恐怖のショートウィーク。
全く時間が取れない見込みなのでここはあっさり。
結果:PHI 25-20 NE
振り返れば1年前もそうだった気がする。
初戦にふさわしい塩試合をなんとか制した。
Defenseはよかったです。DBが若干怖いですが今日のところは最高でした。ゆっくり休んでください。
展開振り返り
キックオフ時の天候は雨。
コイントスに負けてレシーブから。
最初はKenny-Gを中心にいいランなんかもありながらちょいちょい進んでいくが、敵陣深くに入ってから謎のラン(1yd)ラン(2yds)サック(▲8yds)というクソみたいなシーケンスでFGどまり。(3-0)
返しのNYGはZEKEでPHI陣内に。
ここで飛び出したBig Play。WR BourneがチップしたボールはSlayの手元に収まり、そのまま衰えぬスピードでリターン。
大興奮のPick-6。(10-0)
続くシリーズの1st DownのZEKEのランをJordan DavisがFF。
Cunninghamが抑えPHIボールに。
これはKenny-GとA.J.で敵陣深くまで運び、最後はDeVonta。完璧。まだ1Q10分しか経ってないしXPは外したけど勝った。さすがに今日はもらった。(16-0)
が、ここから延々足を引っ張り続けたのがOffense。
まあ雨のせいなんだろうが奥に投げる気配は全くなく、プロテクションももたず、3凡を繰り返すのみ。
このあたりからショートパスとスクリーンゲーム中心に切り替えたMac Jonesのクイックリリースの前にはなかなかプレッシャーも届かず、2Q終盤に続けてTDを許す。まあまあ悪いイメージで前半終了。
4シリーズ連続で飽きることなく3凡を積み上げ続けたOffenseが全部悪い。(16-14)
3Qになって雨が上がったことでPHI Offenseにも長いパスが戻ってきて最初のシリーズは攻め込むも、Mailataのホールディングが効いてFGどまり。Elliottの豪脚炸裂で56ydsを沈めてなんとか差を広げることに成功。(19-14)
その後もDefenseが粘っている間にDeVontaに何本かミドルが通り、4Q序盤にかろうじてElliottの圏内に持ち込んで追加点。(22-14)
ここからも熱い譲り合いは続く。
NEの4th Downギャンブル失敗で得たOffenseがA.J.で何とか進み、だがエンドゾーンにたどりつける気配は一切なくFGに。Elliottが今度は51ydsを沈めてなんとか8点差に。(25-14)
試合も残り4分弱というところだったが、ここからNEがまたしてもスクリーン風のRBへのパスで大きく前進。
最後はBourneにあっさり通されてTD。しかし同点を狙った2PTは、RTのところから猛然とラッシュをかけたBGがホールディングをもらって12ydsのトライとなり無事失敗。(25-20)
そして問題のシーン。
残り時間3:35。
ちょいラン多めで普通に攻めればいいか、と思っていた1stプレー。
QBドローで中央を衝いたHurtsが数ydsを欲しがったのか頭からPeppersに突っ込んでファンブル。さよなら。
自陣41yd地点からのDefenseに。
しかしこのあたりになって序盤からローテーションしまくって比較的息をつく余裕があったDL陣が奮起。
本日初となるDavisとSweatの共同サックが飛び出して4th&ロングに追い込みなんとかNEをストップ。
これでさすがに勝利を確信したのが4Q残り2:23。
TOを3つ残していたNEに対してPHIはGainwell2発とHurtsで8ydsをゲイン。
そして迎えた4th&2(敵陣44yds)での選択はGO。
そしてプレーはパス。ターゲットはDeVonta。めちゃくちゃベタベタにChristian GonzalezにカバーされてるDeVonta。
見事必然の結果に。
TDで逆転負けとなるヒヤヒヤの残り1:57。
BradberryがたぶんMaddoxと衝突して退場する不穏な空気の中を、今後150回はあるであろうJalen Carterの記念すべき1サック目が飛び出すなど最後まで集中力を切らさなかったDefenseが何とかしのいでからくも勝利。
最後のプレーはBoutteがぎりぎり片足を残しきらず終了。Jobeはよくついてたはずだが本当にヒヤヒヤした。
主なスタッツ
久しぶりにこんなしょぼいOffenseの数字見ましたね。
Goedertかわいそうに…
良かった人たち
- K Jake Elliott
XPを外したのはあったが、あんなものはご愛敬。長いシーズンのどこかで数回出くわすやつなので早めにきといてよかったと思いましょう。
そんなことより56ydと51ydを含む4本のFG全成功はお見事。
いい開幕でしたね。
今季もよろしく。 - DT Fletcher Cox
まだまだイケる。
Romoが名を挙げた瞬間にロスタックルしたのには驚いたが、先方両OGがルーキーだったという軽さも手伝ったか終始いい動きをしていたはず。
スナップカウントを見るまで分からないがまあまあローテーションもされていた。
そして、いつだったかPunt Coverでナイスタックルを見せて思わず相手を煽ってしまいそうになった(もう一息でトーンティング15yds罰退)Jobeに"No No!!!!"と言って身を挺して止めていたシーンは印象的。
いいリーダーというかいい大人になったね。最高です。
この調子でいきましょう。 - DT Jalen Carter
祝・キャリア初サック。
その前から相当数プレッシャーをかけていたがMacの早撃ちの前に全部届いてなかった。
まあ初めて届いたのが最高にクラッチな場面だったという芸術点も相当につきます。
とはいえ今日は相手が格下のルーキーだったはずなので参考記録としておきます。 - DT Jordan Davis
祝・キャリア初サック(こっちは0.5)。
1QのFFも見事だったし、驚いたことにパスラッシュが上手くなってる。
FletchとのコンビはもしかしたらHargrave-Fletchの並びよりいいかもしれない。
いい成長でした。あっぱれ。
これ以上は割愛しますが、Miltonも不運な反則を取られたとはいえ良かったので付言しておきます。 - CB Darius "Big Play" Slay
はい最高。
ごっつぁんとはいえあれをPick-6まで持って行けたところが最高です。
あれがなければ負けてた。
All-Pro 1stチームに向けて順調なスタート。 - WR DeVonta Smith
相変わらずの神業レシーブ。
最高でした。
悪かった人たち
- HC Nick Sirianni
試合後の会見で大反省。
曰く、"プレシーズンに主力を全く出さなかった今年のプロセスがOffenseに影響していた。このやり方は考え直さないといけない"とのこと。
まあケガのリスクもあろうし初戦はこんなもんだと割り切ればいいような気もするが、それにしてもひどいOffenseだったということは認識いただいているようで結構。
ちなみに、4Q最後のギャンブルに出た場面、ギャンブルという選択には別に全然文句ありません。
脳死パントを蹴られるより全然まし。
ただ、プレー選択が悪すぎる。
今更だがSteichenとPascalが恋しくなった。 - QB Jalen Hurts
Offense全体なんだが、代表してQB。
久しぶりにこんな悪いHurtsを見た。
Goedertに投げろと言ったはずだよ。
めちゃくちゃ空いてたよ。
なのにどうしてマークが厳しいDeVontaの方にばかり投げてしまうのかね。
最後の4th&2にしてもGoedertはガラ空きだったじゃないか。
まあプレー毎に見る順番とかいろいろあるんだろうが、あのエースTEがレシーブゼロはあまりにも寂しい。
SBで反省したはずなのにまた致命的な時間でファンブルロストしたし。
あそこで1ydを粘って獲りに行く必要はあったのかね。 - OT Jordan Mailata
一概にMailataが悪いとは言い難いのはLaneも同様にやられていたこと。
Keion Whiteはあたりですな。あんなにパワフルだとは思ってなかった。
とはいえ左からのカップの縮まり方がひどい。
だからHurtsは(というか全右利きのQBが)苦手な左側に逃げなきゃいけないんでしょうが。
試合のフルスピードがSB以来だという言い訳はとりあえず今は聞いておくが、これ以上続くと後釜を考えねばならない。
それぐらい今日はひどかった。 - OC Brian Johnson
2Qがあまりにもひどかったので前半だけでクビコールしようと思ったが、天候が回復してからは割とましなコールをしてたはず。
だからあんまり悪くない。
もしかしたら2Qのコールがあれだけ縮こまった原因はSlayのPick-6を見てしまったからなのでは?なんていう邪推をしてみると微笑ましくもある。
Brian Johnsonはビビり。もしくは心配性。
次の話
- いきなりのショートウィークでMIN戦。
去年はうまくいったが今回はどうか。
とりあえずBradberryの安否次第では相当に厳しい戦いになる。 - だが本当の問題はクソOffense。
そろそろ目覚めていただかないと頼みます。
DALのあの仕上がりを見ていると危機感しかない。 - とはいえまあこういう試合を勝てたのは成長ではないでしょうか。
次を楽しみに待ちましょう。
GO BIRDS!!