鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

2021 Week7 @LV展望

シーズン中にいろいろあってHCが解雇されたあとの先週の試合、なんというか選手同士の一体感みたいなものが見られたLV。

というわけであまり先方のトラブルがこちらのプラスになってくれそうにない一戦。
戦前の予測としては今季初のほぼ互角。

 

■Transaction
<IN>
TE Dallas Goedert
TE Richard Rodgers
S Elijah Riley

GoedertはCOVIDリザーブからの復帰。いよいよTE1としての大一番。
下2名はPSからの暫定的な昇格。即出番がありそうな予感。
しかしRichard Rodgersは困ったときにいつでも手を差し伸べてくれる存在ですね。

 

■Injury Report
<PHI>

S Anthony HarrisがOUTに降格。上で昇格したRileyは多分彼の後釜。
C/G Jack AndersonのQuestionableはまあ影響なし。

そして一番大きいのはRTのLane Johnsonの復帰。3試合の欠場は鬱とか不安障害?とかによるものだったそう。長年苦しんできたとのこと。
正RGのBrandon Brooksパニック障害か何かを持っていた記憶がある。本当にうちの大男たちは身体に似合わず心が繊細。愛せる。
そんな大男たちを包み込むOLC Jeff StoutlandBBStoutlandにはすごく感謝していた。素敵な大男たちに囲まれて何とか折り合いをつけながらやっていってくださいませ。
変な詮索をしてごめんなさいね。

 

<LV>
OUT
TE Nick Bowers(首)

Questionable
TE Darren Waller(膝と足首)
DT Quinton Jefferson(個人的な何か)

頼むWaller出てくんな。

 

■マッチアップ
<PHI Offense>
・OLの並びは左から
MailataDickersonKelceDriscollLane
となる見込み。今季初の並びで5通り目。これで7試合目なので、14通りという新記録を叩き出した昨季にはさすがに及ばないが順調な積み上げ。
冗談を抜きにすると、現時点で考えられる最高の並びになるので、1試合でも長くこの並びで固定していただきたい。

・いい感じに経験を積んだDillardは是非トレードの弾として使っていただいて結構。上位チームにLTニーズはないものか。たぶんBALにこいつはハマらないけど。

・Offenseへの希望は前エントリで述べたとおりで、アンダーセンターのプレーを増やしていただきたく。本当にオーソドックスにはなるが、RBとOLを軸に組み立てていっていただきたい。基本というものにはそれなりに意味があると思うので奇をてらうのはちょっと控えてほしいものです。

・先方の話をすると、DCは名手Gus Bradley。SEAのPete Carrollの一味。同根にDALのDan Quinnがいる。

・基本的にはCov.3(CB2枚とS1枚でDeep Zoneを分割)でBlitz多め。というかCov.3比率はここまでリーグ最多。DeepのSをこのドラフト2巡でTCUからプロ入りしたTre'von Moehrigが務め、相方でありGus Cov.3の最重要ポジションであるBox Sを2019ドラフトでの1巡指名以来バスト呼ばわりされていたJohnathan Abramが務める。

・今年はGusの下でこのAbramが大復活したことがD#全体の安定感とターンオーバー奪取能力向上に資しているとのこと。映像見たけどめんどくさそうなDB陣で。

・去年ぐらいだったか、AlabamaのOCだったSteve Sarkisianが"Cov.3ビートなんて簡単だよ"的なことを宣っていたような気がする。確か。

・具体的な方策はよくわからない。思いつくのは片側にモーション等でメンツを増やしておいてCBが1/3を守るZoneにドバっと人を送り込むか、とかか。これとてベースでは使えなさそうなのでどう攻めるのかはSirianniにお任せ。

・うちにはDeVontaがいるので対Casey Haywardのところでなんとかしたいけどなんとかなるのか。

・先方DLにはアルコール依存症から立ち直って大暴れしているMaxx Crosbyがいるが、OLとDLのマッチアップのところはあまり心配していない。うちのOLを舐めないでほしい。MailataLaneがやる。だからHurts君はあまりジタバタせず、ポケット内でしっかり落ち着いてやってくださいませ。

・2HighがベースのPHI D#陣と比べるとBoxにSが上がっているのでRunにも比較的強いが、Sandersはそんなに悪くないRBだと思うので有能OL陣に負荷をかけて多少の不利は承知のうえでゴリっといってほしい。

・というわけでキーマンは晴れてTE1に昇格したDallas Goedert。ここをプレーアクションで上手く使えれば順調に進めていけるはず。

・先週までと同じ単調なRPOを中心とするOffenseが展開されるのであれば望みは薄い。

 

<PHI Defense>
・いつの間にかリーグ屈指のVerticalなOffenseを展開するようになったLV。

・要因はHenry Ruggs。カレッジでの盟友DeVontaとの対戦を心待ちにしていたというこの男に活き活きされると非常に困る。

・LVがビッグプレーを生み出している印象が強いのが、4人のレシーバーを1対3で配置し、広いサイドにその3人をぎゅっと固めて配置するBunch Formationから、反対の狭い方の1人サイドにバケモノTE Darren Wallerを配置してそこにCBとの1対1を作り、3人サイドのRuggsが逆サイドのSをWallerと挟むように奥に飛んでいく、というもの。

WallerにSが釣られればRuggsが空くし、そうでなくてもWallerがCBに勝てるし、もし2人とも空かないなんてことが起こってもHunter Renfrowがアンダーニースで待ち受けている。

・じゃあBoxを軽くするとどうなるかというとJacobsDrakeのRBたちが待っている。

・なんだこのOffense止めようがない。

・だがRuggsのところはあまり心配していない。なぜならKCとTBという爆発的Offense相手にロングゲイン一発TDというのを許してはいないから。

・そしてDeepに投げられないストレスをためた名QBがイージーなミスを犯してINTを稼ぐ、というのがGannonの貴族のような鷹揚としたD#スキーム。

・そして延々とRenfrowは空き続ける。

・これだけスキルポジションにタレントが集まれば当然ということになろうが、OLは弱いそうなのでここが勝負所。

・うちのメンツでいうと、まずランストップも相当に頼りになったHarrisが不在なのが何とも痛い。Eppsなんとかしなさい。

・先週やられていたように見えたLB Davion(ディビオン) Taylorだが、よく見りゃC Ryan Jensenにワンパンアオテン食らわしてましたね。お見事。Runへのリアクションをもうちょっと落ち着いてやりゃいいと思いますよ。スピードはあるんだから。今週もお願いします。

 

■見たいもの
・プレーブックの改善とプレーコーラーとしてのSirianniの成長。

・エキサイティングなD#。

・勝つところ。

 

GO BIRDS!!