鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

2022 Week14 @NYG展望

何が起きても驚かない同地区戦。
WAS戦のようなこともあった。
だがこの試合だけは、重くのしかかるあの光景を振り払うためにも、何とか勝っていただきたい。
個人的には結構大事なものと捉えている試合。

Week13戦後の動き

OUT
DE Robert Quinn(IR:膝)
S Andre Chachere(Waiver)

IN
DE Janarius Robinson(from IR)
CB Avonte Maddox(from IR)

 

QuinnはTEN戦前の練習で膝をひねったかなにかで急遽OUTに。
その後IR入り。
ハズレか?4巡出しといてハズレなのか?

 

STで頑張っていたChachereのリリースは意外。
まあTEN戦終盤はNCBにも入っていたので、ここにMaddoxが帰ってくるとなるとそうなるのか。
その後ChachereはWaiverを通過してPSに戻っている。

 

その他、TEN戦3Qに途中退場(その後復帰)したKyzir Whiteだが、スネの打撲だと思っていたが足首だった様子。

木曜練習までは限定参加だったが金曜はフルだったようなので問題なし。

 

 

ケガ人情報

PHI

STのキーマンであるLB Bradleyの離脱はちょっと痛い。
上手く転んでなんのダメージにもならないことをただ祈っている。

 

この枠を埋めるためか、PSからは先週同様LB Ellissが一時昇格。


急遽追加された病気のSermonはまあ。
毎試合ヘルシースクラッチなので特に問題にはならない。

 

NYG

IR
WR Sterling Shepard(膝)
WR Wan'Dale Robinson(膝)
CB Aaron Robinson(膝) 他多数

OUT
LG Shane Lemieux(つま先)
LG Josh Ezeudu(首)
CB Adoree’ Jackson(膝)

 

Doubtful
DL Leonard Williams(首)

 

Questionable
RB Saquon Barkley(首)

 

この中で最重要の人、QuestionableになっているBarkleyは出場の予定。
親切心だけで申し上げるが、無理しない方が良さそうな箇所だし休めばいいのに。
休めよ。

 

火力が重点的に削られている印象。
つけこめそうなのがIOLとCBの損傷。
それと、Leonard Williamsが出てこなければ非常にありがたい。

 

 

マッチアップ

PHI Offense
  • Hurts(+OC Steichen+OLC Stoutland)対DC Wink Martindale
    こうしたらちょっとは勝てそうに見えてきた。
    せっかく前のDC Patrick Graham(現LV DC)が消えたのに後任が輪をかけてBlitz好きDCを据えるとはなんというフランチャイズ

    現在、Martindale率いるNYG D#のブリッツ率は48.6%でリーグトップ。
    変態かよ。

    特徴としては、時に7人にも及ぶ大量のDBを投与してからディスガイズとブリッツを頻繁にかましてくるというもの。


  • さすがに7DBは多い。
    なのでこのDefenseを支えるのは屈強なDLたち。
    とりわけDexter LawrenceLeonard Williams
    Lawrenceはスピードもあるもんだから簡単にいなせないという点でKelceが苦手としているタイプ。
    だからこそWilliamsにはしっかり休んでいただきたい。
    こんなもんが2枚も鎮座しているなんて悲劇。


  • IDLだけに気をとられてはならない。
    OjulariThibodeauxの両OLBは相当にめんどくさそうだしJaylon Smithはまだやれそうだし。
    特にOjulariについてはMailataが苦戦しそうなニオイがする。
    HOU戦での惨敗以来は安定しているMailataだが果たしてOjulariのスピードについていけるのかは重要なマッチアップ。


  • とはいえBlitzは全部Kelceが的確な指示でピック出来るはずなのであまり心配はしていない。
    問題は個の力。
    頼むよMailata。


  • NYGのDefenseは喪失ydsこそリーグ23位に沈んでいるが、3rd Down Defenseは5位でRed Zone Defenseは6位。
    裏返しとして1st DownでのDefense効率は堂々のリーグ最下位。
    2nd Downも中位以下。

    なので、アーリーダウンからパスを投げて進み、Red Zoneに入る前に長めのパスで決着をつける、というTEN戦同様のプランで臨めばよろしい。


  • 今季ここまでのHurtsは、
    対ブリッツでは、成功率62.6%  7TD 1INTという悪くない成績を残しているが、
    プレッシャーがかかると成功率43.8%という急降下具合を見せているのだとか。
    こちらは40.9%のLamar(BAL)と40.5%のMurray(ARI)に次ぐ低さ。
    ということで、この"ブリッツ"と"プレッシャー"の間をつなぐOLの安定こそが生命線。
    Hurtsのプレッシャー率は31.8%ということで少ない方から7番目。

    というわけで今週もOLのみなさんよろしく。
    TEN戦ぐらいプロテクションが保てば最高です。
    そうでなければ負けます。
    フォルススタートはなしでお願いしたい。

 

 

PHI Defense
  • NYGのOffenseはBarkleyのランを中心に据え、そこからのプレーアクションを展開していくというまあオーソドックスなもの。


  • ターンオーバーマシーンと化していたQB Daniel Jonesだが、今季に関しては非常に安定したプレーぶりを披露しているようで、過去3年で29を数えたINTが今季は4、ファンブルも同期間で36だったものが5で収まっているとのこと。
    もうボールを貰えるとはあまり期待しない方が良さそう。


  • リベンジマッチのCB Bradberryだけは別です。
    "Mr. Consistent"のあだ名通りここまではド安定だが、たまには冒険しても良いよ。
    2INTよろしく。


  • ケガ人の多発によりパスオフェンスの火力は低下している様子。
    そしてSlayBradberryの両CBにMaddoxも帰ってくる。
    なのであまり大ケガはないという読み。正しくは希望。
    ということでマークすべきはBarkley
    こういうパターンなら知っている。
    Box内に人を増やして、重いDTを多めにおくことから始める、というTEN戦同様のプランで臨めばよろしい。


  • そういえばTannehillのスクランブルにはかなり手を焼いていたな。
    DL諸君よ、コンテインの意識は常に忘れないように。
    特に両DTよ。
    スタンツが入るとあんたたちがコンテインの役割を持つことも多いんだからしっかり頼む。
    先週は1回何とかCoxが追い付いたが、ちぎられてしまったシーンもあった。

    身に染みているが、Daniel Jonesの走力を舐めてはいけない。
    デザインランもしっかり組み込まれたOffenseになっているようですし。
    ではここでもう一度トラウマのかさぶたをめくってみましょう。

    腹立たしい。笑えるけど。
    おいGrahamキサマは笑ってんじゃない。
    頼むよ。


  • PHI Defenseの強みはNYG同様3rd Down。
    特に3rd&Longは大得意なのだとか。
    TEN戦でも3rd Downで5回Tannehillをサックしているが、シーズン22回の3rd Downでのサック数はリーグ1位。
    リーグ最多15INTのうちの8個も3rd Down。
    もちろんこちらもリーグ1位。
    なので1st Downと2nd DownでBarkleyをしっかり止めて次の展開に持ち込むことで良いと思います。
    ということで、上でも述べた通りにTEN戦同様のプランでよろしく。

 

 

忘れられないものと見たいもの

忘れられない。
今日に至るまでHurts最悪のパフォーマンスを叩き出したのが1年前。
2021Week12の@NYG。
Re*gorの酷いドロップなんかもありながら7-13での敗戦となった試合。

あれから、プレーオフでTBに揉まれ、AJが加わり、プレーブックにも習熟し、何より本人の努力が実って、今ここにいる。

レーティング17.5という歴史的失態を演じたあの試合以降の彼の成長は上の通り。

 

自らの成長を証明できる重要な一戦。
勝っていただきたく。
願わくば、いいQBになったな、と思わせていただきたい。

 

GO BIRDS!!