あれ?そういえばMike Munchak(元PITのHoF)ってどこのOLCなんだっけ?
という素朴かつ変態じみた疑問が芽生えたので調べてみたら、どうやらまだ無職らしい。
2021シーズン終了後にDENをカットされたときには即刻争奪戦が巻き起こると思ったのに。
その他にも先ごろDALをカットされたJoe Philbinという大物も在野。
この人にも悪いイメージはなかったしむしろTyler Smith育成の功まであると思っていたのにカットかつ今なお無職とは意外。
OLの構築に苦しむ各チームはOLCの重要性についてどうかこのまま気づかないでください。
さてここからが本題。
Defenseに移っていこうと思っているのだが、体制が不明。
だが、DesaiにしてもDennard WilsonにしてもGannonのスキームからメンツ構成まで大きくいじることはなかろうという前提で進めて参ります。
まずはDLで一括りにしてみました。
2022シーズン開幕前
開幕前の陣容は以下の通り。
Stay:
<DT>
Flether Cox('12/1巡)・Javon Hargrave('20/UFA←PIT)・Milton Williams('21/3巡)・Marlon Tuipulotu('21/6巡)
<DE>
Brandon Graham('10/1巡)・Josh Sweat('18/4巡)・Derek Barnett('17/1巡)
OUT:
<DT>
Hassan Ridgeway('19/Trade←IND)・T.Y. McGill('20/Street FA)
<DE>
Tarron Jackson('21/6巡→PS)・Ryan Kerrigan('21/UFA←WAS)
IN:
<DT>
Jordan Davis('22/1巡)
<DE>
なし(2/27修正)
<シーズン途中加入>
Robert Quinn('22/Trade←CHI)・Linval Joseph('22/Street FA)・Ndamukong Suh('22/Street FA)
毎度めんどくさいDefenseの構成だが、一応Reddick &Co.はLBとしてお届けします。
2021シーズンの総括としては、"(Grahamがアキレス腱断裂で抜けた後の、もしくはGannonスキームがヤバくて)DLがしょぼい"というものだった記憶があるが、Rosemanもそう思ったのか、ドラフトではちょっとトレードアップして人外のコンバインの成績を収めた巨漢DT Jordan Davis(Georgia)を指名。
今日にいたるまで何度も考察じみた落書きを残してきたので今更振り返ることはしないが、GannonあるいはFangioスキームにおける、ここがカギとなる0テク要員がDavis。
ここは前年にHargraveとかTuipulotuが明らかに不向きなのに務めていたところで、明確なアップグレード。
それに加えて密かに期待していたMilton Williamsの2年目大ブレークへの想いなんかもあり、ワクワクしていた記憶があります。
ここまでは良かったのだが、未だに、何度考えても、一切理解できないし、考えるだけで血圧が20ぐらい上がるのが、Derek何某との再契約。
このバカは、脳ミソが文字通りないので、試合中に完全に不必要な反則ならびにラフプレーを繰り返す生粋のバカで、例えばチームが大劣勢のTB戦でBrady相手にレイトヒットおよびトラッシュトークでつっかけ続けるようなモラルもクソもない見苦しさを凝縮したような選手ですし、大事なことですので強調しておきますが実力も一切ない選手であり、とにかくフィールドに置いておくと自軍と敵軍に平たく害悪をもたらす祟り神のようなものですゆえ、もういらないと累計20,000回ぐらい思っていたのになぜかチームに残ることになりました。
先に申し上げますが、開幕戦12スナップ消化時点でACLを切ったためこのチームの快進撃の輪には一切入っていません万歳。
DETさん並びにFord Fieldありがとう。
キャップヒットとかについては全然目を瞑れるので是非来季もずっとIRでどうぞ。
もう1回切ってもいいよ。
ていうか切れよ二度と出てくんなよ。
急にひどく取り乱したようですが開幕前の想いは以下だったようです。
DT(5)
ずっと強みだと思っていたポジションがいつの間にか足を引っ張っていた恐怖。
またしても補強したが現時点ではちょっと怖い。さてどうなることでしょうか。
#91 Fletcher Cox(Mississippi State)6'4"(193cm)310lbs(141kg)31歳 11年目(4.0M・1/1)
2021:16試合(先発16試合)35タックル(25ソロ)3.5サック 7TFL 12QBヒット 2FF 1FR 1TD2010年代のオールディケードチーム選出。言わずと知れたレジェンドだが、衰えは顕著。さすがに3.5サックはつらい。
このオフには一度カットされてその後再契約。
だが、この名前はまだまだ影響力がありそうだしDavisの加入で何かが変わるかも。
最近はパワー一本槍っぽいプレースタイルになっている。
できれば頻繁にローテーションしたい。
#97 Javon Hargrave(South Carolina State)6'2"(188cm)305lbs(138kg)29歳 7年目(17.8M・3/3)
2021:16試合(先発16試合)63タックル(27ソロ)7.5サック 9TFL 18QBヒット 1FF 1PD*プロボウルキャップヒットキング。
2021シーズン序盤はパスラッシュが絶好調で5試合で6サックと量産モードに入っていたが、その後ぱったりと音信不通に。11試合で1.5サックは非常に寂しい。
彼の問題はランストップの下手さ。というか弱い。
そこを補うためにJordan Davisを獲得したっぽいのでHargraveの負荷は減りそう。
#93 Milton Williams(Louisiana Tech)6'3"(191cm)290lbs(132kg)23歳 2年目(1.2M・2/4)
2021:17試合(先発2試合)30タックル(15ソロ)2.0サック 6TFL 6QBヒット 2PD2021のドラ3。今季の大ブレーク候補。 比較対象がAaron Donaldという抜群の身体能力はあるものの、腕の短さと経験不足が嫌気されて3巡で指名できた男。 2021シーズン終盤にかけてランストップ・パスラッシュの両方で顕著な成長が見られた。気がする。 上2人が下降線にあるためこの男のブレークは実は必須。大いに期待している。 とりあえず5サック。
#90 Jordan Davis(Georgia)6'3"(191cm)336lbs(152kg)22歳 ルーキー(3.1M・1/4)
2021:なし2022ドラフト1巡全体13位。 身体能力お化け。問題はこの身体能力をプレーに活かせるのかどうか。
公式では336lbsとなっているが、これを320lbsぐらいまで落としてもう少しスタミナ的な要素を増やしていただきたいところ。
求められているのはまずOLをしっかり2枚食うこと。
そこはあまり心配していないが、全体13位が単なるランスタッファーだというのは許しがたい。
上積みしてほしいのがパスラッシュの面。あとプレー時間。
プレシーズンを見る限りこのあたりへの不安はどんどん膨らんでいる。
この身体能力を最大限活かせるようになればとんでもない化け物が出来上がるのはわかっている。問題はそれが出来るかどうか。
楽しみでもあり、怖くもあるルーキー。
#95 Marlon Tuipulotu(USC)6'2"(188cm)307lbs(139kg)23歳 2年目(0.9M・2/4)
2021:5試合(先発0試合) 5タックル(1ソロ)0サック2021のドラ6は何も見せてくれないままシーズンを終え、トレーニングキャンプの評判は良かったがプレシーズンまでは2021とほぼ変わらない姿を見せてくれている。
MiltonとかDavisまでがケガしたら出番は増えるんだろうが、非常に怖いものがある。
DE(4)
パスラッシュの要であるはずのポジションだが何を求められるのかよくわからない人たち。
後述するOLBとの違いは、手をつく機会が多いかどうか、ぐらい。
#55 Brandon Graham(Michigan)6'2"(188cm)265lbs(120kg)34歳 13年目(9.4M・2/2)
2021:2試合(先発2試合)2タックル(2ソロ)0.0サック 1TFL 1QBヒットチーム最長老。バストだったはずが34歳に至るまでどんどん成長してきている男。この男の天井はどこにあるのか。
アキレス腱断裂からの回復具合はだいぶよろしいようで、キャンププレシーズンと順調に経過。
"まだまだできる"とは本人の弁だが、次の契約云々の前にまずは健康に戻ってパフォーマンスがいかがか、というところを確認したいシーズン。
#94 Josh Sweat(Florida State)6'5"(196cm)265lbs(120kg)25歳 5年目(3.6M・1/3)
2021:16試合(先発13試合)45タックル(19ソロ)7.5サック 7TFL 13QBヒット 1FF 4PD *プロボウル2018のドラ4。学生時代の数々の大ケガに苦しめられた元5-starの逸材の素質がようやく花開いた。3年40Mで契約延長してキャリアハイの7.5サックの記録を残して補欠ながらプロボウルに選ばれたのが昨季。
昔はスピード一辺倒だった気がするが、徐々にその長い手足を活かしてテクニック的にも安定感を増している。そしてランストップも非常上手い。完璧なエースEDGE。
練習の映像なんかでお目にかかるその足さばきの美しさには本当にほれぼれする。 期待値は10サックプラスα。
その名から取ったであろう、あの汗を拭うセレブレーションに何度も何度もお目にかかれることを期待してやまない。
#75 Tarron Jackson(Coastal Carolina)6'2"(188cm)254lbs(115kg)24歳 2年目(0.9M・2/4)
2021:17試合(先発0試合)18タックル(11ソロ)1.0サック 2TFL 1QBヒット2021のドラ6。トゥロンという読み方が一番近い。
トゥロン少年が9歳のとき、3つ年上の兄が白血病で亡くなる。その背番号75は、7+5=12となり、亡くなった兄の年齢を忘れないためのものなのだとか。
というエピソードがらわかるように応援したくなる好青年であることに疑いはない。 プレー的には、パスラッシュの迫力はまだまだ足りないもののランストップなんかではそれなりに安定感がある。
天井が高いタイプではないと推察するが、それこそGrahamのように息の長い活躍を期待している。
今季はどこまで成長した姿を見せてくれるのだろうか。
#96 Derek Barnett(Tennessee)6'3"(191cm)259lbs(117kg)26歳 6年目(2.7M・1/2)
2021:16試合(先発15試合)46タックル(20ソロ)2.0サック 7TFL 11QBヒット2017ドラフト全体14位指名。TJ Watt(PIT)とかJonathan Allen(WAS)とかがいたのに。完全なるバストなのにまだいやがる。
2022シーズン53紹介 - 鷲の巣
非常に良い補強をしたこのオフのRoseman最大の汚点。
反則王だしプレーも汚いしそもそも大した選手じゃないし申し訳ないがかけらも応援する気がおきない選手。早く去れ。
2022シーズン結果
Defenseに関する数字はレギュラーシーズンのみです。
2021シーズンのサック数がたったの29サック(リーグ31位)という惨状を受けてあれだけ渇望したQBサックだが、まさか2ケタサックが3人も同時に出るとは思っていなかった。
チーム全体で70サックという歴史的な数字を積み上げたパスラッシュだったが、DLだけに絞ると46.5サック。
11.0サックで並んだHargrave・Sweat・Grahamに加えて、4.0サックのMiltonもキャリアハイ。
Coxも2018シーズンの10.5サック以来となる7.0サック。
想像以上にサックが出たシーズンではあったが、2021シーズンと比べるとアライメント・アサイメントともに多様になっていたのが印象的。
というかそれまでが本当に何もなかったのでこれが普通で、じゃあなぜこんなに数字が積みあがったのかと問われると、ReddickというスピードがプロテクションのカップとQBの動きを制限したという要素はあったが、ほとんどがBradberryを筆頭とするグレードアップしたDB陣による優秀なカバレッジが作った時間がサックに繋がったものだと理解している。
じゃないと全く代わり映えしていないこのメンツがこれだけサック数を増やしたことの説明ができない。
「強いDL」みたいな言説はよくあるがメンツは変わっていないのですよ。
なのでKCのようにReddickをちゃんと消したうえで的確にショートエリアをつける武器を最大限に利用できるチームには上手く機能しなかったのも頷ける話。
どなたか存じ上げない新DCには、Gannonには薬にしたくてもなかった緩急という概念を持ち込んでいただきたいものです。
では個人について。
DT
- Javon Hargraveは、相変わらずランストップが出来なかったが、2022シーズンに関して言うと、その出足の速さという持ち味が存分に発揮されていた。
決して組み合ってどうこうできるタイプではないので、シングルブロックのときの、パスラッシュだけ考えていればよいシチュエーションでの輝きがメインではあったが、インサイドからのパスラッシュの有難みを感じずにはいられなかったシーズン。
意外と結構な比率でダブルチームを食らいながらもパスラッシュで勝っていたという統計を見た(記憶がある)ので確実に成長したシーズンだったといって良いのではないでしょうか。
<参考映像:出足の速さ>
Javon Hargrave first step in pass pro just makes him so special
— Aidan Doc🧸 (@AidanDoc_) 2023年1月31日
This was 2 plays before the one above, and the play in between the two was a Hargrave pass deflection, great sequence from the Dline pic.twitter.com/AHU0DtXPlC
<全11.0サック集(副題:全部シングルブロックに見えるのは気のせいでしょうか)>Javon Hargrave's 11 sacks in 2022 pic.twitter.com/8tDyWsLDeL
— Jimmy Kempski (@JimmyKempski) 2023年1月11日 - 昨オフにキャップ都合で一瞬カットされたのちにカムバックしたCoxは、なかなかいい数字を残したし、実際2021シーズンより良いプレーぶりだった。
プレーオフモードになってからは相当気合いが入っていたようでダブルチームごと押し込むシーンがちらほら見えた。
上のHargraveのサック集からもわかるように、結局対戦相手はまずFletchの方をダブルチームしてしまうという状況が続いていた。
どうしても全盛期と比較してしまうので不満は禁じ得なかったが、それでも近年というかこの3年のなかではベストフォームでした。
お見事です。 - 俺たちの希望の星、Milton Williams。
スナップ数がCox・Hargraveの半分強だったのが残念な程度には素敵なパフォーマンス。
この人は実はもうランパス両方でDT1になる準備が整っているはず。
あとは上が退くの待ち。
では映像でどうぞ。
<ラン:Trent Williams?誰ですかそれ>
The future DTs of the Eagles, Milton Williams pushes Trent Williams back with ease and Jordan Davis comes close to an arm tackle pic.twitter.com/D391TKVUbJ
— Aidan Doc🧸 (@AidanDoc_) 2023年2月2日
On this episode of Milton Williams or Aaron Donald pic.twitter.com/YehFsPxGhL
— Aidan Doc🧸 (@AidanDoc_) 2023年2月2日 -
Marlon Tuipulotuは、一瞬輝いた記憶がなくはないが、結局何もできずIR入り。
良かったことと言えば、彼がDavisに続いてIRしたことによってDT全体が枚数不足に陥り、Linval JosephおよびNdamukong Suh獲得につながったこと。 - 期待のドラ1 Jordan Davisだが、こちらは順調にシーズンインした矢先、スナップ数および役割増加の気配があったバイウィーク明けのWeek8 PIT戦にて足首を負傷。
復帰してからも本来の姿に戻ることなく、Josephにスナップ数を食われたままシーズン終了。
もとより初年度から大暴れできるポジションではない(ルーキーイヤーから9.0サックのDonaldのような例は異常値)のでこのオフをどう過ごすか次第。
まあアホな人ではなさそうなので心配はしていない。
スキーム次第ですが、足首のことを考えてももう少し絞って良いと思いますよ。 - Rosemanがシーズン中に打った手のなかで最上のものがLinval Josephの獲得。
スキームが前職場のLACと同様のものだったこともあってナイスなフィット。
Davis離脱で一切止まらなくなったランもJoseph加入以降は比較的にしろ思い通り止まるようになったことは忘れない。
サック数も、Joseph加入以前の9試合で29個(3.2サック/G)から、加入以降8試合で41個(5.1サック/G)と激増したことも彼の重要性の証左である。
気がする。
Kelceが加入時に"あいつは超強い"と発言していたのもダテではなかった。
DavisがJosephの強化版になってくれれば本当に言うことがない。
いい見本を見せてもらいましたどうもありがとうございます。 - かつて悪童で鳴らしたNdamukong Suhだが、どうもNFC北地区と対戦するときには血が騒ぐようでGB戦とCHI戦はちょっと荒かった。
怖かった。
Tuipulotuがやっていたローテーション要員をSuhが代わりに務めた形だったが、すごく目立っていい活躍をしていたね、と言えるほどのものはなかった。
が、いてくれて非常に助かった。
いい補強だったと思います。
あまり大声では言えない単なる推測だが、Suhの加入によってなぜかCoxのパフォーマンスが良くなったので、もしかしたらCoxのパフォーマンスを落としていたのはSuhのようなアルファすぎるオスがロッカールームにいなかったことなのかもしれない。
そういう意味でも貴重だった。
というのは現地でも一切報道されていない邪推です。 - Marvin Wilsonは、良かったように見えたHOU戦だったが、結局ダメという判定だったようでその後カット。
本当にGannonとはことごとく意見が合わない。
いつの間にかPSに戻ってきているようで。
がんばって成長してくださいませ。
DE
- Josh Sweatが完成したという意味で歴史に刻まれるべきシーズンだった。
一流の証とも呼べる2ケタサックを記録。
TFL(Tackles For Loss)もリーグ11位タイとなる15を記録。
そして忘れ得ぬDakからのPick6。
これらの数字を見てお分かりいただけるように、試合中はランでパスでもずっと壁になり続けていた。
ずっと"クリーンなサック率"みたいなものではリーグ上位にいたが、スターター独り立ちとなりいよいよ開花。
まだ25歳。このままの勢いでぐいぐい成長していってくださいませ。 - Brandon Grahamの天井がどこにあるのかはまたしてもわからずじまい。
この4月で35歳を迎える男は、またしてもキャリアハイを更新。
特に目を惹いたのが、そのランストップの上手さ。
サイズの小ささを最大限生かしたブロック受けの上手さよ。
彼がいるとEdgeがしっかり作られるという点で代えがたい存在だったと言って言い過ぎではない。
もちろん、パスラッシュもまだまだイケます。
<参考映像:Trent Williams?ああ同期にそんな奴いたね>
Brandon Graham not even being a finalist for CPOTY is crazy
— Aidan Doc🧸 (@AidanDoc_) 2023年1月31日
Look at what he does to the best tackle in football pic.twitter.com/ay646iqbeX - Robert Quinnは…Rosemanを責めることすら虚しいほどの詐欺案件。
ただただCHIにしてやられた感しかない。
2023シーズンに向けて
契約的には以下。(数字はキャップヒット)
Cox・Grahamあたりの契約が難しすぎて意味不明。
たぶんこう。
あとはJosephとSuhも2023のデッドマネーなしとしているが、最初の報道と違うのでOver The Capがどこまであってるかはわからない。
はい。というわけでだれもいなくなります。
さすがにこれは荒野が過ぎるだろうと思うと、Cox・Hargrave・Grahamから2人残すというのが現実的な選択肢。
一番高価になりそうなのがHargrave。
そしてそのタイプには、なんなら2023シーズンにはHargraveを超えている予定のMiltonがいる。
ということで巷では残留を望む声が一番大きいHargraveだけが放流、というのが私の読み。
Milton・Davisという若い2人が核だと思うと、Coxを残すにしてもそれなりにお安くないと意味がない。
できれば1ケタM。できればさらにその前半でなんとか。
仮にCoxも流す場合、Tuipulotuがアテにならないと思うと、欲しいのは中堅寄りのベテラン。
Jarran Reed(GB)とかはどうなんだSolomon Thomas(NYJ)はもうダメなのか。
去年のDJ Jones(DEN)ほど欲しいFAが見つかっていないのでこのあたりはフラットです。
ただ、このリーグで1年間戦うためには深い経験が必要でしょう。
若いことだけが正義では断じてない。
なのでCoxもしくはSuhさんを残していただければありがたい。
しかしそれでもやはり枚数が足りない。
ということでドラフトは必須。
かつてDTのプロスペクトについて調査した気がするので置いておきます。
あの時に惚れたTyler Davis(CLE)が大学に残ることになったりといろいろ状況は変わっているが、基本的な欲しさは変わっていない。
Davisの控えには367lbs(166kg)のNoah Ellissが一応ロスターにいたりするので、彼よりは軽いが、Milton(290lbs:132kg)より重いぐらいの選手がターゲットになろうと思っているところ。
そういう意味では万能と踏んでいるJalen Carter(Georgia)・Myles Murphy(CLE)までの2人が落ちてこなければ10位指名は見送って2日目でKeeanu Benton(Wisconsin)。
DEについてはGraham次第。
ここも諦めるということであれば、Barnettが好き嫌いに関わらずACL明け1年目なのでフルパワーでの活躍を期待しづらい状況であることは確かなので、むしろ優先度は高い。
例えば、10位のところに目当てのCBが落ちてこなければ、少し落としてDEのTier1たちに目が行くのも自然なこと。
その場合は、Reddickが務めるSAMよりもランストップへの負荷が大きいことを考えるとやや重めのタイプ、Lukas Van Ness(Iowa)とかIsaiah Foskey(Notre Dame)とかに目が行くことになろうが、いずれも30位で待っても網にはかかりそうな気がするのでそんなに焦る必要はない。
ただ、Rosemanの性癖的に2巡までにDL指名がないことは考えにくい状況。
読みは、Cox・Graham残しで1巡DE指名。
そうなるとやはりVan NessもしくはFoskeyの気配が濃厚に漂ってきた。
研究せねば。
とりあえずここは既存戦力の囲い込みにそれなりの動き方をするものだと思っておきます。
GO BIRDS!!