鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

TNFのアレとATL戦の余韻

TNF観ました。
いつもよりお笑い色強めでしたがあれでもNFC東の通常運転です。
INT後2min直前の3rdでなんでNYGがパスをコールしたのか全くわからないけど他所の話ですしどっちも負けるという結末にならなかったのでPHI的にはどうでもいい。
ただ、相変わらずWASのDLは凶悪だしHeineckeの活きがいいのは困るし、NYGで言うとDaniel Jonesはちょっとよくなってるのが勘弁してほしいポイント。Saquonを抑えてリーディングラッシャーってどうかしてる。NYGはGarrettがOCでいてくれていることが癒し。
あと彼。

 

■Transaction
9/13:
DT T.Y. McGillをCOVIDリザーブから復帰させて即リリース。
こいつは53に入れるものだと思っていたので完全に読み違い。読み違いの理由は"Week1のRidgewayが良かったから"といういたってシンプルなものだと思われます。そしてMcGillは困ったときにいつでも呼び戻せる見込み。

9/14:
PSのT Le'Raven ClarkをIRに入れて、空いたPSの枠にC Harry Criderと契約。
PSのG/T Kayode Awosika・DT Marvin Wilson・CB Craig James・S Elijah Rileyをプロテクト。

このオフにINDから連れてきたClarkはプレシーズン最終戦で悪くない動きを見せていたのでスイングTの控えとして53まであるかと思っていたが去年のアキレス腱が治らなかったのかまた別の箇所を傷めたのかでIR入り。
Criderは今年のUDFAで第二次カットぐらいで落とされた顔なじみ。

 

■ATL戦感想他
試合の日に書いた感想の他にコーチフィルムとスナップカウントを見ての追加をいくつか羅列。

<Defense>
・スナップカウントが出た。就任直後から「ローテーション」ということをよく口にしていたSirianniとGannonだが、DLについて見事に有言実行。
DLのスナップカウントを多い順に並べると、D#の全72スナップのうち、
DT Cox:41(57%)
DT Hargrave:40(56%)
DE Sweat:39(54%)
DE Graham:36(50%)
DE Kerrigan:34(47%)
DE Barnett:33(46%)
DT Milton:31(43%)
DT Ridgeway:26(36%)
このあたりまでが2ケタの出場。TuipulotuTarronもちょっとだけ出てます。
しかし主にはDTとDEをそれぞれ4人ずつでローテーション。

参考となる材料として、昨年のWeek1の数字が以下。
全70スナップ中、
DT Cox:57(81%
DT Jackson:55(79%
DE Sweat:49(70%
DE Graham:38(54%)
DE Ridgeway:30(43%)
DE Curry:22(31%)
DT McGill:16(23%)
去年はこの7人だけが出場。そしてCoxMalikSweatの大車輪ぶり。
これでシーズンを戦っていくとなるとやはり疲れるしケガのリスクもある。

”疲れたCoxよりフレッシュなMiltonのほうがいい選手だよ”と言ったのはこの水曜だったかのCox自身。
このローテーションがATL戦4Qのサック祭り開催に至ったのだと思えば良いことなのではないでしょうか。
これをOLがもっと強いチームに対しても継続していけるかが今後の見どころ。

Sweatが凄い。Run Defenseが課題だった男は、初戦大暴れでソロタックルこそ記録していないが、とある統計ではDE/OLB界隈で2位のRun Stopの記録をたたき出したとか。
対ブロッカーという点でもハイモーターとしてもとにかく圧倒的な1日であった。これは次戦以降の活躍あるいは早めの契約延長への期待も高まる。

MaddoxはLB。
Box内でTE Hurstのブロックをかいくぐったプレーを披露。同様のものをかわいそうなルーキーG Mayfieldにもやっていた。実はホールを決めたときにはどのLBより果敢に突っ込んでいっていたのがこの男。ただし、オープンフィールドでのタックルは相変わらず超苦手。どう使ってほしいのか…
彼のために言うと、NCBとしてのパスカバーの動きはなかなか立派なものでした。去年よりとても良いです。

・序盤のランストップの戦犯はLB陣だった。正確に言うと一番ひどかったのがEric Wilsonで、その次にどうやらこいつではないかと思えたのがSAMのGenard Avery。

一番ひどかったのは上のプレーだしこの印象が強いが、それ以外もポジショニングがやや中途半端でもうちょっとランには絡めたんでないかと思えるシーンが散見された。なんならPatrick Johnsonの方がよかったので彼の出番をもう少し見たいです。

・後半ランプレーが止まりだしたこととWilsonのノーマルシチュエーションの出番が減ったことは無関係ではなさそう。Singletonもあんまりだった。
次戦は相手も相手なのでT.J.Bradleyのコンビをもう少し見てみたいです。

・ただ、一つだけLBのフォローをしておくと、バックサイドのLBたちは慎重にプレーサイドに寄って行っていたので、RBにとってはカットバックレーンが見つけにくそう。つまり、大ケガはなさそう。そして特にSFのようなOffenseにはもしかしたら有効かもしれない。もしかしたら単に遅いだけかもしれないけれども。

・パスカバーは基本2SFだった。この比率はWeek1で1位だったとか。そのせいでランが序盤止まらなかったのもあるかもしれないが、たまにHarrisが上がるCov.3の時には彼のランストップ能力の高さが出ていてとても良かったです。

・ゾーンカバレッジが去年比で言うと圧倒的に多かったこともあってSlayが生き返っていたのは好材料。あとは2回ほどあったINTチャンスを生かせなかったSlayNelsonは猛省してください。

・次戦も多分ATL戦序盤のようなズルズルD#をちょいちょい見るいことになると思うのでその覚悟だけはしておきます。

 

<Offense>
GainwellくんにおかれましてはもうちょっとOLのブロッキングというかアサイメント通りに走るということを覚えていただきたく。ブロックができているのに違うところに顔出しているところを見かけました。おじさんたちを信じればロングゲインになったはず。

・よく見たらKelce結構やられてるのね。致命傷になっていないのはHurtsの脚とかRBのおかげだったりとか両Gの奮闘のおかげだったりする。リーチの短さはいかんともしがたいが、もうすこしヘッドアップしてやっていきましょう。

JJAWを見直した。すごいじゃないのブロックが。めちゃくちゃがんばってるじゃないのSTで。こいつを試合に使いたくなる気持ちは確かによくわかる。だけどドラ2じゃない。断じてない。この調子でパスターゲットにすることなくシーズンを終えましょう。

Hurtsステキ

 

<Special Team>
・動画を載せる方法を未だ見つけられていない素人なので手前味噌だがこれを。これは何度見てもTD。

・ずっと疑問だった、Punt Coverのガンナーに入っていたCB Chachereが転がるボールの近くにいるのにタッチしなかったプレー。
よく見るとChachereは一度外に押し出されてその後フィールドに戻っていたが、イリーガルタッチを恐れてタッチしなかったのだと思われる。
けどこれ明らかに押し出さているしあのタイミングで触っても反則にならなかったのではないか。
ルールも含めてよくわからないけどもしかしたらとてもクレバーだった可能性があるし、そうじゃないかもしれないプレー。とりあえず付記しておきます。
これこそ動画がないとなんのことかわからないのでとりあえずTwitterから持ってきます。

 

SFは相変わらずのOffenseしている。ちゃんとビデオを観ておきたいがどうなるかはわかりません。
しかし毎週試合があるって忙しい。