鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

夏の終わりの53予想

新契約を寄越す寄越さんで揉めていたJonathan TaylorとINDが決裂。

INDがTaylor側にトレード先探しを許可したと報じられたのが日本時間8月21日(月)深夜。
IND側はTaylorに対してファイナルカットの日である29日(火)というデッドラインを設けたとのこと。さてどういう結末を迎えるのでしょうか。

 

ちなみに、Taylorはしっかりチームに帯同して日本時間23日(水)未明のIND@PHIの合同練習では目撃されている。(PUPにいるため練習はせず見学)

 

加えてSirianniはINDのOC時代にTaylorをドラフトしたことに大興奮している映像が残っている。

 

Taylorは新人契約最終年を迎えるタイミング。
ここでのトレード先は当然トレード後の長期契約も約束している必要がありそうで、加えてINDが1巡とかを要求していることを考えるとPHIフロントはまずパスする存在。

 

と思っていたところ、"PHIが興味津々"理想的な対価は"2巡+Gainwellか"というIND番記者からのレポートが出ていた。

 

まあRosemanという男はとりあえずトレードできそうな大物が出てきたら一回話をする、という癖を持っているのでその線の行動だと思うと平常運転。

 

過去もなかったのにこの期に及んでRBと大型契約を結ぶような思想はもっていないはずなので安心しているが。

 

安心どころか、お安くRBルームを充実させすぎたせいでいったい誰をカットしたらいいのか日夜こっちは頭を悩ませているぐらいなんである。

 

ということでファイナルカットまであと1週間を切ったプレ3直前。

最後(と思います)の53予想参ります。

 

 

以下、太字を先発としております。

ちなみに、<CUT→PS>としている人数がPS枠14を余裕で超過するのは見過ごしてください。これは願望です。

 

Offense(24)

QB(3)

Hurts・Mariota・McKee

出禁>Book

 

ここは安泰。

QB2とQB3の序列ですが、スクランブルとなれば当然経験豊富なMariotaのほうが信頼できるのでこのままでいいでしょう。

 

MariotaMcKeeで何試合もやらなければならない、となればMcKeeのほうが上に来ることもあるかもしれませんが現時点ではそんな想定すら不要。

 

がんばれタフガイHurts

 

 

RB(4)

Gainwell・Swift・Penny・Scott

CUT→PS>Sermon・Brooks

 

予想難関ポジションその1。

過去のPHI比でいうとちょっと記憶にないぐらい充実しているこのポジション。

だれも切りたくない。

 

一応、さすがに昨プレーオフでエースRBに昇格したGainwellを現時点で降格する大きな理由もないのでとりあえず彼はRB1のまま。

 

SwiftPennyは…どちらも健康面の不安がぬぐえないのでどちらか、というはなかなか難しいところ。

前者はオープンフィールドの専門家で、後者はインサイドの専門家。

甲乙つけがたいこともあり、現状両方健康でもあるので両残し。

 

そして4枠目はKRおよびvsNYG戦で異能を発揮するBoston Scott

 

この4名のロスター構成は、ほぼ現地各種想定と一緒だが、Bradley・McPhearsonとSTエースを揃って喪った現状では実はそのしわ寄せがここに来るのではないかと思っており、それがSermon

 

この男のSTでの評価がことのほか高く、そして実際にいい動きを見せているところを見るとあまり簡単に外せなさそうな気がしている。

さりとてRBに5枠割くのもどうも現実味がない。

 

じゃあSermonを誰と入れかえるのかというところだが、そのためにプレシーズンで何度か試されていたSermonのKRが非常に微妙。
なのでBostonは外せそうになく、そうなるとSwiftかPenny。

 

本当に微妙だが、どちらかというとタイプが被るのはPennyな気がしており、最終的にPennySermonの入れ替えが発生しても驚かない準備はしておく。

驚くけど。

 

 

TE(3)

Goedert・Stoll・Calcaterra

CUT→PS>Tyree Jackson・Brady Russell

CUT>Dan Arnold

 

予想難関ポジションその2。

わからないのはここに何人使うのかということ。

 

現地予想は3人というものが多く、3TEを好むSirianniがここを3人ギリギリにしてしまうのだろうかというのが読めないところ。

しかし最終的に3人予想にしたのは、"他のポジションを削れない"という一番やってはいけない消極的理由によるものです。

 

何よりこの2人ならウェイバーをしれっと通過する可能性が十分ありますからね。

 

特にRussellのSTは良さそうなのでレギュラーシーズンではPSからちょいちょい昇格させる、というのはあるかもしれない。

 

結局このキャンプでも明確な2番手の話は聞かなかったが、Stollが悪くないようなので緩い期待だけ寄せておく。

 

来年はここに1巡指名権使っていいよ。どうせ2巡からしか使わないんだろうが。

Brock BowersUGA)は残念ながら来ません。

 

 

WR(6)

A.J. BrownDeVonta SmithQuez Watkins・Olamide Zacchaeus・Joseph Ngata・Britain Covey(PR)

CUT→PS>Greg Ward・Johnny King・Devon Allen

CUT>Deon Cain・Jadon  Haselwood

IR>Tyrie Cleveland・Charleston Rambo

 

予想難関ポジションその3。

OZより下の序列のWRでレギュラーシーズンに胸を張って出せる選手がGreg Wardしかいないなか、本来ならWardを残すんだろうがウェイバーにかけるわけでもないのでカットしてもPSには入れられそうである。

 

なのでWardは泣く泣く外し、Ngataを入れることに。

 

意外とちょいちょい映る練習動画でのAllenがWRっぽいんだがやっぱりNgataとかには勝てないと思います。

 

ちなみに、Tyrie Clevelandが残ってたらたぶん彼でしたね。残念。

 

 

OL(8)

先発:MailataLandonKelceJurgensLane

控え:Tyler Steen(LT・RG)・Jack Driscoll(C以外)・Fred Johnson(C以外)

CUT→PS>Opeta・Brett Toth・Dennis Kelly・Josh Andrews・Josh Sills・Tyrese Robinson

CUT>Cameron Tom・Julian Good-Jones・Roderick Johnson

 

毎年9人とか10人を割いているポジションだが今年は8人。

理由は、あまりプレシーズンで目立った(他チームに攫われそうな)若手がおらず、キープしたいのはおじさんばかりだということ。

UDFAのOT2枚同時カットの時点でそんな感じです。

名手Stoutland先生をもってしてもうまくいかないことはあります。

 

現実にはOpetaがおそらく残るんだろうと思うで、そうなると控えCは是非PSに入れておきたい。

ちなみに控えC筆頭は確実にキープできるであろうJosh Andrews(32歳)。

OLは来年中位ぐらいでまた投資の必要がありそうですね。

 

Steen・Driscollというドラフト組を除いた最後の枠はFred Johnson

よくわからないことに、プレ3直前にいったんFred Johnsonはカットされている。

キャンプを通じて評判も良く、そしてプレシーズンゲームでもいい動きをしていただけにこれには驚いた。

どういう腹案があるのかと思っていたら、それから24時間後の先ほど、"Fred Johnsonと2年契約"という全く意味が分からない情報が飛び込んできた。

現地記者たちによるとどうもこのカットは"新契約を結ぶための手続き上の形式的なもの"とのこと。

全くわからないが、期待の高さは感じる。
これにて最後の枠が固まったと思い込むことにします。

 

 

Defense(26)

DT(6)

CoxDavisCarter・Milton・Ojomo・Tuipulotu

CUT→PS>Tuipulotu・Marvin Wilson・Street

CUT>Robert Cooper・Olive Sagapolu・Caleb Sanders

IR>Noah Elliss

 

ここもまあ本当に読めない。

OjomoTuipulotuが両方よかったプレシーズン2試合のことを考えると、両方残すためにStreetをカットすることになるのではないでしょうか。

 

もちろん、TuipulotuをカットしてPSに残そうとするのかもしれないが、ここも最後の枠は本当に読めない。

 

プレ最終戦には脳震盪の影響で出場できないと思われるOjomoだが、ここまでの動きを見ていると放出はあまりに惜しいので残してほしい気持ちが強いです。

 

 

EDGE(6)

ReddickSweat・BG・Nolan・Janarius Robinson・Patrick Johnson

CUT→PS>Kyron Johnson・Tarron Jackson・Quinton Bell

出禁>96番

 

上位4名は無風。

そして2022シーズンのSTスナップ数がチーム4位であったPatrickはSTの惨状に鑑みるととても切れない。

ということで同6位でこれまた優秀なSTerであったKyronはさらば。
PSに残せるならそうしたい。

 

大規模な乱闘の発生により切り上げとなったINDとの合同練習でも種を蒔いた主犯と目されている96番は本当に出禁で。

プレシーズンを見る限りJanarius Robinsonで十分良かった。

 

 

Off-Ball LB(3)

DeanCunningham・Elliss

CUT→PS>Morrow・Ben VanSumeren・Tyreek Maddox-Williams

IR>Shaun Bradley

 

ほかのポジションの枠の都合上、そして、Nolanや、一部のSをDeanの隣で起用するバリエーションを頻繁に見せていたというキャンプのDesai情報からすると、ここは3名で足りそう。

 

とにかくCunninghamが想像以上に良かったので押し出されるのはたぶんMorrow

Morrowも悪いわけではなかったが、Deanと組ませることを考えるとこの形が一番しっくりくる。

 

そして万能の控えにElliss

スターターでも文句ないけど、君は当面STに集中してください。

 

確かに層は薄いんだろうが、とてもいい陣容だと思っています。

 

 

CB(7)

SlayBradberryMaddox・Josh Jobe・Kelee Ringo・Mario Goodrich・Mekhi Garner

CUT→PS>Eli Ricks・Josiah Scott

IR>McPhearson

 

2023シーズンのロスターにおける最大の謎がここ。

何人CBを確保するか。

 

Slayという傑出したリーダーとどこまでも寡黙に背中で見せるBradberry

この2人のオールプロ級のベテランに加え、有能な香りが漂う新DBC D.K. McDonaldの落ち着いた指導の下、とにかく若手がよく育っているという印象。

 

こんなに誰も切れないDBルームなんて初めて見た。

 

ここまで音沙汰がないScottはやむを得ないにしても、最後に泣く泣くさよならすることにしたのはプレ初戦で鮮烈なPick6を見せたEli Ricks

 

Ricksを切ったというよりは、Garnerを残したかったというものです。

理由はそうですSTでの貢献度です。

そして、GarnerのほうがS起用の可能性も含めてやや幅が広い気がする。

 

何度も繰り返しますが、どうせRicksをPSに囲うなんてどだい無理なので、なんとか安くていいのでトレードを成立させてくれRosemanよ。

 

 

S(4)

BlankenshipTerrell Edmunds・Sydney Brown・K'Von Wallace

CUT→PS>Justin Evans・Tristin McCollum

 

キャンプ3日目ぐらいであまりにも違いすぎて早々にStarterをロックしたのがBlankenship

このUDFA2年目が今シーズンどこまで飛躍するのかには楽しみが尽きない。

 

そしてそれ以降、キャンプではずっとBlankenshipの相方を探してきたようだが、ここに至ってもまだ明確な答えは示されていないはず。

 

EdmundsSydneyWallaceまでの3名がローテーションで1stチームに入ることが多かったようなのでおそらくここまでで確定。

 

Edmunds・SydneyはLB的な起用にも耐えうるはずで、このあたりのDesaiさんの芸は割と細かそうで楽しみな部分。

 

さよならとしたEvansもプレシーズンゲームの印象では全然悪くなく、むしろいい動きを随所に見せていたが、この最下位というポジションに要求されるのは繰り返すがST。

 

ここで2022シーズンのSTスナップ数がチーム3位だったWallaceを上回ることはないのではなかろうかという読み。

STまで通しでEvansのことを注目していないのでよくわからないというのが本音ですが。

 

ちなみにEdmundsについてはサプライズカットという噂もままあるところ。

正直わからなくもない。

その場合は順当にEvansで埋めて終了でいいと思います。

 

何者かわからなったMcCollumは、プレ2で事故ながらOjomoのケガの因となったようにプレーが危なっかしくて見てられないのでカットでいいと思います。

 

 

ST(3)

K Elliott

Siposs

LS Lovato

 

競争相手がひどすぎて競争とも呼びたくなかったP争い。

噂によると相手こそ見えないが、プレ3はSipossにとって"重大なテスト"になるそうです。

 

まあ彼を唯一擁護するなら、ホルダーがうまいようでこの点では非常に評判がいい。

2020シーズンに地の果てまで低迷したElliottの成績を、以降2年間持ち上げた陰の立役者はSiposs。

 

だとしても、あの冬のパントの飛ばなさは許されない。

 

本来なら上記噂を信じたいところだが、新しく連れてくるホルダーがElliottと試合で1回も合わせずにシーズンインするとはなかなか考え難いのでこのままの陣容で確定でしょう。

 

決まったからにはとりあえず安心させてほしい。

がんばれSiposs。

 

 

プレシーズン最終戦でみたいもの

  • QB2争い
    そんなものはないと思うが、Mariotaにはそろそろ安定していただきたいところ。


  • RB最終枠
    Sermonがんばれ。


  • Fred Johnson
    まさかこんなに評価高いとは。
    そういう目で見ることにします。
    背番号は50です。


  • WR最終枠
    NgataなのかKingなのかWardなのか…はたまた誰もいないのか。


  • EDGE最終枠
    PatrickなのかKyronなのか。
    果たしてどっちのJohnsonが来るのか。


  • CB最終枠
    Ricksが大爆発しちゃったら、その時はいい商売になる、と割り切りましょう。
    PHIで席を勝ち取るのは難しいと思うが、この見本市次第ではいい話もあろう。
    がんばれRicksいいプレーを見せてどこかのチームで先発を勝ち取って大金を稼ぐのだ。


  • Siposs
    飛ぶのか。


  • ST全般
    カバーチームがここまですごく不安。
    ちょっとは良くなっててください。


  • ケガしないで
    さすがに2試合連続シーズンエンドのケガ人を出すとは…心に痛い。
    お願いです今日こそはなにもありませんように。
    ロスターぎりぎりの皆さん、がんばってください。

 

 

GO BIRDS!!