鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

Wild Card Roundとその後

NFCプレーオフにおいて我が軍だけ明らかにレベルが違いましたね。

もちろんいい意味では一切なく。

 

結果PHI 9-32 TB

 

試合

1Q最初のシリーズから"またいつも通りか"という幕開けだったが本当に何も変わらずそのまま終わった。

 

Todd Bowlesの送るBlitz群に対して何も見出せないOffense。

Field中央という弱いエリアを一切守れずずっとそこを衝かれ続けるDefense。

全く、なんにも成長してなかった。

何かを試みている気配もなかった。

明らかにWeek3よりプレーの質も低かった。あの時、Hurtsはなにかを掴んだはずだったのに。

 

本当に何をしに行ったのか。

心の底から時間の無駄だった。棄権してほしかった。

 

なんだねあの大量のタックルミスは。あれが本当にプロですか?

いい加減Hot Routeを用意できるHCかOCを用意してもらえませんかね。

そんなに欲張りなお願いだとも思えないんですが。

 

これにて苦味の記憶の方が強い2023シーズンも終了。

楽しい楽しいオフシーズンに突入。

 

 

試合直後

試合の内容と結果は一刻も早く忘れたいものだったにもかかわらず、それでもこの試合が忘れられないものになりそうなのは、Kelce最後の試合になりそうだから。

 

試合後、チームメイトに"今季を以って引退する"ことを告げたとされる。

 

日曜の試合後、水曜まで疲れと痛みが残っていることを覚えたことで限界を悟ったというちらっと出ている報道通りなら、やはり彼でも寄る年波には勝てなかったということか。

All-Pro 1st Teamには選ばれたものの、まあ確かに2022シーズンと比較するとややパフォーマンスは落としていたかな、というのが今季。

それでもまだやれるとは思いますがね。

あの絶望的な試合の感傷に流されただけなのか、もう揺らがない結論なのか。

 

試合中に涙を流すKelceと話すStoutlandがえらい驚いた顔をしていたので、どんな会話がなされていたのかはわからないが、前者であればありがたい。

それ以降は口を閉ざしているだけに期待はまだ捨てずに待っておく。

 

とはいえ年齢的なものはいずれやってくる。

覚悟しておく必要はあるでしょうね。

 

 

試合後

一番気になるコーチ陣。

9月からずっと噛み合わないまま進んだ12月以降、歴史的なクソさをさらけ出したコーチ陣。

全面解体でいいです。

理由は過去に述べた気がしますが、それからあのリストももう少し伸びております。

 

WildCardでの、PFFカウントによると"13"という驚異的な数のタックルミスの山を眺めて思ってしまったのが、やっぱりもう少し練習せんといかんのではないか、ということ。

Hargraveが述べていた"SFに行って驚いたのはその練習量の多さ"というのが主な論拠。

これは、現在Divisional Roundを観戦しながらBALのHamilton・Travis Jonesという2年目の連中が生き生きしているのとを涎を垂らしてしまうのにも通じます。

なぜJordan Davisは結局2年目もさしたるインパクトを残せず終わってしまったのか、JDに限らず若い奴らの成長速度があまりにも遅くないか、という疑念と同根。

 

ということで"Big Playを狙う(防ぐ)"という哲学には完全に赤点が出たことに加え、"練習は緩くして疲労を残さないことに重きを置く"という哲学についても大いに疑問がおおいに飛び交っている状態。

 

しかし、後者はまだ疑念止まりなのが、シーズンを通してミスタックル数はそれほど多い部類ではなく(PFFカウントで、レギュラーシーズン合計120個。これはリーグ中位からやや上位。見た感じTopはたぶんDALで98個。)、この試合だけを以って即失格とは言い難いところであるため。

ただまあ一番大事な試合で一番クソなパフォーマンスを見せてしまう時点でOKとは言い難いんですがね。

 

哲学というのは、そう簡単に曲げられるものではない。

それを曲げる、ということがSirianni体制継続の条件なんだからこんなに期待が持てないものはない。

しっくりこないことをうまくやれってなかなかな要求だと思うんですがそれでもSirianniを引っ張るんでしょうか。

私にはそこまでせねばならぬ理由が見つかりませんが。

 

 

"Sirianniはどうなると思う?”という問いを放った記者に掴みかからんばかりにブチ切れたFletchを筆頭に、選手たちからの信頼は絶大なSirianni。

まあさすがに就任から3年連続プレーオフで2年連続10勝以上しているHCをここで切るとなんだかいろいろ良くないことになるかもしれない、というのはわからぬでもない。

そして面倒なことに、キャップの状況的に、現チームの一旦のゴールはおそらく2024シーズンだということ。

それらを総括すると、たぶんSirianniのクビは切られない。

 

とはいえ全部このまま温存されるとクソをもう一度繰り返すことになるので、要望としては、ODコーディネーターの交代ポジションコーチからはDefense側の全員とQBCの交代SirianniはOffenseに口出ししない、ぐらいが必須条件。

 

最終的に、Sirianni、StoutlandとSTC Michael Clay以外全員交替となってもなんら文句ありませんしそれが望みです。

替えてほしい優先順位は両コーディネーター→QBC→DLCDBC/LBC/Nickel Cぐらいです。なんだよNickel Coachって。わざわざ切り出したのに何にもならなかったじゃないかね。むしろ切り出したのが失敗だろ。

 

頭を下げてBALからDennard Wilsonさんに戻ってきてもらってDCお願いしなさい。

 

 

シーズン総括のオーナーとのミーティングを現地金曜から開催しており、現地土曜夜の時点ではとくに結論的なものも伝わってきていない。

 

ESPNのSchefterによると、"あらゆる兆しがSirianni残留を指している"ということだとのことで、まあそういうことなんでしょう。

来季に期待できるかどうかはコーチ人事次第です。

 

しかしまあテンションが上がらぬ。

負けるって罪ですね。