鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

細かいニュース

期待していたTransactionのニュースはなかった。
だから理由を考えて納得しようとしたが、理解はできてもやはり納得まではいかない。

 

■Transaction
詳細不明だったBrandon Brooksのケガは大胸筋の損傷かなにか。シーズンエンドにはならないものだったようだが当面は出場不可とのことでIR入り。

そして突然飛び込んできたZach ErtzのCovidリザーブ入り。陽性反応が出たことによるもののよう。ワクチン接種済みとのことでもしかしたらMNFには出られるかもとのこと。これによってお馴染みのあの人が帰ってきました。

<OUT>
DE Brandon Graham:アキレス腱断裂でIR・シーズンエンド
G Brandon Brooks:大胸筋でIR・復帰可能
TE Zach Ertz:Covidリザーブ

<IN>
G Jack Anderson:BUFのPSから強奪(Activeロスター
TE Richard Rodgers:ストリートから拾得(PS)

Ertzの状況によりRodgersがどうなるかは変わるということでしょう。MNF出場も十分あり得ると思っておきます。Rodgersの代わりにC Criderをリリースしております。

新顔がG Jack Anderson
Texas Tech出身でこのドラフトの7巡236位指名でBUFへ。STで大失態を犯したドラ4McPhearsonのカレッジ時代のチームメイト。
高校時代はOTとCでプレー。OGの4-starリクルートとしてAlabama以下20を超えるオファーがあったが、一番最初にアプローチしてきて最後まで熱心にリクルートされたTexas Techを選んで進学。大学ではトゥルーフレッシュマンから先発、一貫してRGで合計38試合先発出場。Senior Bowlにも招待され、このときはCをプレー。

ドラフト時の評価は、"T-REXのような短い腕"がネックとなったこと、パッドレベルが高くタテへの推進力が足りないことなどから"Zone Baseのチームでの控えGかC"というもの。うむぴったり。

気になるケガですが、まあ小さいのがいっぱいあったことに加えてJuniorイヤーには肩の手術で9試合を欠場しRedshirtsとなっております。

Brooksの穴埋めとしか思えないが、ここをAwosikaの昇格とかでお茶を濁さなかったのは意外。
当面RGはHerbigもしくはDickersonで埋めるので問題ないから欲しかった素材を手に入れたということだと推察します。

その他、PSでプロテクトする4選手として今週はCB Craig James・G Sua Opeta・S Elijah Riley・DT Marvin Wilsonを選択しております。先週と変わっているのが、OpetaAwosikaのところ。

 

■RB
個人的にはこのTransactionでRBに何か動きが欲しかった。
2試合連続でOffenseスナップがなかったBoston Scottのところ。

結果は何もなし。
BostonについてはSTでKickoffのカバーチーム等に入っているが、あまり必要性を感じていなかったところ。なのでここにタイプが異なるJordan Howardを入れてショートヤード要員として欲しかったのが先週の試合をみて強く感じた部分。

だが何もなかった。

別にHowardが入ればすべて解決するとも思っていない。
これは選択肢の話。
そういうメンツを持っていて、実際にHowardをゴール前1ydのプレーに投入するだけでもう少しOffenseの幅は広がるのではないかと思っているもの。

裏をかくという考えは絶対に必要だが、まずは伝統的な表の選択肢を手元に持っておくのはいかがか、という趣旨。

53人の戦力を最大化するという意味ではOffenseスナップがないのは控えQBだけで良いと思っている。

なので、Offenseを強化するならHoward・STを強化するならJason Huntley(KR要員)のどっちかをBostonと入れ替える動きがあっても良いのではないかと思っていた次第。

結局Bostonは残った。この理由等については現地記事も何もないので推測だが、多分"Sandersの下位互換"として一番使い勝手がいいのがBostonということなのでしょう。

仮にSandersが試合中にケガした場合、今のOffenseスキームにそのままHowardを入れても使い勝手が悪くGainwellが過労死してしまうし、Huntleyは純粋に能力不足。じゃあいずれ来るかもしれないその時のためにBostonは外せない、とまあそんなところなんでしょう。

それぐらいRun Gameを重視している。だけどタイプが異なる選手を入れようとは思っていないということなんだと理解しておきます。納得まではしかねますが。

 

■Sirianni
現地月曜の記者会見。
日曜の試合後会見に引き続いて彼は己のプレーコールについて一切の言い訳をしなかった。

就任以来"accountability"を選手に求めるということを強調していた彼は、自分に矛先が向いた今自分がそれを率先して示していかないといけないと。

アシスタントコーチたちとフィルムを見て率直な意見交換をしたようだし、選手たちとも同様。

いいコーチ。

悲しいかなそれとプレーコーラーとしての有能さは必ずしも直結すると限らないのでプレーコーラーを兼任し続ける以上そこの改善と成長は絶対に必要。

だが高校大学プロとコーチ歴を重ねる中で彼がプレーコーラーを務めるのは今回が初めてだということを考えるとまだ成長は期待できるし見ている方も忍耐が必要なところなんでしょう。これは自分に言い聞かせています。

1年後か2年後か。いずれAndy Reidになっていただければ何の文句もありません。

ちなみに、彼の月曜のインタビューで現地記者たちが感心した場面があったとか。
それは"DE Josh Sweatのプレータイムが少なかったのではないか"と問われた場面
Sirianniは"相手のメンツが重い(FB・TEが多い)場合ほぼ3DTを敷くことにしていたのでその兼ね合いでSweatのプレータイムは制限された"とスムーズに答えたとのこと。

普通である。疑問もそれに対する回答も普通である。

なにが普通ではなかったのか。

それは、このテのDefenseに関する質問をPedersonに投げかけた場合、うにゃうにゃ濁されるだけで明確な回答は水曜ぐらいのSchwartzの記者会見を待たなければならなかったのが過去5年間だったから。

一昨日"Pedersonと何も変わらない"と述べたのは撤回します。

ナイスaccountability。