プレシーズンゲームも無事に終了。
あとはロスターカットを待つのみ。
なんだが、ちょっと難しすぎんかね?
最後の5枠ぐらいは本当にわからん。
誤算
LB陣
Oren Burks良すぎ問題。
さすがにSBでそれなりにプレーした経験があるベテランが、そして夏中練習していないお陰で身体がフレッシュな状態のベテランが、控えまみれのプレシーズン最終戦に出ちゃうとそりゃそうなんだが、ちょっと良すぎましたね。
参った。
LBを5枠としたときの競争相手はBen VanSumerenだと思うが、この試合のパフォーマンスだけで判断するなら余裕でBurks。
最終的にはBVSもいい働きを見せてはいたが、Burksはちょっと格が違った印象。
ということで新たに発生した、Off-Ball LBに6枠使うってあるんでしたっけ?問題。
個人的結論は、さすがに6枠使うことはないと思うし、あのレベルとの対戦であればBurksはもっと輝くべきだったという理由で、泣く泣くBurksをカット。
BVSに賭ける。
しかしこの2人はSTでの貢献具合も同等だという話もあるのでどっちにどう転ぶか本当に読めない。
長期的なロスター構成を考えてのBVS。
心は泣いている。
ちなみにだが、3年目のBrandon Smithも良くなっていた。
鬼気迫る表情からはやはりこのシーズンのロスター入りに懸ける強い思いが見えた。
こういう若者を囲えないというのは実に悲しい。
S陣
Tristin McCollumの躍動は見ていて気持ちのいいものだった。
しかしなんだねあのAndre' SamとかいうUDFAルーキーは。
聞いてない。あんなにいい選手だったとは聞いてないぞ。
McCollumが3年目でSamがルーキーだが、実はこの2人は25歳で同い年。
Samが7年間をカレッジで過ごしたことが原因。
年齢という括りで見るなら経験があるMcCollumを選ぶのが正解だろうが、もしかしたら残契約年数が長いSamの方を優先する可能性はある。
だが個人的にはMcCollum。Samのほうがウェイバー通りやすそうだし。
どっちを切ってもPSには入れたい。
しかしこのMcCollumの出来でBradberryはだいぶ厳しいことになりそうですな。
QB陣
なんならですね、開幕先発を見込まれていたドラ1ルーキーQBが開幕前にシーズンエンドになるという悲劇を味わったMINさんというのはですよ、我らが不良債権QB2を引き取っていただけるのではないか候補No.1だったわけです。
それがどうでしょう。
蓋を開けてみたら先方のQB3は我らがQB2よりいいパフォーマンスでしたね。
しかも余裕で。
Jaren Hall君が余裕でこの試合のMVPです。
この試合に出てきた順番からわかるように、現状のQB序列はPickett→McKee。
この日に関してはMcKeeもイマイチだったので結局この序列は変わらぬはず。
残念としか言いようがない。
Jaren Hallに何かあれば動けよRoseman。
ここだけは本当にうれしくない誤算。
その他の感想
- 最初はどうなるかと思ったぐらいCooper DeJeanはなにもできていなかった。
なんならMcCollumのINTを初歩的な反則で取り消すなんていう派手な動きすらあった。
だけど時間が経つにつれ、徐々に良くなっていってましたね。
慣れというのはやはり重要。
夏のほとんどを練習せずに過ごしてしまったもんですから現時点ではあれぐらいでしょう。
むしろ試合中の適応能力みたいなものを見せてもらってホッとしているぐらいです。
- Brett Toth vs Dylan McMahon
決着は五分だったはずだが、個人的にはMcMahonの非力さがどうにも目に付いてしまったところ。
全OLポジションを埋めることができるという強みを考慮するとTothは外せないはず。
- DLは全体的に良かったはずだが、気になったのは"シーズンへの準備のために出場することにした"と言っていたNolan Smithが何も出来ていなかったこと。
キミねえ、このレベルで無双できないというのはちょっと心配になってしまいますよ。
DLで気になっていたTuipulotu vs Thomas BookerのNT2争いだが、ここは本当にわからず。
何となくBookerの方が良かった気がしなくもない。
- CBのロスター争い
勝負はEli Ricks vs Josh Jobeだったはず。
どっちもどうにも目立ち切れず。
このままではSTエースという貢献が考慮されてJobeが優先されそうな気配。
Ricks切るにしてもなんとか商売につなげられないものだろうか。
1年前につかまされたAlbert-Oのように。
- Albert-Oで思い出したが、TE3争い。
懸念だったEJ Jenkinsのブロック面での非力さだけが注目を浴びた結果となった。
相対的に何も動かなかったのでここはドロー。
ドローというかAlbert-Oは不出場だったので勝負の相手すらおらず。
何ならTEはCalcaterraまでの2枚で53ロスターを組む可能性すらありますね。
- WRどうしますかね問題。
さすがにParris Campbellはこのレベルでは不似合い。
それぐらい良かった。
競争相手であるAinias Smithも、まあそれなりにいいプレーを見せていたはずで、特に目立った悪さもなかったと記憶している。
Campbellの現時点の出来を採るのか、Smithの伸びしろを採るのか。
前者を採るのであれば、Jahan Dotsonを獲得したのはなんでなんだろうね、という話になる気はする。
が、WR4としてCampbellがいると心強いというのはわかる。
契約年数的にも、A.J.とDeVontaがたっぷり残っている状況で、Dotsonもあと2年あるのでそんなに育成を焦る状況でもない。
その下のWilsonがルーキーだと思うと、今年はCampbellで行って来年はWilsonの成長待ちと面白そうな素材のルーキー、という考え方はある。
さてどうなるでしょうか。
- RBのあるかわからない4枠目争い。
Tyrion Davis-Priceが良いランを見せながらもファンプルをかますという大失態を見せた。
ただまああれはそんなに大きな×がつくものではないのではないかと個人的には思っている。
なぜなら、Saquon離脱時のバランスが悪すぎるから。
GainwellとShipleyだけだとあれほどパワフルなインサイドのランは出来なかろう。
とはいえ、Davis-Priceとタイプが近いKendall Miltonは確実にPSに入れられるだろうと思うと、Davis-Priceをウェイバーにかけるというギャンブルはあり得る気もする。
- 初めてフットボールのスナップを経験したVakalahi君だが、思っていたより形になっていた。
さすがにベースの運動神経が良いとこういう育成が出来るのか。
PSの17人目は彼で問題ないでしょう。
最終ロスター予想
正直に申し上げると、プレシーズン最終戦前からさほど変わらない。
Offenseが24名でDefenseが26名という構成。STは言うに及ばずいつもの3名。
この最終戦前から変えたのはTuipulotu⇔Bookerのところと、Bradberry⇔McCollumのところ。
McMahonは悩んだが、スターターの負傷歴の多さを考えると万能なTothは外せなかろうという読み。
JobeとRicksも悩みどころではあったが、両方とも最終戦のCBとしてのパフォーマンスが微妙であったことからSTでの貢献度合いでの考慮。
Ricksで商売してほしいというのは上述したとおり。
ミリオネアたちが数十名一気に仕事を失うという、楽しいと言ってしまうと失礼すぎるイベントはもうすぐです。
1人でも多くの若手が仕事を掴めますように。