鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

2021 Week3 @DAL展望

前年地区最下位チームにふさわしく今季2試合しか組まれていない夜の試合が早速Week3に。対DALのMNF。先方の本拠地開幕戦ということがだいぶだるい。

 

■Injury Report
<PHI>

Mailataが木曜の練習で膝を負傷してOUT。MCLの損傷でIR入りは不要っぽいとのこと。楽しみを奪われた。
その穴は元ドラ1のDillardが埋める予定。これがきれいにハマった場合、PHIでの将来はないが、シーズン中盤以降に向けてトレードでどこかのコンテンダーが拾ってくれる可能性が出てくるため、彼にとっても大きなチャンス。PHIファンとしても対価を得るために活躍を期待している。

その他、McLeodは結局Week3も出場不可。限定ながら練習はしているのでそろそろ出てきそう。Bostonが謎のQだが大勢には影響なし。

COVIDリザーブに入っていたErtzは回復したので出場可能。

 

<DAL>
こちらはちょっとかわいそうな状況。

OUT:
OT Ty Nsekhe(病気)
DE Dorance Armstrong(足首)
DE Carlos Watkins(膝)

Doubtful:
S Donovan Wilson(股関節)

出られないのは2枚目以降だと思われるが、その他IRに山のように積みあがっている状況。主なところでいうと
DE DeMarcus Lawrence
WR Michael Gallup
DT Neville Gallimore
CB Kelvin Joseph
そしてCOVIDリザーブにS Keanu Neal。同じくCOVIDリザーブに入っていたDE Randy Gregoryは出てこれる様子。

肋骨にひびが入ったCooperも出場予定。

去年のPHIのことを考えると同情を禁じ得ない。

 

■マッチアップ
<PHI Offense>
・OLがWeek2の先発から2人変わるという緊急事態。RGはDickersonが先発。今時点ではたぶんHerbigの方がいい仕事するんだろうが、ここは長期的な育成ということで文句なし。急遽出場した先週の試合では特にDTに入った時のArik Armsteadにベコベコにやられていた印象があったが、いま見通せる範囲でDALのDL陣にそこまでやられそうな感触はない。やられるとしたらDT Osa OdighizuwaもしくはLB Micah Parsons。どっちもルーキー。ここは同期として負けられない戦いになります。しっかり勝っていただきたい。

・心配なのはLTに入るAndre Dillard。予想されるマッチアップはCOVIDリザーブから復帰したてのDE Randy Gregory
先週のSF戦にしてもMailataはほぼほぼアイランドでDEの対処を任され、そしてその期待にほぼ完璧に応えていたこともあり、ここのやられ方ではプロテクションアサイメントの全体を変える必要があるところ。失礼だがGregoryが1試合複数サックするような印象はあまりないが、自身の価値を高めるためにもしっかりやっていただきたい。
OLCのStoutlandはキャンプでのDillardをそれなりに評価していたようなのでその成果を存分に示してください。ケガしてもTothが控えているので心配なく最初から飛ばしてください。

D-Law不在の影響でParsonsがDEに入ることが多い今、DALのDefenseでどこが弱いかと聞かれると、それはLB陣かとお見受けしている。高額投資しているのにかわいそう。
Leighton Vander Esch(以降LVE)とJaylon Smithのコンビはまだ25歳と26歳という年齢だが度重なる負傷でおかしくなっちゃったのかちょっと遅くなった印象。
LAC戦では特にスロットレシーバーがフィールドを横切る系のものに全くついていけない印象があったのでこのあたりをうまく使いたい。

・ここまでスタッツなしのGreg Wardの主戦場はここ。

Parsonsの映像見たが、インサイドムーブが上手い。速い。RTのLaneにはここまであまりいい印象がないが、"Hurtsはヒットリストに入ってる"と発言するなどのぼせ上ったこの若造にやられることのなきようお願いしたい。しっかり消してください。

Hurtsはもっと球離れを早く。なにやらちょっと欲張りで奥ばかり見ている印象があるので、手前のレシーバーもよく見るように。浅いゾーンで速いWRたちにスピード勝負を挑ませたらある程度はゲイン出来そう。

DeVontaの先週のセパレートヤードは1.19yds。リーグアベレージが2.88ydsとかでかなりベタベタに付かれていたもの。SFはマンツーマンの比率が高かったとのことで、もしかすると(現在の)DeVonta封じに一つの解を提示された可能性がある。
これは彼が超えるべき壁。おそらくマッチアップはBAMAの先輩・Trevon Diggsになるだろうことが考えられる。2年目にしてだいぶ成長された感があるので今週もしんどい戦いになりそう。

・とはいえDeVontaの裏で先週のセパレートヤードが4.94ydsだったWatkinsがガラ空きになる予定。Hurtsとは息も合っているようなので今週も頼みます。

Dan QuinnがDCに就任した今季のDAL D#は、Week2終了時点でリーグ26位の喪失ydsながらターンオーバー奪取数の6はリーグ1位。我が軍とは全く逆の思想をお持ちのようで。どっちがいいのかは好みによる。個人的にはDan Quinn派。

・結局今週もHurtsに負うところは大きい。先週は欠点でしたね。今週はいかがか。
ターンオーバーにお気を付けください。

 

<Mailata PROBOWLへの道 3/17>
今週はMailata欠場のため休載。一歩後退。

 

<PHI Defense>
・DALで一番厄介なのはOL。RTのCollinsがお薬のため出場停止中。そこに居座るのがTerence Steele。ここは本来Brandon Grahamのお仕事だったはずが、悲しいアキレス腱断裂があったので多分Ryan Kerrigan。対DALも慣れたものなのでここは心配していない。しっかりプレッシャーをかけていただきたく。

・僭越ながら1つKerriganにアドバイスしておくと、Steeleインサイドムーブへの対処が下手なように見受けられるので、外からのラッシュを意識させておいて勝負所でインサイドムーブで仕留めていただく、という単純な方法はどうか。RG Zack Martinは多分Cのフォローの方に忙しいはずです。

・31回198ydsと先週大爆発のDALのRB陣。そのうち13回109ydsを走ったTony PollardにエースRBが代ったのかと思っていたが、内情はちょっと違いそう。
使い分けというほどのものではないのだろうが、BOX内はElliott・BOX外はPollardがそれぞれ得意だということのよう。
アタッキングポイントごとに言うと、
Tの内Elliottが7回47yds(Avg.6.7yds)・Pollardが4回15yds(Avg.3.8yds)
Tの外Pollardが9回94yds(Avg.10.4yds)・Elliottが9回24yds(Avg.2.7yds)
というデータ。
たぶんInsideを走るのが上手いElliottのスピードとかが衰えたのでオープンに持ち出せなくなった、ということではなかろうかと推察する。

・とはいえ個人的に怖いのは、コンスタントにInsideを衝かれてゲームを作られる可能性があるElliottの方。Pollardはオープンでロングゲインしているプレーはあったが、ブロッキングを無視しているものもあったのでCBたちがちゃんとタックルできれば大ケガにはならなそう。うちのCBたちがオープンタックル下手だということは無視しているが。

・Insideを潰すうえで一番の狙い目は2年目のC Tyler Biadasz。DALメディアも彼とCoxもしくはHargraveのマッチアップを非常に心配しているようだが映像をみた私も同じ気持ちです。相対的にあのOL陣においてはここが一番の攻めどころ。ここをぐちゃっとやることで全部壊していけるのではないでしょうか。

Coxが病み上がりなので期待はHargrave。頼んだ。

Lambの本格化が間近。許しがたい。CooperSlayが消すとしてNelsonMaddoxLambに集中してください。ありがたいことに今週はGallupがいませんので。

・サックも見たいが、そろそろターンオーバーが見たい。

・Gannonさんにおかれましては、あのLBたちにプレーリードをさせてもいい結果にはならないと見受けられるのでBlitz要員としてあいつらをあの壁にブチ投げていったら良いと思います。

 

■見たいもの
勝敗予想は虚しくなるのでしません。

・毎週毎週ペナルティが多すぎる。Week2終了時点で22個は確かリーグ最多。統率が取れていないのは弱いチームの特徴ではないでしょうか。まずはここから始めましょう。

・2022ドラフト組で欲しいと思えるQBが一人も見つけられない今、一番欲しいのはHurtsでいけるという確信。

・見たいものは、敵地でDALに勝つところです。というかこのケガ人の状況で勝てなければ今年は厳しい。敵地で向こうが開幕戦とか関係ない。勝て。

 

BEAT DALLAS!!