鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

とりあえずの53名

800名を超える外国人が一気に失業するというイベントになぜこんなに興奮したり落胆したりするのだろうか。
こう書くと非常に不謹慎だが、これもあのエンタメの楽しい一幕であることは譲れない。
意外なトレードとかなかったトレードとかがあったファイナルカット後のPHIのロスター整理です。

Trade!!!!

PHI:S Chauncey Gardner-Johnson+2025年7巡⇔2023年5巡+2024年6巡:NO

名前が長い。以降CGJと記載しましょう。
2019ドラフトの4巡105位。Florida大出身。
契約最終年に当たり、NOとは延長交渉で揉めていて、キャンプにも参加はするが練習はほとんど参加してなかったという噂。
NOとしては次善の策ということになるでしょうか。

対価はほぼ5巡。
2024年の6巡といえばJJAW⇒Ugo Amadi⇒TENという一連のトレードでなぜか手元に残ったもの。そう思えばCGJの右手小指ぐらいはJJAWで出来ている。

このトレードの重要なところは、相手がNOだというところ。
あそこから主力選手を奪うことは、PHIが保有している2023年1巡指名権の上昇を意味する、かもしれない。これは素晴らしい、かもしれない。Top5ぐらいまで上がってくれても文句はない。

選手としてのCGJだが、この3年間はもっぱらNCBとして活躍。
40ydは4.48というタイムが残っているが、試合映像ではそれ以上に速く見える。
思い切りが良いというのか。
まあこういうネジが飛んだような選手はそれなりにリスクを抱える。
これとか。

これも。

まあBarnettほど陰湿じゃないしいいか。
現地NOファンも悲しんでいるようなのでいい獲得だと思いましょう。


スキームフィットについてだが、NOでは専らNCBだったが、Florida大ではどうもGannonのスキームと似た思想のもとでSとしてプレーしたようで、その点の心配はあまりなさそう。
Amadi(NCB)を獲ったときにもSとして使おうしていた気がするのでほぼ同じ線での動きだと推察される。
"S"というポジションの分類は時代遅れだという話もあるので、質の高い何でも屋さんとしてMalcolm Jenkinsになってくれることを期待しましょう。
相方のEppsは信用できるので、Harrisの運動能力が向上したと思ったらあまり心配はなさそうです。精神的支柱の役割はEpps任せで結構です。

ご本人も一瞬リツイートしていたお手本がこちら。

 

延長に関しての話は聞こえてこないので、やるとしてもシーズン開幕以降ではないかと思っているところです。

 


ではファイナルカット後の53についてです。

先発を太字、ベテランの新加入を、ルーキーをとしております。
ポジションの後に書いたカッコ内は、(枠/カット前人数)です。

Offense(23/38)

QB(2/4)

Hurts・Minshew
<カット>Sinnett・Strong


希望通りの2枚。無風。

 

RB(3/5)

Sanders・Boston Scott・Gainwell
<カット>Kennedy Brooks・Huntley


こちらも無風。
カットの2名はPSに入れるだろうというのが現地観測。


WR(5/10)

A.J. BrownDeVontaWatkinsPascal・Reagor
<カット>Cain・Hightower・Ward・CoveyAllen

 

大不満ポイント。またしてもReagor残しやがった。
Roseman曰く、”頑張り屋さんだから”だって。ふざけた理由ですね。
まあ引き取り手がいなかったんでしょう。
残ったReagorは完全なリターン要員として見ております。

 

TE(3/5)

Goedert・Stoll・Calcaterra
<カット>Togiai・Rodgers
<PUP>Tyree Jackson

またしてもTogiaiが残らず。まあStollとの違いという意味で明確なものを見せられていなかったので致し方なし。
大物としてはOJ Howardが市場に出てきたが、アキレス腱断裂後の彼はもはや別人ということなのでPSにTogiaiが残せればそれで良いです。
どうせRodgersはいつでもいる。

 

OL(10/14)

MailataDickersonKelceSeumaloLane
Dillard・Opeta・JurgensSills・Driscoll
<カット>Anderson・Awosika・Cameron Tom・Clark
<PUP>Toth

今回最大のサプライズ。
AndersonでもAwosikaでもなかった10枠目はなんとUDFAからJosh Sills
割とCのニーズは高かろうと踏んでいたがそうではなかった。バーサタリティという評価ポイントは3人それぞれ満たしていたと思うので、決め手はたぶんサイズ。
6'5"の330lbsという立派な体格をしているので、もしかしたらDillard満了後を見据えた動き。
ちなみにこれぐらいはできるそうです。

Andersonについてはその存在がバレないうちにそっとPSには入れておきたい。どうせJAXとNYJぐらいで攫われるんだろうが。全く許しがたい。

 

Defense(27/40)

DT(5/8)

CoxHargrave・Milton Williams・Jordan Davis・Tuipulotu
<カット>Marvin Wilson・WrenKobe Smith


だからTuipulotuはダメだって言ってるだろうよ。
なんでKobe Smith残さないんだ。とは思ったが、どうやらSmithはプレ最終戦でのケガが重いようで市場にはいつでもいそう。早く元気になって帰って来いよ。

DE(4/5)

Sweat・Graham・Barnett・Tarron Jackson
<カット>Leo

まーた反則王が残りやがった。Rosemanの一番嫌いなところ。お気に入り枠。そしてドラフトしたやつを溺愛するところ。

OLB(3/3)

ReddickKyron Johnson・Patrick Johnson
<カット>なし

全残り。

 

Off-Ball LB(5/7)

T.J. EdwardsKyzir WhiteNakobe Dean・Bradley・Davion Taylor
<カット>Stevens・Elliss

Davionを残した理由を教えてほしいが概ね無風。

 

CB(6/11)

外:SlayBradberryJobe・McPhearson
中:Maddox・Scott
<カット>Gowan・Goodrich・McCain・Blackwell・Vincent

若手たちの残骸。
Gowanには残ってほしかったが。
Jobeという嬉しいサプライズはあったが、結局去年出場経験がある選手が名を連ねた形。
これは育成失敗と言ってよいのでは?

 

S(4/6)

EppsChauncey Gardner-JohnsonBlankenship・Wallace
<カット>Harris・Tartt・Chachere


祝・Blankenshipロスター入り。
これは非常にめでたい。
何はともあれここはEppsの活躍を見たい。
しかしCGJの加入で積極性が増すことへの期待が大きい。急に楽しみになってきた。

 

Specialists(3/3)

K:Elliott
P:Siposs
LS:Lovato


無風にもほどがある。


人数構成が非常におかしい。
Defenseが多すぎる。ここまでの偏りは初めて見た。何かとは言えないが何かありそう。

PSに入れたい人たち

対象は、他チームをクビになった人たち。

QB Kellen Mond
QB3の枠は空いているがSinnettよりはロマンがありそう。


QB E.J. Perry
Strongはいなくなった。だから戻ってきて大丈夫ですよ。

OL Alex Leatherwood
OL Deonte Brown
2020Alabamaのお二人。Dickersonもいて何よりうちにはStoutland先生がいる。
どうだろう理想的じゃないですか?

DE Janarius Robinson
FSU卒でおっきくて膝に不安がある。これはSweatの後継者。かかってこい。

OLB Jesse Luketa
そういえばこのドラフトでの30-Visitで会ってたはず。
ちょうどあそこは不安なポジションですし是非。

LB Chazz Surratt
元QBだから苦労はいろいろあるんだろうが、どうせうちのDavionよりはマシなんでしょう?
MINのLBというだけで現在のPHI首脳陣に気に入られる可能性は濃厚。

 

とりあえず希望を書き連ねてみました。
悔しいことにCGJの加入にはテンションがあがった。まだまだ動きはありそうです。