鷲の巣

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2022 Week18 vsNYG感想

2022シーズン 試合感想

相手が消化試合モードに入っているときのスイッチの入りづらさというの、少しわかった気がします。
プロ同士でもこういうことになるんですね。

 

結果：PHI 22-16 NYG

 

試合自体に見どころが多かったわけではないが、この日に得たものはNFC第1シードと2023ドラフト10位指名権。
最高の1日と言って良いでしょう。

 

展開振り返り

試合中ずっとDriscollしか見てなかったから展開もあまりわからないため割愛。

 

AJとかいう神様のおかげであっさり先制したものの、いつもと違ってHurtsの脚という武器を封印したことによってゴール前で停滞したことでその後もFGでしか点を積めず、NYGもOffenseの武器を休ませていたことで派手な試合にはならず。

 

最後はなぜかオンサイドキックまでもつれたけどまあ勝てて良かったですね、という試合だったと理解している。

 

 

主なスタッツ



久しぶりにサックが少なかったですね、という感想です。
あとはうちのおじさんパンターの中身は高校生だった、ということが再確認できた程度か。

 

 

良かった人たち

  • DC Gannon
    初めて選手起用について意見が一致した。
    復帰のCJGJはJosiah Scottの出来が酷かったNCBに入り、結果してEpps・Blankenshipと共存。
    CJGJ自身も元気にTFLかましたりと躍動していた。
    内臓の負傷というレアケースなので運動能力は離脱前と一切変わらなかった印象。
    これでMaddoxの復帰を焦る必要がなくなったのは朗報。


  • S Reed Blankenship
    最後のオンサイドキックを冷静にリカバーしたのは見事。
    細かくは覚えていないが、D#でも何度かよいプレーは目にした。
    UDFAルーキーの1年目にしては順調順調。
    このレギュラーシーズンでの収穫の五指には入る。たぶん。


  • WR AJ Brown & DeVonta Smith
    AJは1Qのナイスキャッチ（37yds・35yds）をはじめとするこの試合の活躍でレシービングydsを1,496ydsとし、PHIのフランチャイズ記録を更新。
    DeVontaについてもこの試合の7キャッチで捕球回数を95回とし、こちらもPHIのWRにおけるキャッチ数の（23/1/11訂正：フランチャイズ最多捕球は2018シーズンにTE Zach Ertzが記録した115）フランチャイズ記録を更新。
    試合数が多いだけ、なんて野暮なことは言わないでほしい。
    本当にこの2人が同時にフィールドにいてくれることの心強さよ。
    プレーオフもよろしく。


  • Giantsキラー Boston Scott
    "MetLifeスタジアムが好きなだけ"だと思っていたときもあったが、ここまで来るとこの相性の良さもホンモノ。
    1TDランでキャリア通算TDが17に。
    そのうちの10までもがNYG戦という固め打ちぶり。
    この特殊能力を今季もう一度発揮できる機会がくるかは不明だが、そのときはよろしく。


  • LB Kyzir White
    よく姿を見かけた。
    9ソロタックルは今季最多。
    それに加えてサックとTFLとQB Hitも1つずつ。さらに2PDも。
    何があったのか存じ上げないが、このタイミングで調子が上向いてきたのだとしたらいい知らせ。
    PHI地元民としてプレーオフは燃えてくださいませ。


  • ST（約1名を除く）
    5本のFGを全て沈めたElliottはナイス。
    最長54ydのほか、52ydも問題なしだった。
    Dicker The Kickerを発掘したJAX戦の負傷の影響はもうなさそうなのでひと安心です。
    本番はこれから。
    よろしくお願いしたい。

    実はCoveyのパントリターン平均がまあまあいい感じのようで、この試合の2回30ydsをもって平均9.3ydsのリターンはリーグ10位。
    これにクソだった序盤の数字も入っていると考えると、直近ではそれなりにやれているというのが実態のようです。
    この日も安定してましたね。
    ナイス。

    その他、この試合で見逃せないのが、"Fake Field Goalを止めることができた"という成長。
    今季2～3回程度あったFake Puntに対しては、一貫してやられ続けていたSTだが、Fake Field Goalには対応できた。
    それが最終盤でこれほどの成長を見せてくれるとは。
    McPhearsonの"サック"という記録になっている上記プレーだが、殊勲は速やかにFakeに気づいてレシーバーをカバーしたLB Christian Ellissです。
    小さくて見にくいですが53番です。

    そろそろ臨時昇格も限界っぽいが、プレーオフルールは別だったりするのか？
    Bradley不在の今となっては貴重なSTerです。

 

 

悪かった人たち

  • QB Jalen Hurts
    試合後のSirianniによると、どうやらHurtsの肩はまだまだ痛むらしく、本調子とはほど遠そう。
    ここで1週休めるのは本当に大きい。
    "サビを落とす"という言い方をしていたようだが、一度試合を経験できたのは良かったのではなかろうかと好意的に解釈しているところ。
    脚を絡めるプレーの解禁も含めて再来週からはよろしく。


  • P Brett Kern
    良かったSTから除かれた1名。
    最長38yds・平均33.5ydsて。高校生かよ。
    それこそこのレベルならストリートにゴロゴロいるだろうがよ。
    今すぐ入れ替えを求めます。
    何度でも言いますが、ホルダーはCoveyが出来るからパントのことだけを考えてください。


  • OT Jack Driscoll
    この試合はこいつをずっと眺めて観戦していた。
    リアルタイムで観戦しながら1試合ずっとOTを睨みつけるという変質的な所業の結果はこちらをご確認ください。


    なにせ60スナップぐらいあったはずなので全部読んでいただくのは忍びないので、雑な総括も載せておきます。


    良かったプレーもあるにはあったが、やはりOTはやられた時の印象が強く残る。
    加点を増やすよりも減点を減らす方向でがんばっていただきたい。
    もう3年目も終わりである。
    残された時間は長くない。
    プレーオフ中にもぐいぐい成長してくれることを期待している。

 

 

心配な人たち

  • CB Darius Slay
    GolladayのTDレシーブは異次元だからいいとしてもちょいちょいやられてなかったかい？
    大丈夫かい？
    Bradberryが良かったから余計目立った…気がしたが…


  • DT Jordan Davis
    ケガからの復帰以来あまり効果的な場面を見ないしこの試合でも力感もなくもっさりしてたが大丈夫かい？
    心配してます。

 

 

得たものと今後

  • この試合の勝利によって第1シードを獲得。
    これによって来週はお休み。
    Sirianniはこの1週間の過ごし方について、
    "相手が決まっていないのでセルフスカウティングと修正に充てる。あとちょっと対戦相手候補の調査も。"
    と述べている。
    今週もゲームプランはイマイチだった気がする。
    自軍の修正を優先していただきたく。

    対戦相手がどうなるかは来週次第なので予断は持たないでおきます。


  • NOの敗戦によって、NOからもらう指名権は10位にて確定。
    Brian Bresee（Clemson）は届くのか。
    Devon Witherspoon（Illinois）なら届くのか。
    楽しみが膨らむ。


  • おめでとうPederson！！！