ベガスのスプレッドによると今週の試合の中で一番固いと思われているのがこの試合のPHI。
敵地でありながら-6.5は相当安牌だと思われている様子。
違和感しかない。
匂いすぎる。クサい。
同地区戦ですし。因縁ありまくりですし。
ケガ人情報
PHI
Friday injury report#PHIvsWAS pic.twitter.com/Wx3RvSWZlU
— Philadelphia Eagles (@Eagles) 2022年9月23日
今季初めてリストに人がいる。
Landon DickersonがQuestionable。
準備期間が短かった今週は結局一度も練習していないが試合には出られる可能性が高いという話。
問題は、練習なしで対処できる相手でしたっけJonathan Allenって、というところだけ。
WAS
スプレッドがおかしくなっているのはたぶんここのせい。
大事なところなのでIRから。
IR(NFI・PUP含む):
C Chase Roullier(先発)
RB Brian Robinson(先発予定だったはず・NFI)
DE Chase Young(先発・PUP)
C Tyler Larsen(2枚目・PUP)
DT Phidarian Mathis(2枚目)
TE Curtis Hodges(デプス)
G Willie Beavers(デプス)
OUT:
DT Daniel Wise(2枚目)
DE Casey Toohill(2枚目)
Questionable:
DE James Smith-Williams(先発・腹)
LB David Mayo(2枚目・足首)
CB William Jackson III(先発・背中)
Pederson時代のPHIを見ているようなケガ人の出方。
損傷が激しいのが攻守Line。
特にIOLとDEが結構悲惨なことになっている。
対照的に怖い怖いWR陣は全くの無傷。
マッチアップ
PHI Offense
・WASのDefense最大の強みはもちろんDL。
Young(20年1巡)こそ出てこないが、DT Jonathan Allen(17年1巡)・DT Daron Payne(18年1巡)・DE Montez Sweat(19年1巡)の、1巡×3という酔狂としか言えない並びは健在。
なんなんだこの補強は何らかの罪に問われないのか。
・昨季Week17の対戦ではAllenに対してDickersonとMailataがランブロックで相当やられていた。
押し込んでくるのが強いというより、受け止めた力を崩すのが非常に上手いタイプで、Mailataの引き出しの少なさではなかなか対処が難しかったように見受けられた。
さすがというべきか、Dickersonは試合中に徐々にアジャストしていたようなので心配はしていなかったが、1週間練習できなかったのがどう出るか。
LGがOpetaになった場合ちょっとしんどそうではある。
・ここまで持ち上げておいてなんだが、現在のWASはランD#にて絶賛大苦戦中。
2試合トータルでリーグワーストとなる1キャリー平均7.5ydの喪失。
DETに191yds走られたのはまあ良い。わかる。あれは単なる暴力。
問題はJAX戦の123yds。
その試合を観た結果、嘘かもしれないが、"AllenとPayneは調子悪い"説を唱えたい。
これでAllenが爆発したらごめんなさい。
・まあ実はDL自体そんなに悪くなく、元凶は恐らくLB陣。
JAX相手にも基本は止めていたが、すれ違いのビッグゲインが数発あったせいであのスタッツになっている。
DLが強いのでコンスタントに出せる期待はあまりないが、たまのビッグゲインは望めるので粘り強くランで行っても良い。
実はランD#のキーマンは、DET戦でよく見られた5DL隊形の時に頻繁に入ってくる、今週OUTのDT Daniel Wiseだったのではないかと睨んでおり、彼の不在は結構なプラス。
・DCのDel RioはYoungとLBの穴埋めに苦心した結果ブリッツを多用しているようで、事実としてWASのDefenseは現在リーグ3位となる40.2%のブリッツ率。
この傾向がこの試合も続くのであれば、HurtsはWeek1序盤程度のプレッシャーに晒される可能性がある。
となると打開策はスロットにAJ Brownを入れて早いタイミングのパス。
JAXがChristian Kirkで見せたようにあのエリアをどんどん衝いていくのだ。
・ブリッツというかLB1枚とDLのスタンツっぽい動きが多く、この場合Kelceの目も事前には届かない可能性があるのでOLはしっかり横同士でコミュニケーションを取るように。
・カギはDET戦と同様。フィールド中央を上手く使えるか。ターゲットはAJとGoedert。
・ランで一発が望めるとあればSandersにも期待は高まる。
・PHIはこれまでノーハドルでのスナップ数が2試合で34回とリーグ2位(1位はARZ)。
昨年比でおよそ2倍の頻度になっており、これもAJの加入によってより汎用性が高いというか使い勝手が良いといかシチュエーションを選ばない11personnelを多用できるようになったおかげ。
2試合での計7回のTDドライブのうち、6回でノーハドルのスナップがあったとのこと。
ノーハドルの主眼はハリーアップというよりDefenseのメンツ交代を妨げることにあるようで、Defenseのpersonnelの偏りを利用してミスマッチを攻め続ける性格の悪いやり方(褒め言葉)は効果を上げている様子。
DLがめんどくさい相手にはこういうやり方も良いでしょう。
・見たいのはこの映像です。
Jon Allen and Daron Payne getting into a fight on the sideline pic.twitter.com/DmTLHlkihF
— Mark Bullock (@MarkBullockNFL) 2021年12月27日
・DBは、Sに先発のKamren Curlが復帰するようなので割と固くなるかもしれない。
が、同時に先発CBのWilliam Jackson IIIが若干傷んでいるようなのでここをDeVontaで攻めるのも良し。
去年のマッチアップでもDeVonta vs CB陣では割とイケていた。
・WASのDB陣はLBや横とのコミュニケーションが課題っぽいので先週のWatkinsのような一発TDは十分期待できる。
・Hurtsにそれなりに働いてもらうことを前提に、プレッシャーの裏を通していければ活路は十分にありそうです。
PHI Defense
・やはり16位で攫っていったJahan Dotsonは十分やれている様子。
Terry McLaurin・Curtis SamuelとのWR陣は極悪そのもの。
Wentzも2017ぐらい以来となる充実したターゲットを与えられてそれなりに躍動しているように見える。
・あのCurtis Samuelがバックフィールドにセットするやつは本当にやめてほしい。
普通に11personnelでハドルを組んでいるのに蓋を開けたらあいつがRBの位置にいることでマッチアップがLBだったりDEだったりする。
あの快速野郎にLBとかDEにマッチアップした時点で待ち受けるのは地獄。
OCのScott Turnerは本当に厄介。
・それでなくてもとりあえずSamuelにボール持たせとけば何とかなる感がある。
ただでさえ我が軍のアンダーニースはガラガラなのである。
あのエリアをSamuelに蹂躙されるようならいかにSlayがMcLaurinを消そうが関係なくなる。
・あれもこれも全部Dotsonが当たりだったせいでWR陣に余裕があるから。
・対処法としては先週あたりから増えだした6DBとかになるだろうか。
Jefferson対策だったのだろうが、5-1-5のNickel隊形と4-1-6のDime隊形が増えていた。(前者はWeek1の10スナップ→15スナップへ。後者はWeek1では0スナップだったものが5スナップへ。)
・じゃあこれだけで解決するのか、と言われれば全くそんなことはない。
大事なのは4-1-6でカバーを手厚くしたうえで、しっかりプレッシャーをかけられるのか、というところ。
ということで毎度のことながらDLは仕事しろ。
今週はIOLが緩いとは言いながら左からAndrew Norwell・Wes Schweitzer・Trai Turnerと、3人合計でキャリア先発が270試合を超えてくるベテラン揃いである。
MINのIOLとの比較で申し上げると、若者揃いだったあっちよりややめんどくさそうな気がする。
ここを先週同様しっかり崩せるかが非常に大事。
・外側はというと、SweatはLT Leno相手に去年だいぶ輝いていたので期待は高まる。
2サック頼む。
ここまで沈黙のReddickだが、Sirianniに言わせるとそろそろ"来そう"だとのこと。来てくれ。
D#の新加入ベテランで微妙なのは今のところ真っ先に決まったあんただけだよ。
・DBは心配していない。
McLaurinはSlayが消す。
Commanders Week #HTTC:
— garrett (@jalenreagors) 2022年9月24日
Terry McLaurin’s stats in his 3 career games against Darius Slay:
🔒 5 total catches
🔒 79 total receiving yards
🔒 ZERO touchdowns
🔒 3 (THREE) first downs gained pic.twitter.com/lQcH9utu0e
・DotsonはBradberryとMaddoxでなんとかしてください。
しかしめんどくさいのが2枚だったMIN戦より、3枚に増える今週のほうが厄介さは上な気がする。
・これまでのGoff・CousinsというQBに比べると、Wentzは比較的モビリティが高い。
一方でプレッシャーにはあまり強くないというのも知っているので、Wentzの生命線っぽくなっているSamuelをケアしながら継続的にプレッシャーをかけられるか、というところに全てかかってくる。
Wentzに自由にさせればとんでもない仕返しを受けかねない。
課題は毎度一緒じゃないか。
今週も良い結果を残してくださいGannonさん。
見たいもの
・Hurtsよ。俺たちのHurtsよ。
本当に信じていいのかね?
プライムタイムで過去イチのパフォーマンスを見せてくれたのは良いが、そのせいでハードルが上がりきっているように感じるのはネガティブが過ぎるか。
まああれで浮かれる人格じゃなかろうというのが救い。
今週も頼みます。
・WASのことを過小評価してはいけない。
Week1もなんか結局逆転勝ちしていたし先週は0-22でハーフを折り返しておきながら3Q終盤には15-22まで追い上げている。
弱い…のか?なんだこの読めないチームは。
・読めないチームに仕上がっている原因の1つはWentzの振れ幅。
上に振れたときにとんでもないパフォーマンスを見せることを俺たちは覚えている。
ちょっとしたプレッシャーで意味不明なサック&ファンブルを喫したかと思えば、ほとんどサックされかかったところから抜け出してディープに通したりする。
明日はあの目が出ないことを心から祈っている。
・今週も相当程度殴られる覚悟はしておく。特にSamuel。
Gannonよ。プレッシャーだよ。
・Coveyは今週も昇格。そろそろ正式にロスターに入れてあげても良いのでは?
プロのスピードにも慣れてきたころかね?頼むよ。期待している。
・おいこらMichael Clayよ。STCよ。
先週のFGブロックには肝を冷やした。カップを大きくするぐらいしか対処法はないんだろうがそのあたりの準備は出来ているんだろうな。
相変わらずリターンゲームはゴミだしそろそろ何か見せてくれないと困るよ。
・SirianniとHurtsのチームだしKelceのような頼れるリーダーもいるので浮かれてしまうなんてことはなかろうと思っているが、ベガスのスプレッドがおかしくなっていることからわかるように"勝って当然"のような空気はあるのかもしれない。
ふざけるな。気を引き締めてやっていってください。
それと、FedEx Fieldには気を付けるように。
This angle of the railing collapsing at FedEx Field is horrifying.
— Ari Meirov (@MySportsUpdate) 2022年1月3日
There’s a cameraman right underneath the railing. All the fans come down hard. They just barely miss Jalen Hurts. Miraculous this wasn’t way worse.
(video via @Trei_Cham)
pic.twitter.com/U6NIF6BC3E
・なんでもいいから勝ってくれ。
GO BIRDS!!