鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

ロスター変動と新加入選手

Transactionが溜まっていますのでそちらの整理を。

 

ファイナルカット以降のロスター変動
9/1:以下15名とPS契約

C/G Ross Pierschbacher
G Sua Opeta
G/T Kayode Awosika
T Le'Raven Clark
RB Jordan Howard
RB Jason Huntley
WR Travis Fulgham
WR John Hightower
DT Raequan Williams
DE Matt Leo(IPP Exemption
LB JaCoby Stevens
CB Michael Jacquet
CB Craig James
S Grayland Arnold
S Elijah Riley

Matt LeoはInternational Player Pathway Programの対象選手のため特例で1枠PSが拡張されるが、2021シーズン中はずっとPHIのPS。Active Rosterへの昇格も不可。
Twitterにて @Kurataros_melon さんにご指摘いただきました。ありがとうございます。)

9/2:
<→IR>
T/G Jack Driscoll
TE Tyree Jackson
CB Josiah Scott

<IN>
DT Hassan Ridgeway
DB Andre Chachere(前IND)

<PS契約>
TE Nick Eubanks(前DAL:2021UDFA)
WR KeeSean Johnson(前ARZ:2019ドラ6)
DT Marvin Wilson(前CLE:2021UDFA)

<OUT(from PS)>
S Grayland Arnold

 

これで現状Active52名・PS17名(16名+Matt Leo)となり、PSは満員。

一番のサプライズはRT2枚目であるDriscollのIR行き。おい。聞いてない。
大胸筋のケガとのこと。ここは断裂しか聞いたことがないケガの部位なので、短期IRに入るような負傷の仕方については全くイメージなし。
このキャンプでもたまに練習後に足首を腫らしていたというLaneのバックアップはいつ出番がきてもおかしくない重責。
当面はTothがLG2とRT2を兼任するのだろうが、早めの復帰を期待します。君は去年からケガが多いね。大丈夫かね。

しかしPHIから放流された人間が残り31チームの触手に全くかからないというのは非常に不安。

 

■新加入選手
Activeロスターに入ったのはいつものおじさんと新顔。
いつものおじさんの方は割愛。

ChachereはDC GannonのコネでまたしてもINDより来た男。SなのかCBなのか不明だが、タイミングを同じくしてNCBの2枚目だったScottがIRしているので多分こっちの補強。
というか彼を入れてもCBは現在5名です。
どういう選手かはあまりよくわからないのでサイズだけ。
6-0の197。手がデカい。

2018のUDFAからSan Jone StateからHOU。その後DET→ARZ→CAR→ARZ→INDと転々。RS出場経験なしの25歳。
正直全く情報がない。が、プレで悪くない動きを見せていたScottの代役としては少々不安。

そして、この時期のPS契約にしては比較的大物が以下2名。

WR KeeSean Johnson
”キーショーン”と聞くと昔DALにいたあいつを思い浮かべてしまうが、あいつとは少しつづりが違うKeeSean。"偶然どちらも背番号19をつけている"とはWikipediaにあった記載。
ARZからリリースされた際はだいぶ界隈がざわついた様子。レシーブ回数とヤードでFresno Stateのオールタイムリーダー。
2年で36回360ydsという数字を残しているので期待はできそうだが、6-1のサイズ含めた身体能力に特筆すべきものはない。
上手く転んで彼が今年のFulghamになってくれるなら言うことはない。がんばってください。

 

DT Marvin Wilson
さて。本日の本題。このドラフトにおいて大きめのサプライズとして捉えられたのが彼のドラフト漏れ。
2020ドラフトに打って出ていれば1~2巡指名が固かったと言われる男がUDFAになった原因は以下3つぐらいあるという話。
①ケガ歴
②素行の懸念
③パフォーマンス

①は単純。
2018の春にMCLを負傷(切ったのに手術せず治ったとのことだけどそんな人間いるのか?)。
輝いた2019シーズンの最後は親指の骨折と手術で最後の4試合を、パフォーマンスを落とした2020シーズンも足のケガで最後の3試合を欠場しているという実績。

②が厄介。
2020年6月、FSUのHC Mike Norvellと意見が対立し、HCを”嘘つき”呼ばわりし、さらにそのことを公言して”解決するまで練習しない”という手段に訴える。
このことはドラフト前のプロセスにおいて各チーム相当警戒したようで、インタビューではかなり聞かれた様子。Wilson本人は「もうすこしほかの方法を採ればよかった」と反省していたようだが、時すでに遅し。印象悪し。
最悪他の選手も同調すれば、(良し悪しは別として)HC側に矛先がいくこともあったのだろうが、無念その影響力があったわけでもなし。ロッカールームでの態度にも疑問。

さらに、プロデーで見せたベンチプレス23回という低調な記録で、「勤勉じゃない」疑惑まで追加された様子。

そして③。
2019: (9試合/9先発) 44タックル 8.5TFL 5.0Sack 1FF 4PD
2020: (6試合/5先発) 17タックル 2.0TFL 1.0Sack 0FF 0PD
2020の1サックもFCSレベル(ジャクソンビルステート)から挙げたもの。

PHIの元GMJoe Bannerによると、NFLチームの思考として、”6・7巡はUDFAでは契約できないほど層が厚い自軍のポジションにおけるデプス要員を指名する場だ”と昔呟いていたような気がする。
となると、CLE行きは相思相愛と考えられる。
忌まわしきMalik JacksonJordan Elliott、ドラ4Tommy TogiaiというメンツにはWilson陣営もわくわくしたことが容易に想像できる。
一方、CLE側としても、支払った30kのサインボーナス、162kの保証という契約内容からは相当期待が高かったことが窺える。
(比較のためにPHIの例を挙げると、PHIがUDFAに支払ったここ直近3年の最高額は、現時点で意地でもロスターに確保し続けている2021のTE Jack Stollの22.5kボーナス・122.5k保証なので、WilsonへのCLEの提示は相当な好条件、ドラ6相当ぐらいと思っていただいて結構です)

にも拘らずPSにも残されなかったということが一体何を示唆するのか。

このドラフトでは徹底的にフィールド外での素行に拘った指名を積み重ねたRosemanがここへきて打った博打にどんな意味があるのか。
単なるお試しなのか。

もとよりPHIのDT陣は、スターターこそ盤石なれど、控えはいないも同然。そういう意味ではRidgewayにさえ勝てれば十分試合出場のチャンスはある。

懸念点は山ほどあれど、元5-starリクルートだけに素質は十分。あとがないと奮起するのであれば、DLC以下教科書には事欠かないチームであることは確か。

何を残すかは彼自身に懸かっている。さんざんマイナスポイントをあげつらったが、期待していることは確かです。

 

その他、TE Zach Ertzをめぐる騒動は完全に鎮静化したようで、このことはもしかしたらGoedertの去就にも影響を与えそうだし、実際Irv Smithをケガで喪ったMINからはGoedertへのオファーもあったようなのだがこの話はおいおい。

53最後の枠はCBでお願いします。

ファイナルカットの結果とナイストレード

イニシャルロスターが発表されました。

先立ってRosemanがとんでもないトレードをやってのけました。
絶対にロスターに残れなかったPryorと7巡指名権を使ってMinshewトレードで失った6巡を取り戻す。相手はOLに苦しむIND。Rosemanは絶対地獄に落ちる。

読み違えたのはTEを4枠にするほどStollに執心していたということと、Dillardを売れなかったこと、無理してCB残さなかったところ、ぐらい。
いつの間にかMcGillがCOVIDリザーブに入っていたのは予想外だったが、このあたりでまだまだ動きはある見込み。

しかし概ね希望通りだったこともあり特に不満なし。

 

 Positionのあとのカッコ内がロスターの人数、斜字が新加入としております。 

■Offense(25)

QB(3):HurtsFlacco(FA)・Minshew(Trade)

RB(3):SandersGainwell(D5)・Scott

WR(5):Smith(D1)・ReagorWatkinsWard・JJAW

TE(4):ErtzGoedert・Jackson<確保後IR予定>Stoll(UDFA)

OT(4):MailataJohnsonDriscollDillard

IOL(6):SeumaloKelceBrooks・Toth・Dickerson(D2)・Herbig

 

■Defense(25)

DT(4):CoxHargraveMilton Williams(D3)・Tuipulotu(D6)
<COVIDリザーブ>McGill

DE(5):Graham・SweatBarnettKerrigan(FA)・Jackson(D6)

LB(7):Wilson(FA)・SingletonT.J. Edwards・Taylor・Avery・Johnson(D7)・Bradley

CB(5):SlayNelson(FA)・MaddoxMcPhearson(D4)・Scott

S(4):McLeodHarris(FA)・Wallace・Epps

 

■Special Team(3)

K(1):Elliott

P(1):Siposs

LS(1):Lovato

 

QB:
なし

 

RB:
Howardのカットが騒がれていたが、こいつももはやPHIしか貰い手がいないRBだということを忘れてはいけない。キャンプだったかOTAだったかでは”もう引退するしかないかと思ったぐらい仕事がなかった”と絶望していた男なので開幕までには再契約できる予定。

 

WR:
予想通りFulghamと昨年の5巡のHightowerをカット。

JJAWについてのコメントはありません。期待もしてません。またプレシーズン詐欺やりやがったか、というだけ。どうせ何も起きない。

6人目の希望はデカい人です。

 

TE:
去年のTogiaiのことがよほど心に残っているのか、Stollを登録。
もしかしたらこれでRodgersの再契約のタイミングが遅れるかも。Week1の後なら保証が外れるようなのでそのあたりではないでしょうか。まだRodgersで開幕する可能性は十分あるけど。

このポジション、BUFGBでサプライズ的な動きがあったやに聞いておりますので、もしかしたらErtzがもしかするかも。注視しておきます。
 

OL:
Dillardを売れなかったためClarkがカットClarkは焦らなくても契約できる。

このファイナルカットで一番嬉しかったのは、TothHerbigをちゃんと残してくれたところ。今後Dickerson以外の2枚目はトレードの弾になるんでしょうが、売るとしても4巡以上(Dillardを除く)でお願いします。

AwosikaのカットはDickerson復帰の玉突き。OL11人でも良かったけどな。PSで1年間鍛えましょう。

しかし去年の先発4人離脱を経てこのポジションは本当に分厚くなった。持つべきものは優秀なポジションコーチです。

 

DT:
Tuipulotuの残留は最大のサプライズ。だが優先順位52位か53位のように見えるので安泰では全くない。
やっぱりMiltonはこっちに入れよったか。Roseman、キサマの手の内はわかってる。

 

DE:
祝・Tarron Jackson残留。

 

LB:
7人は予想外なんですよ。
外したのはBradleyの残留。

JaCoby Stevensはこのドラフト唯一のロスター漏れ。PSにどうぞ。

 

CB:
どっちもカットでいいな~けどまああえて残すならSeymourかな~
と思っていたSeymourJacquetのCB6をめぐる熱い戦い。
答えは両方落選でした。惜しいもうちょっと思いきったら当てられてた。

これにてCBは5名。何も動かないわけがない。

 

S:
McLeodの早期復職で4名が確定。

 

ST:
なし。

 

デカいサプライズはなし。
今後気になるのは
・カットしたRBのHowardの再契約
・DT McGill復帰時に誰を落とすか
・CBとWRの補強
・膨らんだTEの枠(=Ertz
の4点ぐらい。
去年のこの時期の拾いものはFulghamだった。今年はどうか。もう少し落ち着かない日々が続きそうですね。

Minshewと最終53予想

JAXからトレードでQB Gardner Minshewを獲得。

内容は、
PHI:2022 6巡指名権(※)Gardner Minshew:JAX
(※)今季Minshewが3試合でスナップの50%以上に出場すれば、5巡指名権に格上げ

これと時をほぼ同じくして”Watsonトレードの最終候補者からPHI、CAR、DENが脱落”というニュース。

 MIAだけが残っているようだが、あちらのチーム事情は良く存じ上げないので何とも申し上げられない。TuaではAllenとBUFに勝てないと思うのであればまあわからんでもない。

”WatsonトレードでHurts放出後の手当のための獲得”と読むのであれば、1巡3つと2巡2つ+αと囁かれているWatsonの対価に更に6巡あるいは5巡を出すのはちょっと賢くない気がする。

一方でプレ最終戦のFlaccoがなかなか良かっただけにQB3のためにこのタイミングでこの対価払うか?という疑念が湧くのは事実。しかしまあ6巡だと思いきれるなら妥当かなという気がしなくもない。2022まで確保できてお安い(2年とも1M以下)が経験があるQB3ということではCOVID時代に必要な投資なのだと飲み込んでおきます。


Minshewはこのオフも"競争させてくれ"と公言するようなところもあり、不穏分子なんじゃないかという懸念は、”こいつを入れてももうHurtsは揺るがない”という信頼の裏返しじゃないかというポジティブな理解をしておく。このキャンプでフランチャイズQBとしてベテラン含めてロッカールームの心を鷲掴みにしてしまったHurtsの立場を揺るがす存在にはなり得ないと。
それかそのメンタリティが首脳陣にハマったか。

JAX目線では、上の裏返しでLawrenceには邪魔だったか。そしてファイナルカット後のタイミングでQB探すのが難しかったのでこのタイミングになったのか。よくわからないけどそのあたりが理由だと思っておく。

腹が立つのは2枚だと思っていたQB枠が圧迫されること。TEは削らないでくれよ。

ということで、プレ最終戦を終えた後の全く当てられる気がしない最終53予想。

状況を難しくしているのは、”一旦53には残したいけどそのあとIRに入れたい奴”が2名(TE Tyree Jackson+S Rodney McLeod)もいること。
こいつらのために攫われなさそうなベテランをカットするという趣旨で、TEからRichard RodgersとRBからJordan Howardを生贄にカット。
Landon Dickersonはそんなに急いで試合に出てもらうことを考えてないのでNFIのままシーズンインでお願いします。

 

Positionのあとのカッコ内がロスターの人数、太字が当選者、斜字が新加入としております。 

■Offense(24)

QB(3):HurtsFlacco(FA)・Minshew(Trade)

RB(3):SandersGainwell(D5)・Scott・Howard・Holyfield・Huntley

WR(5):Smith(D1)・ReagorWatkinsWard・JJAW・Hightower・Fulgham・Patton(Street)・Michel(Street)

TE(3):ErtzGoedert・Jackson<確保後IR>Rodgers<開幕戦出場予定>Stoll(UDFA)・Angeline(Street)

OT(4):MailataJohnson・Clark(FA)・Driscoll・Dillard

IOL(6):SeumaloKelceBrooks・Toth・HerbigAwosika(UDFA)・PierschbacherOpeta・Pryor
<NFI>Dickerson(D2)

 

■Defense(26)

DT(4):CoxHargrave・McGill・Milton Williams(D3)Ridgeway・Tuipulotu(D6)・Raequan Williams

DE(5):Graham・SweatBarnettKerrigan(FA)・Jackson(D6)・Bailey(UDFA)・Leo

LB(6):Wilson(FA)・SingletonT.J. Edwards・Taylor・Avery・Johnson(D7)・Bradley・Stevens(D6)・Smith

CB(6):SlayNelson(FA)・MaddoxMcPhearson(D4)・SeymourScott(Trade)・Jacquet・James・Arnold

S(5):McLeod<確保後IR>Harris(FA)・Wallace・Epps・RileyAdams(FA)・Countess

 

■Special Team(3)

K(1):Elliott

P(1):Siposs

LS(1):Lovato

 

QB:
Hurtsがケガした瞬間にシーズン終了となることに変わりはないが、Minshewという変数が加わったことによって楽しみが増えた。不穏分子とも言う。

元SFのFAQB勢ではMullensが不正解でJAXに行ったBeathardが正解だったという答え合わせ。前者はもはやいない。Beathardの仕上がりの良さがMinshewの放出を決定づけたという推測も見かけた。

プレで初戦の2シリーズしかプレーしなかったHurtsをもう少し見たかったという願いは結局叶わず。しかしRosemanの師匠であるPHIの元GMであるJoe Bannerに言わせると、”他チームとの合同練習はプレシーズンと同じぐらい価値がある”ということのようなので、この一派にとっては合同練習で満足できる出来だったということでしょう。
そう理解するしかない。

 

RB:
Holyfieldのプレ最終戦は去年より格段によく見えたがGainwellが良いので残念ながらカット。例年ならどのチームにもバレないのでPSに入れられる予定。

Howardはカット後再契約でRB4にお願いします。HowardとHolyfieldの差はプロテクションです。

 

WR:
プレ最終戦の大誤算ポジション。
終戦のスナップカウントを少ない順に並べると、
Reagor<JJAW<Watkins<Patton=Michel<Ward<Fulgham<Hightower
となる。
後ろ3人が気になってならない。

HightowerはKRの役割も任せられていたが全くなにもなかった。
Fulghamはこのキャンプ後半でいいこと聞かないしプレ唯一のキャッチのあとにファンブルロスト。
Wardは精神的支柱として頼りにしていたが痛恨のドロップ。その後の天を仰いだ姿はなんだったのか。

この3人がカットだとするとSmith・Reagor・Watkins・JJAWとなる。さすがにWardは残してほしいので5人としたが、6人目は外からどうぞ。

できればデカめで。できればメンターになり得るベテランで。
そういう目線でFAのWR陣見てたらLarry Fitzgeraldが残ってた。チャンス。
書いてて虚しくなってきた。

 

TE:
Stollはオフェンス最多82%の出場。まあ育成の場だったんでしょう。
まずはPSでアサイメント覚えるところから始めましょう。
なんかインサイドゾーンの人が足りんと思ったら一人機嫌よくパスコースに出てるプレーを見ましたよ。

 

OL:
Dillardの後にLTに入ったClarkPFF的に非常に良い出来だったとか。後半の出番だったので相手が3rdチームだということを差し引いても割と良かった印象。RTもできるとのことなので頼もしい。
売れそうなのはDillardの方なのでDillardを売りたいところ。

ケガの前歴がある連中しかいないG陣の控えだが、Tの控えだと思っていたTothのLGも良かったのでこいつにはTとGの控えを兼ねていただきたい。
ただOpetaがめちゃくちゃ悪かったのが懸念材料。カットで。
Cの3rdチームだったPierschbacherも良くなかった。Awosikaが転んだプレーもこいつの足に引っかかったもの。カットで。

 

DT:
McGillは2サック1PBU4QBヒットの大活躍。
ここまでの3枠は確定。DC Gannonはここまで全てを隠していると想定して、MiltonをDTに入れてみた。
これで4枠。

 

DE:
Tarron Jacksonが良かった。こいつはリリースしたら攫われちゃう。ロスター入りですおめでとう。

Kerriganを全く見かけてないけど調整は問題ない実績なのであまり心配してない。

 

LB:
当確というレベルではなさそうだがしばらくケガで姿を見ていないAveryのことをどう思えばいいかわからない。
けどとりあえず入れておく。

5タックルのJaCoby Stevensも4タックルのBradleyも数字は残していたが”いいな”というプレーは記憶にない。どっちもPSに残したい。

 

CB:
プレ最終戦の大困惑ポジション。
個人的に期待していたMichael Jacquetは、好きになったということ以外残す理由はなさそう。なにせ本業のパスカバーがやられすぎ。タックル能力は高いし、サイズもあるし、とは思っていたが、大外CBの2人の穴埋めをできるタイプではないので厳しそう。

といって残す予想のSeymourも素晴らしいというわけではなかった。ただ減点対象が少なかっただけ。

NCBの控えはJAXからはみ出した小兵Josiah Scottでよろしい。

CB4以降は積極的に動いてください。

 

S:
Elijah Rileyも残さなくても誰も獲りに来ないかもしれないが念のため。この枠も外から獲ってきたい。

Andrew Adamsはダメです。要りません。

 

ST:
ウルトラCとしてLSのRick Lovatoをカットして後から再契約しようという案も見た。替えはごろごろいるんだろうけどこのタイミングは怖い。やめてほしい。

 

結果的に、スターターのところで重篤なケガ人を出さずにプレシーズンゲームは終了。
それ自体は本当に良かった。

あとはお楽しみのファイナルカット
期限は現地火曜の東海岸16:00(日本時間9月1日水曜早朝)だそう。
まだトレードはありそうなので正座して待ちます。

キャンプ終了直後の53人予想

いつの間にかトレーニングキャンプもプレ2試合も2次カットまで終わってたけどその辺りはもうスルーで。
そんなことよりプレ最終戦ファイナルカットが近い。

ということで現在の80人+αから53予想第二弾を。

 

Positionのあとのカッコ内がロスターの人数、太字が当選者、斜字が新加入としております。

 

■Offense(25)

QB(2):HurtsFlacco(FA)・Mullens(FA)

RB(4):SandersGainwell(D5)・ScottHoward・Holyfield・Huntley

WR(6):Smith(D1)・Reagor・Watkins・Ward
<以下ファイナルカットで置き換え可> FulghamHightower・JJAW・Patton・Michel(FA)

TE(3):ErtzGoedert・Jackson・RodgersStoll(UDFA)・Angeline

OT(4):MailataJohnson・TothDriscoll・Dillard・Clark(FA)

IOL(6):SeumaloKelceBrooks・OpetaHerbig・Awosika(UDFA)・Pryor・Pierschbacher・<NFI>Dickerson(D2)

 

■Defense(25)

DT(4):CoxHargrave
<以下ファイナルカットで置き換え可> McGill・RidgewayTuipulotu(D6)・Raequan Williams

DE(5):Graham・SweatBarnettKerrigan(FA)Milton Williams(D3)・Jackson(D6)・Bailey(UDFA)・Leo

LB(6):Wilson(FA)・SingletonT.J. Edwards・Taylor・Avery・Johnson(D7)・Bradley・Stevens(D6)・Smith

CB(6):SlayNelson(FA)・MaddoxMcPhearson(D4)
<以下ファイナルカットで置き換え可> JacquetScott(Trade)・James・Seymour・Arnold

S(4):McLeodHarris(FA)・Wallace・Riley・Epps・Adams(FA)・Countess

 

■Special Team(3)

K(1):Elliott

P(1):Siposs

LS(1):Lovato

 

QB:
Hurtsが頼もしく見えて仕方ない。
大半のチームと同じように、こいつがケガした瞬間にシーズンは終了です。

無理矢理FlaccoをQB2としているが、別にいなくたっていい。

ちなみにどこにも書いてませんが、QB3はGreg Wardです。

 

RB:
結局キャンプを通してドロップ癖に全く改善が見られなかったやつをRB1に据えて臨む。

収穫はKenneth Gainwell。キャンプ序盤に名前を聞くことはほとんどなかったが、プレシーズン2試合ではなかなかのスピードもご披露いただけて何より。

パワーバックがRB2にほしくて、Kerryon Johnsonには期待していたが、残念ながらやはりスペ体質には勝てず、2次カット?ぐらいで退場。ということでパワーバック枠にはプレで抜群のプロテクションも見せてくれたJordan Howard。もう燃料残ってなさそうだが、まだ26歳。シチュエーション限定ならまだまだやってくれるでしょう。

Boston Scottはやはりバックアップとしての使い勝手の良さが際立つと。本当はここの大幅アップグレードを狙ったんだが、Kerryonのケガでその目論見は潰えたかたち。

偉大なる親父を持つHolyfieldは今年も何も残せず。スピードないのにあのプロテクションじゃ駄目よ。

たぶん4枠になろうという現地予想に乗っかりました。

 

WR:
DeVonta Smithについては膝のケガでキャンプは出遅れたものの、プレ2の映像はさすがのひとこと。今日のJETS相手でも素敵でしたね。というわけでPHI待望のWR1。

スーパーワンハンドキャッチで期待を膨らませてくれたJalen Reagorですが、試合になると見劣りする。Smithと比べると。やはりルートランの課題はまだ消えないよう。
ただ、同じ役割を担わせるわけではないのでまだ期待は消さない。

この夏一番株を上げたのが、プレ初戦のvsPITで大活躍したQuez Watkins。去年は”足が速いだけ”だったところを、オフシーズンのトレーニングを通じてルートランも改善されたとのことで少し出遅れたもののキャンプから大暴れ。こういう下位指名選手が活躍してくれるとチーム作りは非常に捗る。

カルチャーの観点から、この若いWRルームにGreg Wardの存在は必須。キャンプでもそれなりに存在感を発揮していたので、やや天井は低いだろうがアンダーニースでの彼の存在は大きい。

2020年10月に大ブレークしたものの、その後鳴りを潜めたTravis Fulgham。デカいレシーバーが乏しいという事情もありロスター入りはするのでしょうが、期待値と比べるとだいぶ微妙な仕上がり。序列を落としてキャンプフィニッシュとは受け入れがたい。

6枠目は正直誰でも。プレでもあまり目立った人がいませんし、2年連続で「今年のキャンプは違う」と言われたJJAWについてもプレになった途端全く目立てないいつものあいつに。サヨナラ元ドラ2。期待なんかもうどこにもない。

 

TE:
Zach Ertzはキャップの問題でもしかしたらファイナルカットでサヨナラというシナリオもあるにはあるかもしれませんが、今のところケガもなくいいキャンプを過ごしているようで、順当にTE1。いるならまだまだ戦力。

Dallas Goedertも同様。順当。Ertzの影響で出番が減ればこのオフの契約更改で揉める種になるかもしれないが、とりあえずHurtsのよきターゲットとして励んでください。

TE3の希望としてめちゃくちゃ期待していたTyree Jacksonですが、ジャンピングキャッチの背中からの着地で骨折。6-7ぐらいになると飛んで落ちるだけで骨折するんですね。これってもしかして結構頻繁に起こることなのでは?という不安はありますが、見事ロスター入りという予想。

なによりこのサイズにしてめちゃめちゃスムーズ。プレ1の試合中の動きは本当に惚れ惚れするものがあった。
しかしこやつのケガはあと1ヵ月以上かかる。できれば短期IRに入れたい。しかし今IRに入れると今年は練習もできない。そして世界にその存在がバレた。
となるとやはり一度ロスターに入れてからIRという流れが妥当だと思ってます。というか完全なる願望。

そのJacksonの代わりに漏れるのがRichard Rodgers。といってもこの男は毎回毎回帰ってくるので今更他チームに拾われる心配もあまりなく、JacksonをIRに入れてから空いた枠に5度目の再契約で入れればよろし。ということで開幕戦のTE3はRodgersです。

UDFAのJack Stollの評判も良いが、まあ彼もRodgers同様他チームに拾われる懸念も少ないためPSでキープできれば結構。

1年前この辺りのやりくりを失敗したRoseman故に今回は抜かりなくやってくれると期待してます。いみじくも去年キープしたかったTogiaiは最近INDからリリースされたようですが。状況も変わった今、優先度はJacksonキープのほうが遥かに上です。

 

OL:
未だにSirianniは認めないが、LTのスターターはJordan Mailataしかあり得ない。となるとスターターは左からMailata・Isaac SeumaloJason KelceBrandon BrooksLane Johnsonで確定。

控えは左からBrett TothSua OpetaNate HerbigKayode AwosikaJack Driscollで良いでしょう。

残念ながらセルフアオテン野郎ことDillardの居場所は本当になくなった。

UDFA上がりのTothがプレを通してそれなりに安定しているのでカットしちゃうと確保できなさそうですし。

Dillardのトレードに対価など求めません。

追記するとすれば、Awosikaのところ。UDFAで非常にいいピックになっているようだが、控えCとしてやや苦戦しているHerbigの補完的な意味合いでRoss Pierschbacherを優先させる可能性はある。AwosikaはGしか練習してないのにプレではTとしてプレーさせていたこともあり、どうも他チームから隠してPSに入れようとしている動きにも見えなくないのでこのような妄想となった次第。

いずれにしてもPryorの居場所はもうない。

 

DT:
プレシーズン一番の失望ポイントが控えDT。
スターターは、Fletcher CoxにしてもJavon Hargraveにしても焦点は「オールプロに届くかどうか」というレベルで仕上がっているが、ローテーション要員が本当にクソ。当初の読みと異なり、MiltonがDEメインでの起用となっているため、思いの外層が薄い。

T.Y. McGillは残りそうな気がするが、それ以外は本当にこだわりがない。
LARとかから溢れたやつを獲ってくれば即レベルアップになるのではないでしょうか。

後述するLBのこともあり、ここはそれほどローテーション要員も要らない気がしているので4枠の予想。

何ならMcGillまで確保しておいてTEとかQBに枠を割いたとて文句はない。それぐらい失望している。

 

DE:
このキャンプ最大のサプライズ(いい意味)がドラ3Milton Williams。元はDTとして期待していたが、プレを見る限り、DE起用がメインになりそう。そしてそのプレーぶりがBrandon Grahamの生き写し。

この2人はシチュエーション次第で3テクまでなら十分戦えそうなので、この点もありDTの層の厚さは不要と判断しました。

残りは二桁サック確定でプロボウルを狙うJosh Sweatに、ケガであまり練習できていないRyan Kerrigan、そして居座るDerek Barnett

固い。
Tarron Jacksonもプレで出番はもらっていたが、上位5人に何もなければ非常に厳しい戦い。JaQuan Baileyも同様。両者ともにPSに入れられればそれで良し。

 

LB:
そもそもD#全体として何をするのかが全く見えない。
DC Gannonは多分2試合でBlitzゼロ回とかそんなレベルでひた隠しにしてらっしゃるので今見えるものは何もない。
ただ、少し見えているのが、"SAM"と呼ばれる一般的にはStrong SideのLBの使い方に特徴がありそうだ、ということ。
そしてここで重用されているのが、今オフからLBにコンバートしたGenard Averyと、同じくカレッジではDEをメインにやっていたドラ7のPatrick Johnson。二人とももとよりパスラッシュには力があることもあるが、ランストップでもなかなか戦力になりそうなのでまずはここから。

残るLB2枠にはEric WilsonAlex Singleton。控えにT.J. EdwardsDavion Taylor

パスカバーが課題とされていたユニットにおいて、その点定評があったWilsonの加入は大きく、加えてT.J.も相当に力を上げている。
そして、去年ドラ3で指名したときには不満しかなかったDavion Taylorだが、よくよく見るとひとつひとつの動きは非常にスムーズ。そしてこのオフはプレーブックの理解も増しているとのことで実は相当期待している。
それだけにケガでの離脱は残念だが、もとよりドラ3の2年目ということでロスター入りは堅そう。

Bradleyを落とさざるを得なかったのはつらいが、彼にしてもJaCobyにしてもドラ6の2年目と1年目なのでPSには残せそう。

 

CB:
Darius SlaySteven NelsonAvonte Maddoxの3名は確定。心配していたMaddoxもNCBとしてなら優秀なようで期待は高い。

問題は控え。ドラ4Zech McPhearsonはNCBから始めるのかと思いきや、意外と動きが良かったようでSlayの控えとしてキャンプを過ごすことに。

プレ2では狙い撃ちにされていたが、あれとてカバーの責任がよくわからないところもあり、全部McPhearsonが悪いとは言わない。Nelsonが単年契約ということもあり、この1年でたっぷり技術を盗んで来年のスターターに役立てばよろしい。いっぱいやられてください。

個人的に期待していたMichael Jacquetは、McPhearson相手に序列を落として控え2番手に。デカさはいいけどクイックネスがイマイチに映ることもあり、プレ2ではまあやられておったと記憶している。マッチアップの相手は選ぶのだろうが、デカい系WR相手になら十分やれそう。

NCBの控えはJAXからはみ出した小兵Josiah Scottでよろしい。

ただし、最後の2人も置き換えてレベルが上がる掘り出し物があるなら飛びついていただいて結構。なにせウェイバークレームの順番で行くと6位ですのでこの高順位は最大限に活かしていただきたく。

 

S:
Rodney McLeodはやれるのか?本人がweek1からいけるって言ってたからアクティブにはしてるけど、場合によってはPUP入りしたまま開幕しそう。その場合6試合お休み後からのロスター入りとなる。
スキーム的に去年みたいにシングルハイ祭りにはならなそうなので負担は減るはず。とはいえおじさんなので無理が効かないのもわかる。まずは治療からでお願いします。

Anthony Harrisはこれまでのところ元気にやっているし、去年急激に成績を落としたとはいえPHIのDB陣の中ではまだまだやれそう。

当面Harrisの相方はK'Von Wallaceになるのだろうが、この男もケガが多い。今年の評価基準はMcLeod不在時のスナップ参加率が60%以上になることです。

そうなるとあと1枠がこれまた難しいがプレでINTを1つ記録したElijah Rileyに軍配。このEppsと争う最後の枠はプレ3次第でコロッとひっくり返る可能性もあります。

 

ST:
Arryn Sipossが期待以上に良さそう。プレ1は平均50yds以上だったと記憶。一方でプレ2は微妙だった。安定してくれれば何より。

Jake Elliottはキャンプ序盤に酷い日があったようだが、プレ以降は安定。短距離の安定感よろしく。
LSはRick Lovato

 

とりあえずキャンプでは重傷者ナシという素晴らしい成果。
残るプレ最終戦は明後日。合同練習でボコボコにしたという噂のNYJ戦。

希望は、Hurtsでのいいイメージを持ちたいことなので、2Q分ぐらいはスターターでやっていただきたいです。

Day10-公開練習-

昨日の合同練習でのAaron Donald vs Connor Williamsの映像が面白すぎてちょっと調べてみたらDonaldがサックを記録したことがない4チームの中でPHIとの試合数が最多(PHI:4試合、NYJ:2試合、TEN:1試合、IND:対戦なし)だった。やはり我が軍のOL力は圧倒的。
しかしキャンプでJoey Bosaをもしっかり抑えていると聞いてるRashawn SlaterがDALに指名されてたらと思うと本当にぞっとする。

さて、Day10は本拠地Lincで開催された今キャンプ初の公開練習。25,896人の緑の血が流れるファンの前で今キャンプ最長となる1:51の練習を披露。

そして主役は2020のドラ6、今キャンプは体調不良で出遅れたQuez Watkins

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Day9-最悪の誕生日-

うちのエースQBは現地8月7日が誕生日。23歳だそうで。おめでとう。
そしてその日がこのキャンプ最悪の出来になった様子。
捉えようによってはD#の調子がめちゃくちゃよろしいということなのでそういう期待を膨らませたい。

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カットの予定と53人枠予想第2弾

キャンプがオフだということなので、今後の日程と来週に迫ったプレシーズン1戦目に向けた今後の見どころなどをいったん整理する試みを。

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