悩ましい。
こんな序盤に考えることではない気もするが、嫌な気がしている。
もしかして、DAL貴様らSBに行くつもりではないだろうな?
自力では止められないPHIに残された選択肢は、対抗馬の第1シード獲得をアシストしておくことの他にない。
そういう意味ではこの試合に勝っちゃうとDALを利することにはならないだろうか?
■Transaction
Week5の試合後の激痛を伴うTransaction。
<OUT>
COVIDリザーブ入り:TE Dallas Goedert
現地月曜か火曜か忘れたが初日の練習を体調不良で休んだあと、まさかのCOVIDリザーブ入り。ワクチンは打っているっぽいので多分陽性。
24時間以内に2回陰性とならないと復帰できないようだが、まあ難しそうだし復帰はしても使い物になるか不明なので期待はしないでおく。
しかしチーム随一のクラッチレシーバーを欠くのは格上挑戦に向けて痛すぎる。
■Injury Report
<PHI>
#TBvsPHI Status Report
— Philadelphia Eagles (@Eagles) 2021年10月13日
Eagles participated in a walkthrough. Today’s report is an estimation. pic.twitter.com/lDQgjR8MI2
Week5から追加のケガ人なし。Laneは今週もOUT。"Personal Matter"でIR入りとかって出来ないんですかね?
<TB>
どうやらここが泣き所の様子。
OUT:
LB Lavonte David(足首)
TE Rob Gronkowski(肋骨)
S Antoine Winfield Jr.(脳震盪)
Questionable:
C Ryan Jensen(ケツ)
DE Jason Pierre-Paul(肩とか)
DE Patrick O'Connor(ふくらはぎ)
先発3名が不出場の予定。Gronkは言うに及ばずLavonteが出てこないのも大変ありがたい話。
WinfieldのSというかDBも野戦病院と化しているようでIRには開幕時の先発CB2名(Carlton Davis・Sean Murphy-Bunting)が入っている様子。
そういえばTB12がリストにいない。指は治ったのか。治癒が早いジジイなんて聞いたことない。
■マッチアップ
<PHI Offense>
・OLの並びはWeek1-2以来となる2週連続の固定となり、左から
Dillard/Dickerson/Kelce/Driscoll/Mailata
となる見込み。
・Dillardも先週は良かったっぽいので懸念は先週2サックのMailataのところ。とは言え修正というか慣れもあるのでさしたる心配はない。この並びを見ているだけでは。
・しかしマッチアップを見ると途端に不安になる。
Suh・Vita Vea・Gholston・JPP・Barrettという去年のメンツに加えて当たりっぽいルーキーのJoe Tryon-Shoyinka
どういうつもりなんでしょうか。全試合コンスタントにサックを挙げているこのユニットが頭痛の種。
・このDLだけではない。もっと問題なのはDevin White以下どこからでも飛んでくるBlitz。Todd BowlesのD#は観ていて楽しいから好き。対戦相手じゃなければ。
・このオフのHC選考でBowlesとインタビューしたと聞いたときはヒヤッとした。NYJ時代を見ていると多分HCとしては無能だから。PHIの地元Temple大出身のBowlesとPHIの付き合いは2012に遡る。Andy Reid最終年にDBCとして入閣し、悪名高きクソDCだったJuan Castillo(これについてはこんな起用をしたReidが全面的に悪い。来年StoutlandをDCに起用されたら憤死しかねないのと同じ。)のカットのあと暫定DCに。最終的にパスD#を9位にまで押し上げるが、Reid体制崩壊のため1年のみのお付き合いに。
・Bowles D#をデフォルメしてお伝えすると、とにかくBlitzとマンツーマン。
・そんなD#においてCBが相次いでいなくなる辛さは想像に難くない。結果してPass D#が32位でRun D#は1位といういびつな仕上がりに。許した失点は20位で21位のPHIとほぼ同等。
・さて、じゃあどう攻めるかというところだが、CAR戦についてはマンツーマンが多い相手のD#にビビったSirianniが異常にスクリーンプレーをコールするという結果になったそう。だから最悪の場合先週の焼き直しであるスクリーンだらけのクソOffenseが展開される可能性がある。
・希望を述べるなら、Lavonteの不在がどれほどの影響になるかわからないが、まずはランオフェンスをちゃんと試していただきたい。
・それが効かないのなら、パスがメインになる。だけどGoedertがいないのでどうせTEへのパスは期待できない。だが敢えてStollを多めに起用して2TE隊形で相手D#を重めにしておいて、プロテクションの人数を増やしたうえでHurtsとDeVontaとWatkinsとGainwellに託す、というのはいかがか。先方のDBのメンツは落ちているのでやれなくはなさそう。2サックぐらいはされるだろうがパスで打開していくべき試合な気がする。
・若者には試練が必要です。今週はあんたたち4人でなんとかしてらっしゃい。
・Week3のLARというかMcVayはWhiteとLavonteのLB陣を綺麗に消し去ったと聞いているがどうやったのかの詳細は不明。そしてそれがわかったとてたぶんSirianniにはできない。だから若者のタレント力で勝負しましょう。
<Mailata PROBOWLへの道 6/17>
・こうなったらRTでプロボウルを目指そう。マッチアップはたぶんBarrett。サックリーダーにも輝いたこいつをプライムタイムで完封できれば逆転プロボウル選出の目は十分にある。
・課題は先週同様スピードラッシュへの対応。やってくれそうな期待はある。
<PHI Defense>
・先に嫌なことは全部出しておく。
TB12のレギュラーシーズンのPHI戦は4勝1敗で、@Lincのキャリアスタッツは3試合で3勝6TD0INT。木曜の試合は13勝3敗。
・2Highで構えるGannonのD#だとロングパス一発TDが少なくなりそうではあるが、ショートパスを繋がれたりランアフターキャッチでとんでもない距離走られたりするしプレッシャーが上手くかからなければ延々Offenseのターンということになるよ、というのが特にKC戦での教訓だったと思っており、これを活かすなら先週のようなディスガイズをちょいちょい入れてカバレッジでハメにいくようなことがなければおかしい。
・リーグ26位のTBのランオフェンスだがOLは悪くないメンツだと思っており、ゴリゴリやられると嫌なイメージはある。あまりそれはしてこなそうだとも思っているが、序盤にしっかりランを止めておくことこそ肝要。なので最初からWilsonは下げてDavion Taylorで行きましょう。そして最後までWilsonはベンチで冷やしておいて結構。
・先方のWR陣はMike Evans・Antonio Brown・Chris Godwin・Tyler Johnson。TEはO.J. Howard・Cameron Brate。
・対するはSlay・Nelson・Maddox。先週非常によくできたユニットだが今週の負担は5倍増し。先方があまりHowardを使っていないこともあり、Brateはちょっと怖いがGronk亡きいまTEが止まらない未来はあまり見えないのでWRをなんとかCB陣で抑えられればなんとかなるかも。
・DAL戦とかKC戦のように成功率80%とかになってしまうのは避けたいが、避けられないにしてもターンオーバーはなんとかお願いしたいところ。とはいえMcLeodの調子も上がってきてそうだしHarrisはたぶんいい感じなので期待感がないと言っては嘘になる。
・スキームの基本はHigh-Lowのコンセプトだと思っているし、それにBunchフォーメーションなんかも効果的に織り交ぜてくるようなのでゾーンカバレッジだけでは限界がありそう。良い感じでマンツーマンも混ぜてあの老練なQBにちょっとでも混乱いただければ幸い。
■見たいもの
・前任者Pedersonは木曜試合で6-0という驚異的な数字を残している。そのうち開幕戦が1試合あったので、ショートウィークという意味では5-0。木曜を大の苦手としているNYGが2試合あったことを差し引いても立派な数字。果たしてSirianniはどこまでのことができるだろうか。
・ショートウィークの結果はHCに依存するところが多いと思っており、Chipは1-2、SF時代を入れると1-3と苦手にしていた。ちなみにSirianniの師匠のReichは1-2。割と苦手な部類っぽい。
・ショートウィークの試合の極意について、Pedersonは"GamePlanをシンプルにしてトレーニングキャンプからやっているような慣れ親しんだプレーを増やすこと"だと述べている。「なんで準備が1日の試合ではちゃんとできるのに日曜になったらあんたは上手くできないの?!」とPedersonを手厳しくいじったのは奥様だったか。
・とにかく考えすぎるとよくないというのが教訓。そしてこの試合のGamePlanはCAR戦に勝利した夜、Sirianni家で作成済みだとのこと。
・彼があの日の試合をどう捉えていたかによって、もしかしたら同質のOffenseが展開されるかもしれないというのは前に述べたとおり。そうではないことを願いたい。
・プレシーズンでいうと、RBの使い方が今よりもうちょっと効果的だったような気がするので特にGainwellを中心に粘り強く使っていただきたい。
公式パワーランキングでは3位と20位のマッチアップ。専門家も全員がTBをピック。PHIは6試合連続のアンダードッグ。
MNF@DALのような虐殺映像が全世界に配信されることを覚悟しているし震えてはいるが、心のどこかではやってくれるのではないかという期待もある。どうやるのかはわからないけど。
目指せホーム初勝利。
GO BIRDS!!