に起こることなのでは?という不安はありますが、見事ロスター入りという予想。
なによりこのサイズにしてめちゃめちゃスムーズ。プレ1の試合中の動きは本当に惚れ惚れするものがあった。
しかしこやつのケガはあと1ヵ月以上かかる。できれば短期IRに入れたい。しかし今IRに入れると今年は練習もできない。そして世界にその存在がバレた。
となるとやはり一度ロスターに入れてからIRという流れが妥当だと思ってます。というか完全なる願望。
そのJacksonの代わりに漏れるのがRichard Rodgers。といってもこの男は毎回毎回帰ってくるので今更他チームに拾われる心配もあまりなく、JacksonをIRに入れてから空いた枠に5度目の再契約で入れればよろし。ということで開幕戦のTE3はRodgersです。
UDFAのJack Stollの評判も良いが、まあ彼もRodgers同様他チームに拾われる懸念も少ないためPSでキープできれば結構。
1年前この辺りのやりくりを失敗したRoseman故に今回は抜かりなくやってくれると期待してます。いみじくも去年キープしたかったTogiaiは最近INDからリリースされたようですが。状況も変わった今、優先度はJacksonキープのほうが遥かに上です。
OL:
未だにSirianniは認めないが、LTのスターターはJordan Mailataしかあり得ない。となるとスターターは左からMailata・Isaac Seumalo・Jason Kelce・Brandon Brooks・Lane Johnsonで確定。
控えは左からBrett Toth・Sua Opeta・Nate Herbig・Kayode Awosika・Jack Driscollで良いでしょう。
残念ながらセルフアオテン野郎ことDillardの居場所は本当になくなった。
UDFA上がりのTothがプレを通してそれなりに安定しているのでカットしちゃうと確保できなさそうですし。
Dillardのトレードに対価など求めません。
追記するとすれば、Awosikaのところ。UDFAで非常にいいピックになっているようだが、控えCとしてやや苦戦しているHerbigの補完的な意味合いでRoss Pierschbacherを優先させる可能性はある。AwosikaはGしか練習してないのにプレではTとしてプレーさせていたこともあり、どうも他チームから隠してPSに入れようとしている動きにも見えなくないのでこのような妄想となった次第。
いずれにしてもPryorの居場所はもうない。
DT:
プレシーズン一番の失望ポイントが控えDT。
スターターは、Fletcher CoxにしてもJavon Hargraveにしても焦点は「オールプロに届くかどうか」というレベルで仕上がっているが、ローテーション要員が本当にクソ。当初の読みと異なり、MiltonがDEメインでの起用となっているため、思いの外層が薄い。
T.Y. McGillは残りそうな気がするが、それ以外は本当にこだわりがない。
LARとかから溢れたやつを獲ってくれば即レベルアップになるのではないでしょうか。
後述するLBのこともあり、ここはそれほどローテーション要員も要らない気がしているので4枠の予想。
何ならMcGillまで確保しておいてTEとかQBに枠を割いたとて文句はない。それぐらい失望している。
DE:
このキャンプ最大のサプライズ(いい意味)がドラ3Milton Williams。元はDTとして期待していたが、プレを見る限り、DE起用がメインになりそう。そしてそのプレーぶりがBrandon Grahamの生き写し。
この2人はシチュエーション次第で3テクまでなら十分戦えそうなので、この点もありDTの層の厚さは不要と判断しました。
残りは二桁サック確定でプロボウルを狙うJosh Sweatに、ケガであまり練習できていないRyan Kerrigan、そして居座るDerek Barnett。
固い。
Tarron Jacksonもプレで出番はもらっていたが、上位5人に何もなければ非常に厳しい戦い。JaQuan Baileyも同様。両者ともにPSに入れられればそれで良し。
LB:
そもそもD#全体として何をするのかが全く見えない。
DC Gannonは多分2試合でBlitzゼロ回とかそんなレベルでひた隠しにしてらっしゃるので今見えるものは何もない。
ただ、少し見えているのが、"SAM"と呼ばれる一般的にはStrong SideのLBの使い方に特徴がありそうだ、ということ。
そしてここで重用されているのが、今オフからLBにコンバートしたGenard Averyと、同じくカレッジではDEをメインにやっていたドラ7のPatrick Johnson。二人とももとよりパスラッシュには力があることもあるが、ランストップでもなかなか戦力になりそうなのでまずはここから。
残るLB2枠にはEric WilsonとAlex Singleton。控えにT.J. EdwardsとDavion Taylor。
パスカバーが課題とされていたユニットにおいて、その点定評があったWilsonの加入は大きく、加えてT.J.も相当に力を上げている。
そして、去年ドラ3で指名したときには不満しかなかったDavion Taylorだが、よくよく見るとひとつひとつの動きは非常にスムーズ。そしてこのオフはプレーブックの理解も増しているとのことで実は相当期待している。
それだけにケガでの離脱は残念だが、もとよりドラ3の2年目ということでロスター入りは堅そう。
Bradleyを落とさざるを得なかったのはつらいが、彼にしてもJaCobyにしてもドラ6の2年目と1年目なのでPSには残せそう。
CB:
Darius Slay・Steven Nelson・Avonte Maddoxの3名は確定。心配していたMaddoxもNCBとしてなら優秀なようで期待は高い。
問題は控え。ドラ4Zech McPhearsonはNCBから始めるのかと思いきや、意外と動きが良かったようでSlayの控えとしてキャンプを過ごすことに。
プレ2では狙い撃ちにされていたが、あれとてカバーの責任がよくわからないところもあり、全部McPhearsonが悪いとは言わない。Nelsonが単年契約ということもあり、この1年でたっぷり技術を盗んで来年のスターターに役立てばよろしい。いっぱいやられてください。
個人的に期待していたMichael Jacquetは、McPhearson相手に序列を落として控え2番手に。デカさはいいけどクイックネスがイマイチに映ることもあり、プレ2ではまあやられておったと記憶している。マッチアップの相手は選ぶのだろうが、デカい系WR相手になら十分やれそう。
NCBの控えはJAXからはみ出した小兵Josiah Scottでよろしい。
ただし、最後の2人も置き換えてレベルが上がる掘り出し物があるなら飛びついていただいて結構。なにせウェイバークレームの順番で行くと6位ですのでこの高順位は最大限に活かしていただきたく。
S:
Rodney McLeodはやれるのか?本人がweek1からいけるって言ってたからアクティブにはしてるけど、場合によってはPUP入りしたまま開幕しそう。その場合6試合お休み後からのロスター入りとなる。
スキーム的に去年みたいにシングルハイ祭りにはならなそうなので負担は減るはず。とはいえおじさんなので無理が効かないのもわかる。まずは治療からでお願いします。
Anthony Harrisはこれまでのところ元気にやっているし、去年急激に成績を落としたとはいえPHIのDB陣の中ではまだまだやれそう。
当面Harrisの相方はK'Von Wallaceになるのだろうが、この男もケガが多い。今年の評価基準はMcLeod不在時のスナップ参加率が60%以上になることです。
そうなるとあと1枠がこれまた難しいがプレでINTを1つ記録したElijah Rileyに軍配。このEppsと争う最後の枠はプレ3次第でコロッとひっくり返る可能性もあります。
ST:
Arryn Sipossが期待以上に良さそう。プレ1は平均50yds以上だったと記憶。一方でプレ2は微妙だった。安定してくれれば何より。
Jake Elliottはキャンプ序盤に酷い日があったようだが、プレ以降は安定。短距離の安定感よろしく。
LSはRick Lovato。
とりあえずキャンプでは重傷者ナシという素晴らしい成果。
残るプレ最終戦は明後日。合同練習でボコボコにしたという噂のNYJ戦。
希望は、Hurtsでのいいイメージを持ちたいことなので、2Q分ぐらいはスターターでやっていただきたいです。