Sirianniはガタガタぬかす前に@DALで勝ってみろよ。
それまでは認めないからな。
結果:PHI 13-33 DAL
0TDのOffenseと400yds喪失のDefense。
考えるまでもなく両方クソという結論にしかならないが、少なくともHurtsは2021辺りのvs Dan Quinnよりは相当成長していた。
成長していなかったのはOffenseとDefenseの頭脳でした。
ゴミコーチ陣のせいで選手の能力が最大限に発揮されていないどころか足を引っ張られている現状に言いようのない不快感がぬぐえないところ。
まあ両Coordinatorが1年目なので、という言い訳はあるが、今オフの解体でも文句ございません。
主なスタッツ
誤解していただきたくないのだが、Zacchaeusの1レシーブはフェイクパントにおけるMannからのパスレシーブである。
Offenseでのレシーブあるいはターゲットではない。
つまり、PHI OffenseにおいてターゲットとなったのはA.J.とDeVontaとGoedertの3名だけである。
大事なことなのでもう一度。たった3名を除くと、Offenseスナップを与えられた他の有資格者9名はターゲットにもなっていない。
参考に、DALのOffenseにおいてターゲットとなったのは8名である。
さてここで問題です。
どちらのOffenseのほうが守りにくいでしょうか。
あれだな。
このオフにWRを補強しなかったことについて、Sirianniがしきりに"ターゲット配分"に言及していたのは自身の能力の限界をわきまえての発言だったんだな。
お前もう降りろ。
良かった人たち
- いるわけなかろうが。
と言いたいところだが、復帰のGoedertはやはり頼りになったしFletchはめちゃくちゃ良かったしSlayも光ってましたね。
この試合唯一胸のすくシーンであったFletchのアレぐらいは貼っておきましょう。
Jalen Carter returns the fumble for a TD!
— NFL (@NFL) 2023年12月11日
📺: #PHIvsDAL on NBC
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ナイスですね。
Fletcher Cox still making plays in Year 12 🔥
— NFL (@NFL) 2023年12月11日
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大変よろしい。
-
1人だけ仕事をしたCoordinatorのことも挙げておかねばなるまい。
Michael Clayだけが素晴らしい。
いいタイミングでのいいコールでした。
実行したMannとZacchaeusも素敵です。🚨 Fake punt 🚨
— NFL (@NFL) 2023年12月11日
📺: #PHIvsDAL on NBC
📱: Stream on #NFLPlus https://t.co/YCEDNi5Ozb pic.twitter.com/EhChllFeu0残念でならないのが、このプレーは別になににもならなかったということです。
Offense
- デザインの一辺倒さに救いがない。
なにか既視感があると思ったらPederson政権最晩年の2020シーズンそっくりである。
- とはいえ最初はある程度進んでいた。
ストップの要因となったのは数え切れないほど(3つ)のファンブルロスト。
特に最初のHurtsのものは酷かった。
前から分かっていたが、やっぱり落としすぎるのは全然改善されませんね。
練習風景を見ても、ドリルの際には高給QBにふさわしくコーチ陣もプッシュしないし。まあできないんだろうが。
ここからすぐに改善されるイメージはない。
デザインランやめようぜ。
こんなことは言いたくないがまるでWentzのようだ。
まあパスのほうはそれほど不満もないのです。
悪いのはデザイン側だとわかっているので。
少し気になるのは、前述したターゲットの少なさにも関係するのだが、あまりにもA.J.とDeVontaとGoedertを見すぎているきらいはないか、というところ。
浅いエリアでZacchaeusとかが結構フリーになっているのにそちらを見る気配もなく、タイトなカバレッジを受けているA.J.のところにチャレンジする、というのはよく見るシーン。
この結果として、タイトウィンドウへ投げる率はリーグトップという事態に陥っている様子。
- ただ、これも過去にHurtsが"パッケージに設定されているプログレッションの順番を守っている"という発言があったことと、Sirianniが"ビッグプレーの重要性"について口酸っぱく述べていることを勘案すると、空いている浅いところを使うより多少無茶でも可能性がある限り長いパスを投げるように見える現状は、完全にコーチングの責任。
一発だけを狙ってOffenseに一貫性がなくなるのは2021シーズン序盤、OffenseをSirianniが仕切っていた時代に見て知っている。
まさにあの感じが復活している印象。
こいつはダメだな。
SteichenがOffenseの主導権を握った2021シーズン中盤以降の戦いではあまり感じなかったほどにはフィールドの横方向の使い方が本当に下手。
プレーのタイミングもバリエーションも全然増えない。
もうSirianniの限界と感じざるを得ないシーンが多すぎる。
Offenseマイルドに欠けるHCの場合、それを補う誰かが絶対に必要。
残念ながらBrian Johnsonはそれではなかった。
ここをどうにかできないと2024シーズンも同じものを見せられてSirianniとはさようならということになる。
クビがかかっているんだ。必死でなんとかせい。
個人的な希望としては、こんな退屈なものをあと1年見せつけられるのは腹に据えかねるので今季ここからの改善が見られない場合Sirianniとは今季限りでサヨナラということで結構です。
Dan QuinnをHCに招聘してDCはAl Harrisに務めてもらおう。
ちなみに現地メディアは"Brian Johnsonからプレーコール権限を取り上げないのか"というバカ丸出しの質問をSirianniにぶつけていたが、そんなことをしたらこの現状がもっと悪化するだけであろう。
もう少し考えてからものを述べるように。
- 怒りに任せすぎたのでもう少し現実的な話をすると、A.J.の活動エリアをもう少し浅いところに移しなさい。
TEN時代に多用されたアンダーニースでのターゲットとしての運用を増やすのだ。
確かにPHIにきてディープスレットとしても大活躍してくれているが、あれはあくまでもアクセント。
本業は浅い狭いエリアでのコンテストキャッチとそこからのRACだよ。
そして同様に、Goedertをサイドライン際だけで使うのではなく、こちらもフィールド中央での活用を増やすのだ。
あのエリアのファーストチョイスがガリガリのDeVontaなのは絶対におかしい。
そう遠くない未来に壊れてしまう絵しか見えない。
運用を見直しなさいよ。
そうしたら3人しかターゲットがいなくてももう少し生きると思いますよ。
そしてもう少しSwiftを使いなさい。
あいつをWR起用してシーズン序盤はでかいゲインも生まれていたはず。
あるいはホットルートに出ているSwiftという選択肢をしっかりHurtsの頭に植え付けるのだ。
あのQBが、困ったらA.J.の方に投げるという選択に偏ってしまっているのもコーチングの悪さ。ほかにもターゲットがいるということをしっかり教え込むように。
いずれにせよSwiftは現状宝の持ち腐れです。
あとはモーションね。この試合でもちょくちょく使っていたがまだ頻度が足りない。
これぐらいならできるだろSirianni & Brian Johnsonよ。
- またしても膨大なプレッシャーを供給された原因であるOL陣においてその未熟さを遺憾なく発揮したのがRG Jurgens。
なんでもないパスラッシュに外肩をグっと押し込まれると簡単に外肩を譲るせいで簡単にプレッシャーになるの、見飽きたんですがなんとかなりませんかね。
回転ドアの素質なんか見たくなかった。
PFFは彼のプロテクションに30.7という圧倒的赤点をつけている。全く同感である。
そんな出来だったにもかかわらずというか、ケガをしたようですね。
次戦は出てこなそうとのこと。
ちなみに、最多の5プレッシャーを献上したのがRT Lane Johnson。
ケガのせいだと思い込みたいところ。
そしてLaneのような言い訳が思いつかず最も心配なのが、この2試合連続で著しく低調なパフォーマンスを見せているKelce。
何があったのか。もう限界なのか。
そうは思いたくないので次こそはいいものを見せてください。
よろしくお願いします。
Defense
- 控えめに言ってクビにするしかない。
まだまだ第1シードの可能性もあるいまDCをクビにするなんて狂気の沙汰なんだがもうDesai D#なんて見てられない。
さようなら。
- いちばん腹立たしいのが、人材運用の下手さ。
人がいないとは言わせない。
Rosemanがいい仕事を続けてきたのは間違いない。問題はそれを使いこなせない運用側。
なんで3rd&LongのSlot LambのマッチアップがEli Ricksなのか。
なんでBlitzに入るのがカバーに定評があるShaq LeonardやKevin Byardでカバレッジに下がっているのがそれを得意としていないNolan SmithやSydney Brownなのか。
なんでBlitzでシングルブロックを強要するところにいるのがMilton Williamsで絶対ダブルチームされるところにいるのがJalen Carterなのか。
裏をかく必要もない。
表で勝負して負けるような選手たちではないだろうよ。
バカ、もう少しマイルドな表現にしても無能という言葉しか浮かんでこない。
"スタンダードに達しなかった"じゃない。
選手のせいにするな。
お前が各選手を得意とするところでうまく使えば全員がもっといいプレーをできるのではないのか。
限られた選手寿命を燃やし尽くそうとする彼らに対する、キサマの無能さはもはや侮辱ではないのか。
PHI現地のファンたちよ。
お前らは本当にぬるいな。もっとやれ。
- 遣い手が吐瀉物レベルのなにかだと判明した以上、選手個々について言及することの意味は見出しづらいが、気になるのはSweatというかEDGEのパスラッシュと、Bradberry。
前者はスキームというか運用の悪さに影響されてしまっているのであまり言いにくいが、Trent・Tyronという長い付き合いになる化石たちとの2連戦で全くインパクトを残せなかったのもまた事実。
Sweatのことが大好きなのは変わらないが、ここにエリートが欲しいという思いは日に日に募ってきている。
後者はSlot対応などあらゆるところに引っ張り出されてなかなか大変そうではあったが、今シーズンのパフォーマンスの悪さはなんとしたことであろうか。
今オフに6/1カットが出来ればキャップヒットもそれほど痛くない。
生きのいい後任が欲しい。
だけどRingoでは非常に不安。
なんとかならぬものだろうか。
今週のCarter
Scoop-6というビッグプレーはあった。
だがそれだけだった。
終始ダブルチームを相手にしてなかなか大変な一日だったようで。
Offenseからすると対PHI DLのゲームプランはCarterから始まっている気配すらある。
Sirianniも認めていたがあなたがブチ当たっているのが"Rookie Wall"というやつです。
ここが踏ん張りどころ。
イライラする気持ちはわかるが、現役を続ける限りずっとダブルチームを受け続けるという状況は変わらない。
なんとか方法を見つけてAaron Donaldになってください。
敗戦とシード争い
SFがすんなり勝ったためこれにて第5シードに。
10勝しているため残り4試合全敗でも第5シードでのプレーオフ進出は堅そうな情勢。
ただまあプレーオフでの期待、みたいなものは現状何ひとつない。
どうせ@SFか@DALで虐殺されて終わる。
希望をつなぐためには第1シードをなんとしても奪還せねばならない。
そのために必要なのは、とりあえず自軍の全勝と、他力によるSFの転倒。
最初の難関は、Pete Carrollが就任した2010シーズン以降、ただの一度も勝てず7連敗中のSEA。
無理、でしょうね。
なんならSEA以降に控えるNYG×2とARZにも怪しい現状だと睨んでいるところ、SEAに負けたら2024シーズンモードに入ることをここに誓います。
GO BIRDS!!