"This game is big to us because it’s our next one."
(この試合は重要だ。なぜなら次の試合だからだ。)
ーNick Sirianniー
さて先週のGB戦に続き、開幕前には"負け"の計算をしていたこのカード。
ちなみに同地区3-3に加えてこの2つとあともう1つどこかに負ける、で11-6が希望だったのでここまでは順調すぎる。
ケガ人情報
PHI
Friday injury report#TENvsPHI pic.twitter.com/iF3Kmk6qeX
— Philadelphia Eagles (@Eagles) 2022年12月2日
このあと、Jordan DavisのIRからの復帰とCJGJのIR入りが発表されたので、ロスターで言うとRobert Quinn(膝)のみがOUT。
Robert QuinnはRyan Kerrigan一歩手前。
TEN
Week 13 Injury Report presented by @FBHealthPlans #TENvsPHI pic.twitter.com/uIIO7Bj5gr
— Tennessee Titans (@Titans) 2022年12月2日
先発のOUTはOLB Denico Autryぐらい。
その他でいうとRBのHassan Haskinsもこの後OUTになっているよう。
扇の要であるC Ben Jonesの復帰とどうせ出てくるであろうDT Jeffery Simmonsのことを考えると頭が痛い。
IRに14人いるのは少し同情したくなる。
万全にはほど遠いのではあろうが、現状ではほぼ最大戦力になりそうなTEN。
マッチアップ
PHI Offense
- 長所がカチ合う。
Run Offense1位 vs Run Defense1位。
どこかで見た。
去年のNO戦は似たような触れ込みだったが、200yds以上のランを出して勝った試合。
ただ、TENについてはBox内が6人と軽い隊形を敷く率がリーグ1位でこの成績を残しているのだから意味が分からない。
たぶんNO戦と同じようにはならない。
ということでパスをしっかり投げましょうAJに。 - さらっと試合を観た感じ、Simmonsは言うに及ばないが、LBのDavid Long Jr.がめちゃくちゃ良い。
欲しい。
サイズはあまりないあの51番をOLで巻き込めればランは出そう。
とはみんな思うのだろうが、現実にそうするためにはその前に鎮座するSimmonsが邪魔すぎる、という構図。
なのでLongは自在に動けてあの守備範囲を披露出来ているのはすべてSimmonsのおかげ。
こういうDTが欲しいのだそしたらDeanはモンスターになる。
先週はKenny Clarkをしっかり消せていた。
今週はその上位互換かつ超苦手なタイプっぽいがKelce頼んだ。 - Burrowはやっぱり素晴らしい。
別にChaseがいなくても一流。
Hurtsもよろしく。
先週走りまくったのを見てくれれば安易なQB Spyを置いてくれたりするかもしれない。
プレッシャーはある程度かかるだろうが、スクリーンに逃げたりするのではなくさっさと投げろよAJに。 -
古巣との対戦を前にやや逸り気味のAJに対して
”お前はずっとスペシャルなんだから余計なことは考えずいつも通りのAJでいればいいんだよ。AJ Brownのままでいること以上のことをする必要はない。”
という助言を贈ったSirianniは見事な猛獣使い。
タイプ的には、地上最強を自負する猛獣たちを超えるテンションで相対してちょっとスベって見せることで向こうを冷静にしたところで自分の言葉を入れていくというもの。
類似例はあまり見当たらない。
厳格すぎるわけでもなく、おおらかすぎるわけでもなく、という謎の存在。
いつもと同じ結論だが、いいHCですな。
まあAJにその言葉が入ったかどうかは試合になるまでわからないんですが。 - そのSirianniはINDのOC時代の3年間合計6試合をVrabelのTENと対戦。
戦績は4勝2敗。
平均で28点程度獲得しているのでそれなりに結果は出せていた部類。
安心はしたいが、その内の2勝合計70点程度がAndrew Luck時代なのでそんなには安心できないのが悲しいところ。 - やり方はなんでもいいのでとにかく30点獲ってください。
たぶんOL強調でやるのが良いと思います。
PHI Defense
- 相手は12月のDerrick Henry。
ここのところ3試合合計59回178yds(Avg.3.0yds)と非常に調子が悪いようだが、騙されてはいけない。
11月の不調は12月の復調への布石。
12月/1月になるとAvgがそれまでの倍ぐらいになる仕様なので非常に巡り合わせが悪い。 - とはいえDavis復帰するしなんとかしてね。
Zone Blockingがメインになるので、DLはちゃんとリアクションしてカットバックレーンを作らないように。
ホールさえ開けてしまえばHenryの爆発力は健在。
15mph(24km/h)に達したランの回数が42回ということでリーグ4位の成績だそうで。
見かけによらずパワーだけの男では全くない。 - しかしOLで苦しむTENにあって、Henryの平均YBC(Yard Before Contact)はリーグ最下位らしい。
とにかくここで仕留めないと話しにならない。
序盤からずっとタックルの悪さに苦しめられてきたPHI Defenseにとって正念場。 - とはいえ気にするのはこいつだけではない。
AJとトレードしたようなものなので、Burksには絶対やられてはいけない。
そして複数TE隊形がPHIよりも多い相手なのでBlankenshipは早速勝負どころ。
Hooperが暴れ出すことがないようにしっかり視野に入れておいてください。
あとあの反則やめようね。プレシーズンから怖かったから。 - TEN Offenseのパスプロテクションの成績はリーグ最下位。
高給取りのDLの皆さん、仕事せいよ。
見たいもの
- 巷では"PHIは戦績ほど強くない。NFCで真に強いのはSF。"という声がだんだん大きくなってきた。
言いたいことはよくわかる。
否定したいけどそれほど強い相手とやってきてないし。
なのでこの試合はとても重要。 - どうやら今のTENにおいて最高の武器はP Ryan StonehouseとかいうUDFAルーキーらしい。
ゴミSTでなんとかできるとは思わないが、頑張ってリターンしてください。 - 去年から課題はランD#。
それを試せる格好の相手といって良いでしょう。
Davisの復帰が間に合って良かった。
ライン戦を凝視したいと思いますのでキラリと光るやつをお願いします。 - がんばれAJ。
だけどがんばりすぎないように。
さじ加減が難しいが、いつも通りよろしくお願いします。
GO BIRDS!!