鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

2021のお仕事振り返り(DL篇)

ルートランが一番大事だという信念のもとWRを見るとOhio StateのGarrett WilsonからDeVontaみを感じる。落ちてこないかな。落ちそうにないな。

今回は2014のAaron Donaldの登場によって世界が変わってしまったDLの振り返りです。PHI的には再建に時間がかかりそうで少し嫌な予感がしております。

 

■2021開幕前
Stay:Brandon Graham(10/1)・Fletcher Cox(12/1)・Javon Hargrave(20/UFA/PIT)・Josh Sweat(18/4)・Derek Barnett(17/1)・Hassan Ridgeway(19/T/IND)

OUT:Vinny Curry(12/2)・Malik Jackson(19/CC/JAX)

In:Milton Williams(21/3)・Marlon Tuipulotu(21/6)・Tarron Jackson(21/6)・T.Y. McGill(20/Street FA)・Ryan Kerrigan(21/UFA/WAS)

PS:Raequan Williams(20/UDFA)・Marvin Wilson(21/Waiver/CLE)・Cameron Malveaux(21/Street FA)他

スターターは2020から変動なし。
加入1年目はほぼ期待外れに終わったが終盤にかけて調子を上げているように見えたHargraveと覚醒の匂いを醸していたSweatへの期待に胸をときめかせたかと思いきや、5年目オプションを行使したこと自体が意味不明だったDerek Barnettへの嫌悪感がこみ上げてきたりGraham・Coxのおじさん軍団の劣化に怯えるという心が千々に乱れる日々。

そんなメンタルを救ったのはドラフトでのMilton WilliamsというロマンとRyan Kerriganという実績充分な大ベテランの加入。

キャンプではSweatとHargraveが大暴れという情報に触れるたびに今年の躍進に確信を持てたあの夏。

開幕を迎えたあの頃の期待値は以下の通りだったようです。

DT(5+1):
#91 Flecther Cox(Mississippi State)6-4 310lbs 30歳 10年目(23.9M・2/6
NFLの2010年代オールディケードチーム選出。もうこれだけで紹介は十分でしょう。2012の全体12位指名でオールルーキーチームおよび6回のプロボウルに加えててオールプロは4回選出。
ドラフト時の評価は"速い出足のスーパーパスラッシャーでハイモーターだが軽くてランプレーに対して弱い"というものだったよう。天才・Kevin Williams(元MIN他・3tech DTでプロ入り2年間で22サック・5回のオールプロで2000年代オールディケードチーム選出)と比較されていたので相当に高い評価。
プロ入り以降はそのスピードに加えて順調にバルクアップを果たし、今やダブルチームを山ごと動かしてランをストップするパワー系モンスターに。
同時代にDonaldがいるせいで霞んでいる不運はあるがしっかりモンスター。ただし、悲しいかな衰えは見えてきたし上述した巨額のサラリーに見合うかと真顔で問われれば下を向きたくなることもある。
しかし未だ対戦相手からするとゲームプラン上最優先で消したい存在ではあり、まだまだしっかりダブルチームはされている。チームとしても彼のところにシングルブロックを作るべく相方への投資は躊躇っていない。
去年は宿敵Zack Martin(DAL)にシングルブロックで完封される悲しい姿を見てしまったので周囲が充実した今年こそ大暴れが期待される。
テクニック面で目を見張るものはないが、出足とパワーと衰えないハイモーターぶりで今年もPHIの看板。


#97 Javon Hargrave(Southern Carolina State)6-2 305lbs 28歳 6年目(5.8M・2/3)
待望のFletchの相方。2020FAでPITより加入。PITの強力DLのキーマンだと思っていたので加入時には喜んだが、蓋を開けてみるとケガの出遅れに加えてスキームフィットに時間がかかって前半は空気。終盤になってようやく輝きを見せ始めたが到底サラリーに見合うものとは言えず。
巻き返しを図った今季はキャンプから超順調。若手OL陣を歯牙にもかけず、合同練習をすれば他チームのOL陣を破壊。唯一老練なJason Kelceには手を焼いたようだが期待してよいでしょう。
彼が活躍すればFletchの負担も減り、インサイドからのプレッシャーが激増することにより貧弱DB陣も長い時間カバーする必要がなくなるというつけ入るスキがない論理構成。


#93 Milton Williams(Louisiana Tech)6-3 290lbs 22歳 1年目(0.9M・1/4)
ドラ3新人。Coxを超えるような運動能力を持ち、過去10年におけるその10ydsスプリットのタイムの比較対象はAaron Donald(LAR)。身長のわりに腕が短いこととカレッジでは1年しかDT経験がない経験不足によって3巡での指名対象として評価は割れた男。
公式ロスターは頑なに彼をDTとして扱っているが、プレシーズンでの出場はほぼDE。Coxの後継となるのかGrahamの後継となるのか、現時点ではよくわかっていない。DEとしては十分通用しそう。


#95 Marlon Tuipulotu(USC)6-2 307lbs 22歳 1年目(0.7M・1/4)
ドラ6新人。高校の5-starリクルートでクラス1位のDTだったがプロ入り地は"パスラッシュがない"ということとケガの影響でここまで評価は急落。
実際に目にしたプレシーズンでも全くパスラッシュはお目にかからなかった。シングルブロックでプロテクションされ放題。じゃあランブロックはというとそれほどパワーがあるようにも見えず、ダブルチームを組まれればズルズル下がる下がる。
初戦と3戦目を見比べればそれなりに成長していたが、それでもカット候補だと思っていたところ、望外のロスター入り。
せめてランブロックに対してもう少し成長してもらわなければスターターのブリーザーにもなり得ないので成長が望まれる。幸いにしてプレシーズン中の成長は見られたと思っているので、この調子で頼む。


#98 Hassan Ridgeway(Texas)6-3 305lbs 26歳 6年目(0.9M・1/1)
2016のドラ4でIND入り。その後2019にトレードでやってきてなんだかんだ二度目の再契約までしちゃった男。意外とまだ若かった。
昨シーズンは7試合に出場してPATのブロックを一つかましたのが印象に残っている程度。McGill復帰までの繋ぎっぽいけど出番があるうちにインパクトを残せればまだわからない。


<Reserve/COVID-19>
#76 T.Y. McGill(North Carolina State) 6-0 299lbs 28歳 7年目(0.9M・1/1)
なんかようお目にかかる2015のUDFA。プロ入りはINDながら2018にもPHIに一瞬所属。2試合出場。2019はWAS・LACと流れ歩き、2020に再度PHI入り。そして再契約。
去年は7試合で0.5サック。絶対に必要とは言えないが、プレシーズンではパワーがあるところを見せてくれた。
あとは1stチームのOL陣に対してどこまでできるか。現時点でTuipulotuRidgewayよりは期待できるので意外と早く復帰していただきたい人物ではある。

 

DE(5):
#55 Brandon Graham(Michigan)6-2 265lbs 33 12年目(8.0M・2/3)
RosemanのGM就任初年度・2010の全体10位指名。バストだなんで契約延長するんだ贔屓だろと叩かれた若い頃を過ごし、気が付けば現ロスターでは最古参。そしてSB52でのスーパープレーによって一躍フランチャイズのヒーローに。
アンダーサイズで下から持ち上げるようにRTを下がらせるパワー派ラッシャー。堅実にポケットを縮めてくれるという点で頼りになる存在ではあるが、決定力という点では今一つであり、サック数も2017の9.5がキャリア最高。
その2017のペースを超える勢いでサックを量産した昨年、11年目にして初のプロボウル選出の栄光に浴す。その後サック数は停滞し、8.0でフィニッシュ。実はオールプロには一足早く2016に選出された経験あり(2ndチーム)。
デンゼル・ワシントン演じる寡黙な殺し屋が主人公の映画"Equalizer"を愛しているとは思えないぐらいとにかく1試合ずっとトラッシュトークを繰り広げる陽気なおしゃべりおじさん。夢は"NASCARの車を運転すること"。
パワー派だけあって衰えはあまり見えない。今年も頼りにしてます。

#94 Josh Sweat(Florida State)6-5 265lbs 24歳 4年目(1.1M・4/4)
2018のドラ4。高校の5-starリクルートでクラスTop10でDEとしても1位にランクされた古のエリート。高校と大学での負傷歴が嫌気されドラ4まで残ったもの。高校のときのケガは脚の切断寸前という重さだったよう。
PHIは慎重に彼を起用している印象があり、過去3年間では2020の38%スナップというのが最多出場。とはいえ2018・2020とシーズン終盤にはIR入りしているのでケガが多いという印象があることは事実。
ただ、2020から高校時代の素質を開花させた節があり、38%の出場で6.0サックを記録。クリーンなサックの比率でいうとリーグでも相当上位だという噂。この記録を100%に換算すると大体16サック。サック王待ったなし。
プロ入り時に懸念されていたランストップ能力も向上している印象があるし、そもそもパスラッシュがこのキャンプでは鬼のような切れ味だったとのことで期待値は大きい。いつの間にか契約最終年度を迎えるため、今年を健康に過ごせるかどうかは大型契約への試金石。目標は50%出場、10サックぐらいにしておきましょう。
やりたいスポーツは"サッカーのゴールキーパー"だそうです。

 

#96 Derek Barnett(Tennessee)6-3 259lbs 25歳 5年目(2.8M・5/5)
2017のドラ1全体14位指名。4年間で通算19.5サック。地味。TennesseeではかのレジェンドReggie Whiteの持つ32.0サックのスクールレコードを塗り替える活躍ぶりであったが、プロ入り後は地味。DEでは3番目に指名されながら、2020までのサック数は7番目。S(Jamal Adams)にも負ける有り様だけどまあバストというほどでもない。
PFF的にはSweatよりいい成績を収めているという噂もあり、評価がよくわからない選手。
ただ、もとよりスピードと出足で飯を食うタイプではなく、どちらかというとSweatよりGrahamタイプ。そういう意味では長く続けてくれそうではある。でも個人的には5年目オプションは破棄で良かった。
ケガが多いのも難点で、フル出場シーズンはない。敢えて褒めるなら、STでは有能。プロ入り後FGブロック3本は立派な数字。
このキャンプではSweatの陰に完全に隠れた形となったが、なぜかデプスチャート上はRDE1という立ち位置。個人的にはSweatこそがRDE1。
果たして来季以降の契約は掴めるのか。SweatBarnettかなら、現時点でどちらを取るかは明白だが。

#90 Ryan Kerrigan(Purdue)6-4 267lbs 33歳 11年目(1.4M・1/1)
WASからFA加入。2011のドラ1全体16位。プロボウル4回選出。史上5人目となる新人から8年連続7.5サック以上を記録(残りはReggie WhiteDerrick ThomasDeMarcus WareJared Allen)。通算95.5サックはWASのフランチャイズレコード。
まごうことなきレジェンドではあるが、このキャンプは指の負傷と手術でベールをかぶったまま。まあ心配はしていないがどう使われるかには興味津々。
DEの陣容的に単なるローテーション要員以上の使われ方と活躍を期待している。
人格者。どれぐらい人格者かというと、NFC東の各チームから挙げたサック数が全チームと19試合対戦し、対DAL13.5・対PHI13.5・対NYG13.0と分け隔てなく傷めつけている程度には人格者。

#75 Tarron Jackson(Coastal Carolina)6-2 254lbs 23歳 1年目(0.7M・1/4)
ドラ6ルーキー。プレシーズンを通してメキメキ成長。
最後は絶対に残してほしいと思えるほどだった。層が厚いDE陣だが、ケガ人も多く出そうな雲行きなのでそれなりに出番はありそう。
趣味は料理。

2021最終53名紹介 - 鷲の巣

 

■2021成績
<DT>
Fletcher Cox
16試合(先発16試合)35タックル(25ソロ)3.5サック 7TFL 12QBヒット 2FF 1FR 1TD

Javon Hargrave
16試合(先発16試合)63タックル(27ソロ)7.5サック 9TFL 18QBヒット 1FF 1PD
*プロボウル

Milton Williams
17試合(先発2試合)30タックル(15ソロ)2.0サック 6TFL 6QBヒット 2PD

Hassan Ridgeway
7試合(先発1試合) 20タックル(10ソロ)2.0サック 1TFL 5QBヒット 1FF

Marlon Tuipulotu
5試合(先発0試合) 5タックル(1ソロ)0サック

Marvin Wilson(PS)
1試合(先発0試合) 3タックル(1ソロ)0サック

Raequan Williams(PS)
1試合(先発1試合) 2タックル(1ソロ)0サック

シーズン序盤から中盤にかけてHargraveが大暴れ。
開幕ATL戦の2.0サックを皮切りにWeek5までに怒涛の6サックを積み上げる。なんだうちのチームにもDonaldはいたじゃないのと思っていたらその後は沈黙。まあ7.5サックでもキャリアハイなので文句はないんですが。初のプロボウル選出も納得の出来でした。沈黙の1年目の分もしばらくお願いしたいところ。
だがつらいのが、この序盤の好成績と中盤以降の急降下の理由が全くわからないこと。たぶんダブルチームの頻度にもよるのではないかと踏んでいたが…

PHIのDT陣において常時ダブルチームを食らう前提となっているのがCox
だが実は序盤Hargraveの爆発時には当然のようにHargraveにしっかりダブルチームがついていたという話。
はい前提が狂った。3.5サックに終わり、中盤の一番チーム状況が沈んでいるときに「こんな消極的なスキームでプレーしたことがない。スクリーンのRBをカバーする仕事なんて初めてだ」的な発言で公然とGannonを批判するというベテランにあるまじき幼稚な行動に出たCoxだったが、チームの調子が上がってD#としても奮闘を見せていた時期にあってもあまり成績は上がらず。たまに見るとシングルで消される場面もチラホラ。2019も3.5サックに終わったシーズンではあったが、この時はプロボウルには選ばれている。今季はこんな勲章かすりもしない出来だった。
スナップ数もちょっと減らしてもらってたのに。シンプルに衰えてきたご様子。本当に悲しい。長らく考えずに済んだポジションではあるが、そろそろ後継の準備が必要。

Miltonは非常に良かったのではないでしょうか。3巡で指名された時にはその腕の短さとかが不安視されてはいたがシーズンが進むにつれて順調に成長。中盤以降は複数タックルの試合やカレッジで1つしかなかったPBUも出るなど見ていて面白い存在に。最終DAL戦では先方のスターターOL陣相手にサック未遂や2TFL・PBUまで飛び出すなどまさにルーキーイヤーの集大成にふさわしいプレーぶり。スターターに据えるにはまだ物足りないが期待は持てそうなフィニッシュでした。

その他ローテーション要員たちはそれなりでしたが、特に述べるべきこともなく。ただRidgewayは良かったのではないでしょうか。ドラ6Tuipulotuは出番も少なかったがプレシーズンの感想から変わらず。来季はまたロスター争いから。Marvin Wilsonはちょっとよくわからなかったが首脳陣からは気に入られている様子でナントカ契約で確保済み。Raequan Williamsはいつの間にかJAXに行ってしまったとのことです。

<DE>
Josh Sweat
16試合(先発13試合)45タックル(19ソロ)7.5サック 7TFL 13QBヒット 1FF 4PD
*プロボウル

Derek Barnett
16試合(先発15試合)46タックル(20ソロ)2.0サック 7TFL 11QBヒット

Tarron Jackson
17試合(先発0試合)18タックル(11ソロ)1.0サック 2TFL 1QBヒット

Ryan Kerrigan
16試合(先発2試合)3タックル(3ソロ)0.0サック 1TFL 2QBヒット

Cameron Malveaux(PS)
3試合(先発0試合)3タックル(0ソロ)0.0サック 2QBヒット

Brandon Graham
2試合(先発2試合)2タックル(2ソロ)0.0サック 1TFL 1QBヒット

Week2の直前にスターター昇格1年目のJosh Sweatと3年40Mで契約延長。FSU卒の4年目。数多の負傷を乗り越え、ついに勝ち取ったスターターとビッグマネー。そしてキャリアハイとなる7.5サックとプロボウル初選出。
元から大外を捲るスピードは十分だったが、腕の長さを活かすテクニック面での成熟およびランストップのテクニックの向上で完全無欠のDEに。Gannonがシーズン前に宣言していた通りよくローテーションしてもらった結果出場したスナップ数は60%ぐらい。その甲斐もあってかケガもなし。お見事。もうすぐ25歳という若さ。いやあ次の契約には30Mぐらいいるのかな。

BarnettのPHIでの5年間がようやく終わった。やっと終わった。ほっとした。サヨナラ。16試合出て2サック。オフサイドが3つにラフィングザパサーも2つですか。二度とお目にはかからないと思いますが。新所属チームファンの皆さま、ご愁傷様です。

ドラ6Tarronは徐々に出番を増やしていきサックこそ1つにとどまったがそれなりのものを見せてくれた気がする。控えとしては計算できるレベルになっていってくれそう。

期待外れがKerrigan。初めてスタッツを記録したのがWeek5って。結局サックはゼロ。プレーオフでなんかやってた気がするがそんなものは忘れた。ジジイよキサマも穀潰しか。2.5Mで0サックですって。ドラ6新人に出番奪われる実績じゃなかろうに。

シーズン最終盤に急に現れたMalveauxとはいったい何者なのか。よくわからないままシーズンは終わったがPSにはいるはずなのでまた来季お目にかかれるかも。

Grahamは残念でした。アキレス腱断裂後もチームミーティングで皆を鼓舞する姿にはこちらも震えた。チーム最古参は来季も戻ってきます。

 

■2022への願望とか
<2022契約関係整理>
〖DT〗
DT1 Fletcher Cox:最終年。キャップヒット14.9M
DT2 Javon Hargrave:最終年。17.8M
DT3 Milton Williams:2024まで。1.2M
DT4 Hassan RidgewayUFA
DT5 Marlon Tuipulotu:2024まで。0.9M

〖DE〗
DE1 Josh Sweat:2024まで。キャップヒット3.6M
DE2 Brandon Graham:最終年。9.4M
DE3 Derek BarnettUFA
DE4 Ryan KerriganUFA
DE5 Tarron Jackson:2024まで。0.9M

PSの契約関係までは書ききれないのはOL同様。
しかし人がいない。

Coxはキャップヒットの裏で度重なる契約再構築の副作用である40.9MというWentzもびっくりのデッドマネーを抱えているので最終年は大人しくPHIにいる想定。

もう1人の大黒柱であるHargraveも最終年。こちらは今オフに延長するんだろうがとはいえこいつも来季は29歳。Coxを見ていると長期間の延長には反対したいものです。

DEを見ても若いSweatを確保したのは心強いが、Grahamが最終年でアキレス腱断裂明けの34歳。怖いことこの上なし。

というわけで1巡3つをDLに突っ込んだとて責める気にはなれない。
Jermaine Johnson(FSU)はSweat感があるので絶対確保で。たぶん1-15。その後はTravon WalkerDevonte WyattJordan DavisのUGA3人衆から2人行ってもよい。

まあ1巡3つは冗談にしても致命的なのがDEの方なのでこちらにはドラフトで2~3名行っていただいて結構。前にも述べたがJosh Paschal(Kentucky)は3巡ぐらいで欲しい。下位だとShrine Bowlで輝いた、Tarronの後輩であるJeffery Gunter(Coastal Carolina)はどうか。

世界を変えるほどの逸材を確保することは難しいだろうが、やっぱりパスラッシュは大事だ、というのがこのプレーオフの個人的な総括。Rosemanの思想的に心配はしていないがここは層が厚いこのドラフトでなんとかしてほしいポジション。