鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

招待客トラッカー

PHIの30-Visitへの招待客リストです。

4月6日作成
4月8日更新
4月12日更新×2
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4月24日更新

30-VISIT

DT Jordan Davis(Georgia

コンバインで一番目立った人と言っても過言ではない。6’6”(約198cm)341lbs(約155kg)というサイズでありながら40ydsを4.78という驚異的なタイムで駆け抜けた御仁。その結果スパイダーチャートの面積は前代未聞のデカさに。

CoxおよびHargraveが契約最終年を迎えるDTのニーズは相変わらず高い。
Hargraveとのこのオフ中の契約延長の噂は絶えないが、それをやっちゃうとCoxのキャップで苦労したこのオフの二の舞になるのでないかという懸念を勝手にしているところ。

Davis君の話に戻ると、3-4では2ギャップを食え、4-3だと1テクだと思われるが、果たしてアナリティクスを重視して「ランへの投資は無駄である」を信条とするPHI首脳陣というかフロントからどれだけ評価されるのかが不明なところ。

なにせ彼はスタミナに懸念があるツーダウンプレーヤーであり、パスラッシュ能力に見るべきものはなく、その身体能力も特に試合映像に現れているわけでもなく、そもそもダブルチームを受けるのも上手くない様子なので個人的にはうーんあんまり、といった感じ。興奮はしないがどうなるか。

 

DT Devonte Wyatt(Georgia

上述のJordan Davisの相方。サイズは小さいが運動能力はなかなか。

本命はこっちであってほしい。
パスラッシュはDavisより多彩で、何より身体能力と試合映像から受ける印象が合致するという安心の逸材。ダブルチームを受けるのもかなり上手いしなんならこの体重にしてたぶんDavisより下がらない。という評価は贔屓が過ぎるか。
もしかすると現在15位で指名してほしい第一候補。

 

CB Ahmad “Sauce” Gardner(Cincinatti)

いつの間にか今ドラフトのCB1にまで駆け上がった選手。
デカくて腕も長くてプレスも上手くCov.2にはよくマッチしそう。当初は欲しかったがもはや手が届かない存在。
落ちてきたら迷わず行けよ。

 

CB Marcus Jones(Houston)

待望のリターナーが来るぞ!Rosemanナイス!
彼への愛についてはSTの振り返りで述べたとおり。

eagles-nest.hatenablog.com

とにかく小さく、CBに置いても使いづらいことこの上ない選手ではあるが欲しさも隠し切れない。

ちなみにどれだけ小さいか、であるが、簡単に言うとスパイダーチャートで面積が表現しきれない程度。線である。でも欲しいものは欲しい。

 

OT Tyler Smith(Tulsa)

一応陣容が整っているOLではあるが、このオフもこのポジションのアップグレードにはかなり熱心な様子。全米各地のプロデイ等でStoutland先生の目撃情報は絶えない。

Tyler SmithはTulsaではOTだがサイズの問題もありプロではOGにコンバートされると見込まれている選手。
PHIが惚れこむだけあって運動能力は高い。

Tulsaのプロデイでもかなり熱心に彼を見ていたようで、興味は漏れ出している。
OLでは契約最終年を迎えるOCのKelceとRGのSeumaloのところに長期的なピースが必要な状況ではあるが、他の例えばWRとかTEと違ってこれほど上位で突っ込むべきところではないのでは?というのが個人的な想い。ですが必要は必要。

 

DT Perrion Winfrey(Oklahoma)

このリストで一番不満なのが彼。
運動能力が高いのは事実ですが、何度試合映像を見てもLogan Hall(Houston)と同じぐらい良さがわからない。

 

DE Kayvon Thibodeaux(Oregon)

堕ちた全体1位候補。
そして堕ちた原因が未だにわからない。
コンバイン前後ぐらいからか、急に”あいつは不真面目だ”とか”情熱が足りない”とか”すぐ手を抜く”とか、主にフットボールに取り組む姿勢の面への悪評が相次ぎ、コンバインのドリルをパスしたこともあっていつの間にかTop10を外すモックまで現れる始末。一方で、「コンバインでインタビューしたスカウトから彼への悪評は聞かなかった」という情報もあって正直いま最も評価がわからない選手。
試合映像を見る限りシンプルなモンスターであり、落ちてくるなら獲ってほしすぎる。ただし、獲得した後のリスクがコントロール出来なさそうなら無理せずスルーしてください。
4Qの最後まで必死でプレーしてたし素行に問題なさそうだとは睨んでいるが、”フィルムに映らない部分を見る”という意味でこのリストの中で一番理にかなった招待。

腕はやや短いが充分速い。というかサイズとかスピードでケチをつけるのが無意味な程度には実力を証明済み。

 

QB Matt Corral(Ole Miss)

この状況でQB呼ぶ余裕があるとは考えにくいので煙幕というよりは失火寄り。
ほぼ同時にMalik WillisがいるLiberty大のHCに”Willisのことをだいぶ質問した”、という情報が入ってきたが、会話した相手はASTCの肩書持つJoe Pannunzioだった。
この男、去年のDeVontaやDickerson指名に一役買ったとされる元BAMAでSabanのアシスタントも務めた人。
PHIフロントにもいたことがあるそれなりの重鎮で、こいつが動いてるのは非常にクサい。

Corralに戻ると、ケガをするまではそれなりに評価が高かったがキフィンが上手かっただけ疑惑も十分にあり、はっきり言ってよくわからない。QBなんてちゃんと見てないし。サイズ的には大きくないし何より細い。

 

OG Kenyon Green(Texas A&M

左右どちらのOGもやった経験がある人。
機動力に欠けるのでこのタイプを本当に欲しがっているのかはよくわからない。
技術的にはホールディングを連発しそうな手の使い方と頭が下がるところが難点。
ただ、ランブロックは強力で、プロテクションもスペースが少ないOGならあまり問題にはならなそう。映像からも腕の長さは伝わってくる。

アップセットを起こしたBAMA戦ではLTでフル出場。ホールディングが1回バレたぐらいでWill Anderson相手にも大過なくプレー。走らせれば速くないけどフットワークは悪くなさそうですな。

 

DE Jesse Luketa(Penn State)

地元枠。そんなものがあるのかは存じ上げません。
Penn StateのDEならEbiketieのほうが好きなんですが。

GannonのスキームではReddick同様SAMに入りそうなハイブリッドプレーヤー。
その枠ならMafe(Minnesota)の方が良さそうなものだが、Mafeは残念ながら1日目か2日目の早いうちに売れそうで、その下位互換といった印象。恐らく3日目までは残っているはず。

Off-Ball LBとして1試合プレーしていたほどにはハイブリッド。

 

CB Andrew Booth Jr.(Clemson)

最近のSirianniのインタビューで妙に若手CB陣(McPhearson・Gowan・Vincent)を推していたことやFAでCB補強の気配がないこと、そもそも前述の若手CBたちにもそれなりの対価をはたいていること、GannonのCB育成および運用の確からしさなどからまあこのドラフト上位でCBに行くことはないんだろうな、CB2は内部昇格かそれもまた良い、と思っていた今日この頃ではあるが、15位・18位もしくは51位という順位では妙にリアルな人がきた。

この人の場合気になるのはフレッシュマン時に相手を殴って試合中に強制送還されたメンタル面と、半月板(手術)・ハムストリング・スティンガー・ドラフトプロセスに甚大な影響を与えた四頭筋とヘルニア(手術)という多様なケガの遍歴。

どうにもプレスが弱くてゾーンカバレッジとの相性は微妙だがプレーぶりには惚れている。どう判断されるか楽しみな選手。

WR George Pickens(Georgia

Gardnerのインスタに現れたことで訪問が明らかになったお人。
2021の春練習中(3月)にACLを断裂したのにその後驚異の回復を見せて12月には戦線復帰。さすがに本調子には程遠かったが2019の映像の魅力は捨てがたい。
身長はデカいが細身でプレスへの対処とかルートランに若干の課題はあるが、ブロックへの情熱も見えるし膝さえ良くなればポテンシャルは半端なさそう。ロマンが溢れ出している。
問題はACLの予後とパンチに水掛けといったメンタル面の幼さがどうなっているか。まあ大ケガしたら老成するもんではないかと思っているので後者はあまり心配していないが、直接呼んでみる価値はある選手。個人的には1巡でWRをスルーした場合、2巡でどうにかしたい選手。


DE DeAngelo Malone(Western Kentucky)

軽いDE。Senior Bowlの練習でも素晴らしい切れ味を見せていた記憶がある。
ポジションとしてはSAMとしてReddickの控えに収まるのが妥当なサイズ感。
昨季のPHIに足りなかったスピードを補って余りあるパスラッシュスペシャリスト。

DE Arnold Ebiketie(Penn State)

そりゃね。Luketaよりこっちが本命でしょうね。最新の評価では1巡当落線上と言われているが、タイプ的にはMalone同様SAMとして見ているはず。
彼のインサイドラッシュの切れ味が大好きですが、果たしてこのEDGE周辺の大量召集は何を意味しているのか。



WR Jameson Williams(Alabama)

スピードスターのご来店。
Ohio StateでWR3だった2020シーズン後に出場機会を求めてAlabamaに転校。層が薄かったAlabamaで花開いてブレーク。それまでの2年で15レシーブだったところを最終年だけで79レシーブを積んでドラ1候補に。そしてNational Championship Gameで左膝のACLを断裂。
異次元のスピードでディープを脅かす存在だが、プレーリードがちょっと粗いようでその点は心配。だがいれば戦術の幅が広がることは事実。
膝のリハビリは順調そうで元気に跳ねている動画を見た。
Hurtsと早めに合わせて欲しいのでケガ人を獲ることにはあんまり気乗りがしないが、BAMAではかぶっていないDeVontaとも親交はあるようでいいチームになりそう。
とりあえずケガの状況確認が主たる招待要因だと思うのでその点じっくり見極めてください。ついでに人柄も。
(以下、明確な誤謬がありますが貼っておきます)


WR Chris Olave(Ohio State)

爆発力があるWR。Reagorトレードの噂が急浮上するWR難に悩まされるフランチャイズにとってこの招待は妥当。
タイプとしてはReagorの圧倒的上位互換だと捉えている次第で、"Z"のポジションをすんなり任せられる素材。ルートランがある程度信頼できて破壊的なスピードを持つのでバランス的にはもしかしたら相棒のGarrett Wilsonよりハマるかもしれないし、そうでないかもしれない。
PHIというかDeVontaへの情熱も口にしているようで印象は良い。めちゃくちゃ人格者だとのことで、近年の傾向から言うとこのタイプにRosemanが惚れ込む可能性は非常に高い。
コンバイン等の機会を含めてこれまで接触機会がなかった唯一のドラ1候補WRであり、Wilson・Jameson Williams・Burks・London・Pickens・Skyy Mooreというその他候補生も含めてこれにてコンプリート。
30-Visitのミッションの1つは”このドラフトで指名するか否かに関係なくNFLに存在するあらゆる選手のデータベースを完成させること”にあるようなので、この面談が活きるのは5年後かもしれない。
直近のドラフトという意味では、あとはJahan Dotson(Penn State)ぐらいを招待していただければ2巡に誰が落ちてきても対応できそう。よろしく。



S Jaquan Brisker(Penn State)

Penn State違い。Dotsonじゃなかった。
半分LBのようなBox Sで、運動能力も高く1列目にラインアップすることしばしば。
とかくアグレッシブでミサイルのようなタックルをするがその分ミスタックルも多いのが怖い。
所謂SSでありタイプとしてはHarris寄り。攻撃性はHarrisの2倍。堅実さはHarrisの半分。といった印象。
このテのSを探しているとは思っていなかったので盲点。FSが欲しいんだけどな。
だがOLを吹っ飛ばすシーンもあるなど観ていてワクワクする選手ではある。想定指名位置は2巡。


LB Brandon Smith(Penn State)

またしてもPenn State。初のLBがこいつ。しかしこれは…コンバインで運動能力が高いことは証明したが、個人的に本当に要らない。
とにかくプレーリードが遅いしランへの対処も下手で遅い。何なら横にいるEllis Brooksの方がよく見えるほど。
ただまあこの運動能力なら惜しくなるのもわかる。何かを見た場合にのみ3日目の中盤以降でいいんじゃないでしょうか。


LB Christian Harris(Alabama)

身体能力が高いLB。
技術的には、ランストップにおけるブロックの予知能力とOL処理が今一つであまり興奮しないが、パスカバレッジは上手い。速さを十分に生かし切れている感じ。
世間的には2巡ぐらいでの指名が予測されているLB陣の一角。個人的にはMumaより遅くなるのではないかと思っているところ。
身体能力の比較対象はDavion Taylor。ドラフト時点での総合力は当時のTaylorよりだいぶ高い。
近年のRosemanの性向的に、3巡ぐらいから身体能力を買い始める印象(Davion Taylor・Milton Williams)があるので、そこまで残れば放ってはおけない選手。


DT Travis Jones(Connecticut)

フリークDT。
根っこが生えたかのように動かない押されないという優秀なランストッパー。
パスラッシュにおいてはあまり技術的に目を見張るものはない印象で、例えばWyattのような選手と比べると見劣りすることは否定できない。
総じて勘の良さをあまり感じないので興奮はできないこともあり、個人的にはDT5ぐらいの感覚。
1巡でWRのあと、(もしくはトレードアップして)CBに行くようなことがあれば、その後の2巡での候補ではなかろうかと睨んでいるところ。


C Cam Jurgens(Nebraska)

Kelceの後継者候補。サイズも運動能力も何もかもKelce。違うのはテストステロン強めな顔とプレースタイル。
まっすぐのスピードは速いが、フットワークというか小回りの部分ではKelceより劣ると思われる。
まあ1年間オールプロの背中を見せて教育できることを考えると今年このぐらい素質がある後継者候補を獲得しておくのはありか。問題は2巡になりそうだという最近の高騰具合。最高でも3巡ぐらいしか出せなそうだが果たして。