鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

2024 WildCard vsGB感想

いよいよ始まった勝負のプレーオフは開幕戦以来となるGB戦。

さすがにここまでくると簡単に勝てる相手なんかいないとはわかっているがもうちょっとなんとかならんかねと言いたくなる試合でした。

 

 

展開と結果

開幕のKickoffでOren Burksが綺麗なタックルを決めてFF。

それをDeJean(公式発表はTrotter Jr.)が押さえて敵陣深くからPHIボールとなり、あっさり3プレーでTDまで持っていって先制。

そしてこのTDが虎の子に。

 

その後は双方のDefenseが踏ん張り、というかOffenseが決定打を欠き、最後までもどかしい展開ではあったがこの日のDefenseは相当出来が良かったようで切羽詰まった感じはあまりなかったのも事実。

 

結果PHI 22-10 GB

 

結果的に勝てたということは実に素晴らしいが、勝因は明らかにDefense。Offenseに見るべきものは非常に少なかった気がしております。

 

ハイライトはこちらからどうぞ。YouTubeです。

 

 

 

主なスタッツ

 

  • 相変わらず反則が多い。
    だがまあいらぬ反則はSTの2回ぐらいか。
    Quinyonがもらったのは先方のWRが上手かったですね。
    アレは絶対DPIじゃない。

 

  • 上には表せていないが、STの1つを含めて4つのTakeaway。
    勝因がDefenseであることに疑いの余地はない。

 

 

 

良かった人たち

  • OL各位
    Dotsonに通った最初のTDパスの時は6.75秒間だったか。完全にクリーンなポケットを作ってTDパスを演出。


    プロテクションに限らずSaquonのランブロックもそうだったが、この日もつつがなく1日を終えていただいた印象。
    サックは2発食らっているが、最速でサックされたのが"7秒"とかなので50000%Hurtsの責任。
    パスオフェンスの出来が非常に悪かったなかでも勝ち切れたのはあなたたちのおかげです。

    ここに括りますが、Saquonさんもいつも通り最高でした。

 

 

 

  • DL各位 特にNolan Smith
    総じて良かった気がしているDTではCarterよりむしろMiltonのほうが目立っていたが、Jocobs封じ(封じられなかったが)に功があったのはJordan Davis
    いい働きだったと思います。

    そしてもはやエースになった気配まであるのがNolan
    8タックル5プレッシャー4ハリー2サック2TFLという数字は立派のひとこと。
    戦前には相性が悪いんじゃないかと思ったTomとのマッチアップだったがこれほどやれるとは。参りました。

 

 

  • DB各位
    この日のLoveは10yd以上のパスにおいて3/11 58yd 3INTという悪さ。
    この中で一番狙われたのは6回ターゲットになったQuinyonだったが、この結果が(非常に不本意なDPIを除いて)2回成功10yd1INTという出来。
    待望のプロ初INTがこちら。

    レギュラーシーズンが終わった途端にこのタイミングを迎えるとはさすがです。


    そして順番が逆になったが、"2024シーズンのPHIのCBで初INT"という称号を勝ち取ったのがSlay

    このあとしばらく傷んでOUTしていたがその後復活。
    プレーオフに入って完全にフルスロットルと見た。
    最大残り3試合、どうぞよろしくお願いします。

    Sの2人は期待に反してあまり目立たなかったが、上述したとおり長いパスをほぼ許さなかったのはCBだけの功績ではないはず。
    CJGJはこの試合も集中できていたようでなにより。
    この調子でお願いします。

 

 

 

 

悪かった人たち

  • Jalen HurtsあるいはKellen Moore
    たぶんHurtsの罪の方が重いとは思うが、パスゲームの出来が悪すぎる。
    それが響いて2Qは全3シリーズで3&OUTというゴミっぷり。
    この時間帯をなんとかDefenseが凌いでくれた(INT・Missed FG・INT)もんで事なきを得たが錆落としにしても容認できない出来の悪さ。
    OLが無限にプロテクションしていた場面も多々目に付いただけになおさら印象が悪い。
    Time to Throwが3.24秒って相当な長持ちですよ。
    浅いところへのターゲットの配分とデザインがどうにも気に入らないというのはJayden DanielsとWAS Offenseなんかを見ていて思うところ。

    恐らくA.J.に相当手厚くマークがついていた(CB+S)はずで、それもあって投げどころがなかったということなんだろう。
    投げ分けという点ではこの日最初のDotsonへのパスは良かったんだが結局あれっきりだった。

    じゃあそんなHurtsをどうするのかというところがKellen Mooreへの不満。
    糞詰まり状態だった3Q途中にロールアウトしてDeVontaに通したパスは良かったんだがあれをもう少し続ければよかったんじゃないかね。
    結局単発だったし。
    McKeeのときに出来たコールがなぜできなくなるのか。どんなゲームプランを組んでいるのか。
    あれだけ長く持ってターゲットを見つけられないというのはカバレッジに負けている証拠なんだからロールアウトでQBの目線を変えたり敢えてバランスを崩したりするようなプレーは有効なはずなんだが。
    まあ無理するべき試合じゃなかったから多用しなかったんだと思い込んでおきますよ。

    しかしこのコンビになってBlitzへの対処が相当に改善したということは忘れずにいたい。
    だもんでBlitzを少なくして後ろを厚くするGBみたいな相手は最悪の噛み合わせだったということで無理矢理消化しようとしているところ。
    次は頼みますよ。

 

  • K Jake Elliott
    とうとうPATまでお外しあそばして。
    どうしたら治るんでしょうかね。
    お祓いとか行ったらいかがでしょうか。

 

 

 

結び

  • ケガするまでフィールドのどこにでも顔を出していたDeanの膝の具合がかなり心配。
    後任のBurksがそれなりに経験を積んでいるのが救いで、この辺り1年前このポジションの層の薄さに泣かされた経験がしっかり活かされているのはRosemanのファインプレーなんだがとはいえやはりDeanと比べれば落ちるのは確か。
    目立つタックルミスもJayden Reedに1回とJacobsに1回でそれぞれロングゲインに繋がっているし。

    これとか。


    これ。


    後半Jacobsのランが止まらなかったことの大きな要因ではあったはず。
    とはいえTrotter Jr.は全然そのレベルじゃないのでBurksで耐えるしかないのが悲しいところ。

    負傷後すぐに"OUT"と公式発表があっただけに深刻なケガなんだろうが少ない可能性に賭けて祈ろうと思う。

 

 

  • まあHurtsは3週間ぶりだし。
    Offenseの先発各位も、良かったDotsonGoedert以外はバイ明けだし。
    プレーオフなんか勝てれば何でもいいんだし。
    ということで納得しておく。

    次戦の相手は決まっていない(MIN@LARの勝者)が、TBとかWASが来るよりは良かったと思いたい。
    ゆっくり休んで、Hurtsは出来るだけ早くいろんなことを思い出していただきたい。

    勝ってくれてありがとうございました。
    次もよろしくお願いします。

 

 

GO BIRDS!!