鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

2021 Week1 @ATL展望

最高のTransactionが舞い込んできた。
Mailataと4年64Mで契約延長
素晴らしい。

Dillardとの先発LT争いは盤石のキャンプを過ごしたMailataに軍配が上がった今、彼が契約最終年である以上どのタイミングで延長するかだけが論点であった。
1シーズンしか実績はないが、フットボール経験がプロ入りまで全くなかった男なのでケガさえなければここから先は上がっていくしかない。本人の内面も4年弱見続けて大金を手にしても揺らぐような男ではないという判断がついたのでしょう。
そうなのであればこれ以上実績を積まれて相場が高騰するよりも今のうちにそれなりの金額で手を打っておいて損はないということだと思うとRosemanを信用するということで良いと個人的には思っているところ。

PHIのDefenseもマッチアップの対象はBrandon GrahamとかJosh SweatとかまあDerek Barnettにしてもそれなりにレベルが高い相手なのでそことのやり合いをみても一定程度いけるということだということでしょう。

ちなみにこの単年16Mという水準は、spotracによるとLT界隈では
1.Trent Williams(SF):23.01M
2.David Bakhtiari(GB):23M
3.Leremy Tunsil(HOU):22M
4.Kolton Miller(LV):18M
5.Garett Bolles(DEN):17M
6.Taylor Lewan(TEN):16M
なのでLewan並み。Tyron Smithが12Mなのには少し驚いたけどNFCではプロボウルの常連2人に次ぐ水準。

2018ドラフトで233番目の指名。21人指名されたOTの中でも20番目の指名。その男が同期OTで4番目に契約延長を獲得。
ナイスなアメリカンドリーム。このままリーグトップに駆け上っていただきたい。

 

■Injury Report
<PHI>

ほぼほぼ練習していないS Rodney McLeod(膝)とC Landon Dickerson(膝)だけがOUT。
キャンプ後半を休んだLB Davion Taylorのふくらはぎは完治に至らずQ扱い。
3人ともキャンプ中からわかっているケガのため、IRに入っていないことを考えると来週か再来週には復帰予定。

 

<ATL>
なし。
ズルい。Grady Jarrettが木曜の練習に参加していなかったとのことで期待は高まったが"個人的な事情"での欠席だったとのことで試合出場には影響なし。メンタル面での影響だけが頼みの綱(不謹慎)。

 

■マッチアップ
<PHI Offense>
・ATLがどういうD#をするのかについてのスカウティングを怠ったのでイメージで言うと、トラブルになりそうなのは3-4DEに入るであろうGrady JarrettSeumaloが遊ばれたのは記憶に新しい。
DCがDean Peesに代わっているのでLBのBlitzがだいぶ飛んできそうであるがこのへんはKelceのアジャストに任せればよろしい。

・最初からして去年とは全然違う。よく聞いていただきたい。我が軍のOLはスターターが全員出場可能である。"スターター"が全員揃ったことは去年一度もなかった
それを踏まえると、まずはRun Offenseの構築から始めましょう。

Hurtsの入りに負担をかけたくないということもあるので開幕戦はRB Miles Sandersが主役。去年はWeek2の20キャリーが最多キャリー数だった。ちなみに2019の最高キャリー数も20。
Pedersonの悪癖として、順調に進んでいるときにあっさりGame Planを捨てるというところがあったので、Sirianniにはもうちょっと粘り強くSandersに持たせていただきたいところ。
ファンブルすんなよ。

・TEもノーマルシチュエーションでは比較的ブロックが信用できるGoedertのメイン起用でよろしい。

・Runが進めばSが上がってきてくれるというシンプルな考えに則ると、そこをブチ抜くのはQuez Watkinsの出番。Sでの先発が予想されるRichie Grantも初戦はまだ硬かろう。

DeVonta SmithAJ Terrellとのマッチアップになることが想定される。マンツーマン比率もある程度高そうなのでまずはもうホットライン敷設済みであろうカムバック系のパターンでの渋い1st Down獲得を見たい。
そしてDeVontaへの期待は1TD以上。

 

<Mailata PROBOWLへの道 1/17>
・2022以降は16Mなのでプロボウラーでも全く違和感がないが、2021時点ではドラ7の4年目0.9Mの男。こいつが2021をどう過ごすかは一番の見どころと言っていいでしょう。ということで観戦する皆さんの視線をLTに移すべく毎試合追いかけていく予定です。

・初戦の相手はDante Fowler。元全体3位。3年45Mで契約して初年度を3.0サックで終えてしまってペイカットまでされた捲土重来(たぶん)のATL2年目。
スピード系のラッシャーだとお見受けするが、このテのタイプは比較的苦手にしているのでプロボウル選出への試金石。完封でお願いしたい。

 

<PHI Defense>
・よく考えたら去年と一緒だよ。困った。Kyle PittsというかTEの止め方がわからない。NCBを使おうにもここはちびっ子Maddoxなので無理。自然とEric Wilsonへの期待は高まる。

・そういう意味では開幕戦からTEマニアのArthur Smith相手というのもまた難点。Gannonはもちろん何か策を持っているのだろうな。最悪の場合PittsもしくはHurstが縦横無尽にフィールドを駆け回る姿が目に浮かぶ。Wilson中心にSまで動員してなんとかしてください。

・しかし本当の勝負所はWR Calvin Ridleyのところ。
普通に考えるとSlayに1試合消してほしいが、そうはいかないのがSlay。去年の印象のままなので全く信用できない。ここにSまでつけるとなるとTEはますます野放しに。
こういう存在にDeVontaには早くなってほしい。

Russell GageNelsonが消してくれる。たぶん。

・発射台を殺そうとする場合、Jake MatthewsJosh SweatもしくはDerek Barnettのところは余興。

・本題はルーキーで先発が予想されるJalen MayfieldのLGのところ。
"(ルーキーは)誰しもどこかで洗礼を浴びる必要がある"とは確かArthur Smithの言だったやに記憶しているが、ここをCoxHargraveでおもちゃにしたらよろしい。というかそれができなくてRyanに機嫌よく投げられたら全く勝てる未来が見えない。

・幸いにしてランゲームはたぶんそれほど怖くない。ATLにKing Henryはいない。そこでやられるようならもう終戦である。

 

はっきり言ってなにもわからない。お互いに新体制でどういう方向を目指しているのかも現時点で明確なものはない。それが反映されたのか、現地オッズもほぼ五分だという噂。たぶん向こうはRyanというか先発QBが計算できるのでその差ではなかろうか。

前年勝率が下から4位と下から6位のチームの対決でありお互いにここを取れなければ本当につらい1年が待っているとは簡単に予想がつく。

個人的になんだかちょっと苦手意識があるATLだが、それはTENに行ったあいつのせいだったと思い込む。

新体制初戦、ここまでは非常にいいチーム作りができているようにお見受けする。この方向性があっているか間違っているかを決めるのは結果です。

 

去年は17点に壁があったのでまずはそれを超えるところから始めましょう。

勝敗予想:PHI 24-21 ATL

GO!BIRDS!!