今シーズン最初の同地区戦です。
相手は苦しんでいるNYG。
ケガ人
PHI
バイウィークから1試合しか経っていないのに山盛りです。
Friday's Injury Report#PHIvsNYG pic.twitter.com/EWLAG46Xyf
— Philadelphia Eagles (@Eagles) 2024年10月18日
MailataとGoedertがOUT。
そしてMailataについてはIR入りということで当面不在。
その他、SlayがQuestionable。
あとは特に影響なし。
しかし悪いニュースばかりではない。
We have activated S Sydney Brown from the Reserve/PUP List to the active roster and have elevated OL Jack Driscoll from the Practice Squad for tomorrow’s game. pic.twitter.com/FfTyXrB65c
— Philadelphia Eagles (@Eagles) 2024年10月19日
Mailataが抜けた枠にSydney Brownが昇格。
いよいよこれにてDB陣は完成。
Maddoxのミスタックルを見る機会も極端に減るだろう。
まあSydneyの課題もタックルなんだが。
NYG
OUT
CB Adoree' Jackson:首
P Jamie Gillan:ハムストリング
Questionable
DT Dexter Lawrence:ケツ
EDGE Brian Burns:股関節
S Dane Belton:病気
IR
EDGE Kayvon Thibodeaux 他
先発CBのJacksonのケガはちょっと長引いている様子。
QuestionableのSexy DexyとBurnsは両方出てくんな。(両方出場の見込み)
大きいところではIR関係。
Thibodeauxに続いてAndrew ThomasまでIR入りしたのはありがたいが、一方で既に当たりが確定しているルーキーWR Malik NabersがIRから復帰。
因縁組
暴れろ
- オファーをもらえなかっただけなのにPHIに行ったらファンから蛇蝎のごとく嫌われてしまったSaquon Barkley。
ファンどころかチームまでBarkleyがいなくなるや新加入のDevin Singletaryに即背番号26を渡すとはやり方が実に陰湿。
似たようで似ていない境遇だったA.J.が太鼓判を押していた"内なるBeastが暴れるだろう"ですって。
楽しみにしておこう。
思い出すな
- MetLifeスタジアムの人工芝を"ゴミ"だと吐き捨てた元NYJのMekhi Becton。
芝どころかあのフィールドでのパフォーマンス全般を思い出すなよ。
思い出せ
- お前は思い出せBryce Huff。
あの芝で確かに放ったあの時のあの輝きをどうか思い出してください。
マッチアップ
PHI Offense
- 平均20得点未満ながら2勝を挙げているNYGの原動力はその強力Defense。
各種指標でTop10を窺うレベルに強力だが、その中でも出色なのがそのプレッシャー率の高さ。
Blitz率自体はPHIより低い27.7%という数字ながら、プレッシャー率は35.7%とこれはPHI(30.9%)を軽く超える数字。リーグ11位。
そしてその結果がリーグ首位の11.6%というサック率。
恐ろしい。
00年代後半から10年代初頭を思わせる仕上がり。
- 当時と違うのは、強力な4枚のDLによる王道のパスラッシュではなく、LBのSIM Blitz(Blitzするフリを織り交ぜたあれ)も交えての多彩さ。
そしてその中でも必殺の武器はBurnsやOjulariが外から入ってくるスタンツ。
あれには各チームだいぶ苦労している様子。
そのスタンツにBlitzを組み合わせた結果が、Blitz時のプレッシャー率48.5%(リーグ5位)という素敵な数字。
- 要注意なのでやはりBrian Burns(ここまで25プレッシャー)とSexy Dexy(ここまで21プレッシャー)の2人。
しかも2人ともそれぞれ84.3%・78.8%のスナップ率を計上しているように、試合からは全然引っ込まない。
実に面倒。
Sexy Dexyに至ってはここまでDTのクセに7.0サックってどうなってるんだよ。
Carterなんかやっと1つ挙げたばっかりだぞ。
- そしてPHIにはMailataがいない。
Fredのプロテクションはさほど悪くないのでDillardなんかと比較するとだいぶ安心はできるが、とはいえあの速いスタンツにどこまで対応できるかは不明。
- ということでHurtsは早投げよろしく。
TB戦の中盤以降にはできていたあの感じである。
先方はCBがちょっと傷んでいるのでA.J.中心でいいが、DeVontaを有効活用していただきたいというのは毎度の話。
フィールド中央といえばGoedertだが、今週は彼もいないのでここをどうしましょうか。
TB戦では必要に駆られて、ということだったはずだが、Parris Campbellがこのエリアでは悪くなかったはずなのでこういう選択肢も考えておきましょう。
一番見たいのはCalcaterraですが。
プレッシャーがあまりかからなかったとはいえ、CLE戦のような"フィールド中央への試投ゼロ"なんていうことにはならぬようにいいプランを組んでください聞いてるのかKellen Moore。
- 先方のDCは新任のShane Bowen。
この男の師匠の1人は先ごろマッチアップしたJim Schwartz('21・'22シーズンにTENのDC時代にSenior Defensive AssistantだったSchwartzから助言をもらい続けたらしい)。
ということで似たようなプレッシャーのかけ方なんかがあればOLの目が慣れていよう、というのは好材料。
- 弱点というほどのことでもないが、フィールド中央へのランには結構苦戦中とのこと。
OT間へのランに対してはこれまで5.3yd/Attということであり結構弱め。
だが外に対しては強いとのことなので下手に逃げないように。
あと、スクリーンに対してはちょっと弱いということなので早めのパスやスクリーンなんかでプレッシャーの裏を積極的に狙っていきましょう。
- 激しいディスガイズとBlitzフェイクおよび本当のBlitzが想定される。2022シーズン、A.J.が古巣相手に爆発(8回119yd2TD)したTEN戦(当時のTEN DCがShane Bowen)を見直していいゲームプランを組んでください。
PHI Defense
- なんでもホームゲームにめちゃくちゃ弱いOffenseだとか。
ロードゲームでの最少得点がWeek2 @WASでの18点
それに対してホームゲームでの最多得点がWeek4 DAL戦での15点
非常に興味深い。
ロードゲームではいずれも2TDパスを決めているDaniel Jonesだが、ホームでは今季未だ0TDパス。
なんてことだ。
完封しようぜ。
- Nabersを筆頭にマンカバレッジ相手は大変に機能するのだとか。
そのNabersが左につけばマッチアップするのは俺たちの希望ことQuinyon Mitchell。
今後10年マッチアップし続ける相手だからこそ初戦は大事。
先方がどんなメジャープログラムから出てきたエリートかは知らんが、やったれQuinyon。
- ターゲットのエリアとして多いのはヒッチも含めた外側。
このエリアを、Jonesはここまでキャリアハイとなる47%の割合でターゲットにしているのだとか。
- Slotエリアにも投げないわけでなく、その場合にターゲットにするのはWan'Dale Robinson。
この男に安易にスペースを与えてはならぬ。
その点、DeJeanを使い倒すべきタイミング。
どうやるかは知らんが、DeJeanをLBとして起用すればSlotエリアの強化も捗ろう。
- 現実にはダブルカバレッジが増えることになろう。
CBとS1枚がNabersの方を向くことになるので、逆サイドのDarius Slayton君のところも心配。
Nabersを抑えるのはリズム的に重要だが、とはいえSlaytonのところが延々に空き続けるというのも理想的ではない。
だがこの試合からはSydneyもいる。
こっちもどう使うかは知らんが。
先方はCov.3を結構苦手としているようなのでこの辺りのSとCBを使ってなんとか演出をお願いしますFangioさん。
そういえばWeek6では結構タイトにカバーできていた気がする。
あの感じで今週もお願いします。
- OLはあまりよくなさそう。
だからといってランが気にならないとは言っていない。
最後にはコケてくれる優しさを持ってはいるが、Daniel Jonesには結構走られた記憶しかない。
DANIEL JONES. 80-YARD RUN.
— NFL (@NFL) 2020年10月23日
📺: #NYGvsPHI on NFLN/FOX/PRIME VIDEO
📱: https://t.co/W5bCPYgMfo pic.twitter.com/zI1GumCyn0
そしてRB1のTyrone Tracyがなかなかやるらしい。
PHI DLが苦手としているInside Zoneとかではなくギャップスキームでのランが多いとのことであまり心配はしていないが、DTからしっかりランストップをお願いします。
そしてJonesのランは共通意識を持って止めるしかない。
各自役割をしっかり守るように。
- Andrew Thomas離脱によりプロテクションはちょっと弱めに。
だがどうもここまでChris ManhertzとTheo JohnsonのTE陣がかなり優秀なプロテクターぶりを見せているようなのでこの辺で補ってくるのではなかろうか。
頼むよHuff。
そろそろTEぐらいには勝ってくれ。
とにかくプレッシャーをかけないと話にならない。
Nabersに時間をやればその分フリーになるリスクは増える。
なんとか早投げを強要するか、しっかりサックに仕留めるかをしてください。
CLE戦で良かったスタンツをもっと多用してもいいと思いますよ。
結び
- CLE戦の0ターンオーバーという結果は良かった。
Hurtsさんにおかれては2週連続で締まったプレーをお願いします。
サックが増えるだろうことは想定しておくが、その結果としてファンブルが増えることは許されない。
OLは死ぬ気でプロテクション。
わかってるんだろうなFred Johnson。
- そしてDaniel Jonesからは山ほどボールを奪ってくれDefense各位よ。
- そういえばバイウィークの宿題がまだ終わってなかったな。
開幕のコイントスでのチョイス・出だしのOffenseだよ。
1Qにも点を取っていいルールになっているし、実際に点を取れるというのがどうやら31チームの共通認識だそうですね。
おかしいな。
是非一日もはやく普通のチームになってください。
- Saquonがんばれ。
Hurtsがんばれ。
- 勝て。
GO BIRDS!!