鷲の巣

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2022 Week16 @DAL展望

試合展望 2022シーズン

現地土曜（日本時間日曜6:25）に控えたDAL戦についてです。
少し早いので情報出揃ってございませんが悪しからず。

 

久方ぶりのプレーオフ戦線真っただ中でのDAL戦。
バッチバチの覇権争いになるはずが、Hurtsは欠場。
@DALというこの時期の屋内開催の恩恵を蒙るのは間違いなくPHI。
というかMinshew。

プロボウル

その前にプロボウラーが選出されましたのでそのニュースから。
PHIからはリーグ最多の8名が選出。

 

QB Jalen Hurts（初）

RB Miles Sanders（初）

WR AJ Brown（2年ぶり2回目）

C Jason Kelce（4年連続6回目）

OG Landon Dickerson（初）

OT Lane Johnson（3年ぶり4回目）

LB Haason Reddick（初）

CB Darius Slay（2年連続5回目）

 

サプライズはSandersの選出と、NFCのDTでサック数1位かつファン投票でもポジション1位のDT Hargraveの落選。
前者はまあ成績的に。後者は許せぬ。

 

Kelceの選出は当然のことだが、4年連続というのはすごいの一言。
全盛期ですね。引退はまだ先ですね。

 

その他、補欠が9名。
そこにはOG Seumalo・LT Mailataの名前もあるので実質OL全員選出。
これは快挙。
Stoutland先生とその愛弟子・Roy Istvan（Assistant OLC）のお仕事は本当に最高でございます。

SteichenがどこぞのHCに抜かれたらIstvanもいなくなるのか。つらい。

 

 

ケガ人情報

PHI

HurtsがOUT。
まあやむなし。ゆっくり休み給え。

 

その他はJacksonもOUT。
ACLをやった膝だとのことでIR入りがささやかれていたが今のところはなさそう。
ただ、Goedertが復帰しているのでTE4名はさすがに多いのでは？と思わなくもない。

 

人知れず脳震盪になっていたPascalはQuestionable。
現地水曜の練習ではトレーナーと一緒に身体を動かしていたということだがさてどこまで回復しているのか。
無理な場合の選択肢は、
WR4として（STメインの）Coveyを使う
PSからWardを上げる
の2つぐらいだと思っているがさてどっちか。
そろそろWardが見たい。

朗報はBlankenshipの復帰。

 

 

DAL

IR：
OT Terence Steele
CB Jourdan Lewis
CB Anthony Brown 他

 

OUT：
LB Leighton Vander Esch（首）

 

Questionable：
TE Jake Ferguson（脳震盪）
DE Dorance Armstrong（膝）
LB Micah Parsons（病気）
CB Trevon Diggs（病気）

 

JAX戦で古傷の首を負傷していたVander EschのみがOUT。
キャリアエンドとかそんなものではないスティンガーだと聞いているが、場所が場所だけに大事をとるということでしょうか。
今季復活していたとのことだったのでDAL的には痛かろう。

 

フィールド外でケンカを吹っかけてきたParsonsは病気で2日連続お休みだったようだが現地木曜から復活とのこと。
逆にDiggsは木曜からお休みだそうで。ふむふむ。

 

IR勢も含めてDBが相当傷んでいらっしゃる様子なのでMinshewはガシガシ奥に投げなさいよ。

 

 

マッチアップ

  • 全般的に非常に似たチーム構成と成績。


  • OffenseはPHI 3位-9位 DAL
    両方ラン優位でランOffenseはPHI 4位-7位 DAL
    得点はPHI 2位-3位 DAL
    レッドゾーンでのTD率はPHI 1位-2位 DAL


  • Defenseもお互い好調で、
    喪失ydsでPHI 2位-8位 DAL
    強みはパスD#でPHI 1位-4位 DAL
    失点はPHI 6位-7位 DAL
    その割にレッドゾーンではやや弱く、被TD率はPHI 10位-15位 DAL
    というかランD#が激よわで、PHI 19位-24位 DAL
    これがレッドゾーンの弱さに直結しているものと思われる。


  • ちなみに、ターンオーバー差し引きも優秀で、PHI 1位-2位 DAL
    この分野ではテイクアウェイがDALの方が多く26で1位。PHIは25で2位。


  • 最大の懸念。
    STは向こうがだいぶ上。
    リターナーのTurpinの存在が邪魔すぎる。

 

 

PHI Offense vs DAL Defense
  • ウザいやつら：DE Demarcus Lawrence・LB Micah Parsons・CB Trevon Diggs
    育ってきているウザさ：DT Osa Odighizuwa・S Donovan Wilson・NCB DaRon Bland


  • 今季はここまで6サックとややおとなしめではあるが、とにかくLawrenceを消すところから始めていただきたく。
    まあ両OTに任せればいいのであまり心配はしていないが。
    Minshewの脚はあまり期待できないので、先週反省したSandersの使い方のところからSirianniには成長の跡を見せていただきたく。


  • とはいえ全般的にDBが傷んでいるのでプレーアクションを混ぜつつLB裏を狙うところからはじめましょう。
    なによりMinshewと相性抜群のGoedertが帰ってきた。
    メインはGoedertおよびAJで良いと思います。
    AJといきなり合うかわかりませんが。


  • DeVontaの方がMinshewとのコンビネーションは出来ているはずなのでそちらでも良いが、どうもNCB Blandの存在がめんどくさそう。
    CB DaRon Bland（Fresno State）は今季の5巡167位。
    知らんぞ。
    なのにJAX戦はめちゃくちゃ良かった。
    Christian Kirkにあんなにつけるルーキーがいるのか。
    ということでここにDeVontaを当てよう。
    Gordonを蹴散らしたように、こやつも蹴散らすのじゃ。


  • Trevon DiggsはまあAJがなんとかする。

 

 

PHI Defense vs DAL Offense
  • ウザいやつら：RG Zack Martin・RT Tyron Smith・RBどっちも・WR CeeDee Lamb・TE Dalton Schultz


  • 割と傷んでいるDAL D#だが、逆にOffenseは割と元気。
    唯一両OT（LT Tyron Smithが夏に負傷離脱・RT Terence Steeleが最近IR入り）だけが抜けたが、LGで指名したはずのルーキーTyler SmithがLTで安定したという判断があったのだろう、最近復活したTyron Smithが復帰即ルーキーイヤー以来のRTでプレー。


  • できる奴はなんでもできる。
    なんじゃあのTyron SmithのRTは。
    Laneかと思った、というのは言い過ぎ。
    にしても違和感なし。ド安定。
    だが相手もReddickじゃなかったから本物かどうかは不明。


  • LTのTylerの方はつけ入るスキがありそうで、Sweatとのマッチアップは勝負所。
    というか絶対勝て。


  • OC Kellen Mooreはいつまでこのチームにいるのか。
    はやくどこかのHCにでもなれ。
    この男は特にTEの使い方が上手い気がしており、Fergusonが脳震盪で出てこなくともSchultzとHendershotがだいぶめんどくさい存在になりそう。

    Hendershotはドラフトの時に欲しかった記憶があるが、逮捕歴もありPHIにはこないだろうな、と思っていたらUDFAでこんなところに。
    絶対活躍しないように。

    ということでBlankenshipとかMaddoxとかWhiteはしっかり仕事するように。


  • 勝負は1st Down。
    意外にもDALは1st Downでの獲得ydsがリーグ下位なのだとか。
    ランでほぼ5ydsぐらい出している印象だが、このランをしっかり止めるところから始まる。
    先週までのLinval Josephが非常に良かったのでこのままでも良いが、見たいのはやはりJordan Davis。
    Week6でもC Biadaszをしっかりコントロール出来ていたので心配はない。
    見たいのはあれからの上積み。


  • CeeDeeがいよいよ本物に、というタイミングだが申し訳ない。
    ここはSlayとBradberryが通さない。
    McLaurinにはやられてもLambにはやられない仕様になっております。
    存じ上げないが。


  • 最近テイクアウェイが少ない。
    Blankenshipも復帰することだしボールを獲ってきていただきたく。
    DakはいいQBだけどたまにやらかすからそのたまにを逃さぬよう。

 

 

見たいものとか

  • Minshewは事故が少ないという意味でバックアップとして重宝する存在。
    一方で肩が弱いことで短いパスでの組み立てが多くなってしまうという明確な弱点があるために先発としては微妙、という評価だと思っているところ。
    だが、まずその安定感がそもそもすごいし、なにより敵地で燃える仕様になっている様子。

    確かに去年もNYJ戦は良かった。
    PHIでの最終戦vsDALは…それでも2TD1INTか。全然悪くない。
    消化試合のあのメンツで序盤は非常によくやっていた。


    特に最近自分の人生を変えてくれた恩師・Mike Leachを亡くしたばかり。
    期するものは大きいでしょう。
    今オフのFA市場に向けて、注目度の大きいこの試合で大暴れを期待しております。


  • ParsonsがHurtsにケンカ売った話も書こうと思ったが、不毛すぎるのでやめておきます。
    こいつはPHI戦では力を発揮できないタイプのようなので今週もOLはしっかり眠らせておくように。



  • 最近Offenseのギブアウェイがかさんでいる。しっかりしてください。
    そしてDefenseはテイクアウェイが減っている。こちらもなんとかしてください。


  • Week6+DakのDALに対してWeek6-HurtsのPHI。
    当然現地のスプレッドはホームのDALに-4。
    4点差でDAL有利との予想。
    あと3試合で1勝するかDALが負けるかで第1シードは確定するが、できればここで取っておきたい。
    だが、そんな皮算用はこの際どうでも宜しい。
    あろうことか@DALは4連敗中。これを何とか止めたい。
    そして最後に勝ったのは2017シーズン。
    これは僥倖。
    勝てば何かが見えてくる。


  • 先発QB不在でアンダードッグ扱い。
    こういう状況でこそ燃えるチームのはず。勝ってくれ。

 

GO BIRDS！！