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2021 Week18 vsDAL感想

2021シーズン 試合感想

開幕当初の想定通り、これにて地区内対戦成績は3-3となりました。

冗談抜きでこのタイミングでプレシーズンゲームを見られるのは非常に良かった。とても楽しい試合でしたね。
願いはこの試合で明確になったゴミと補強ポイントをこのオフにしっかり反映していただきたいということに尽きる。

DAL戦振り返り

とても良かった人たち

・Milton Williams
Sackこそならなかったが先週に引き続いてのPBUなど大活躍。後半の立ち上がりのシリーズをこの試合最初で最後の3凡に抑えたのは全てこいつ1人の活躍によるもの。Collinsを剥がしてのTFLは感動した。相方がCoxとかHargraveでない状況で非常によくやりました。DALのOL1枚目達にあれだけ出来たら十分でしょう。
粗削りだが素質が評価される形で3巡指名されたルーキーは最後にしっかり今後長く柱になってくれそうな活躍を見せるまでに成長しました。素晴らしい。
Ridgewayも素晴らしかった。来年もいてほしいと強く思います。

・Huntley
一番嬉しかったのはずっと懸案だったKRのリターナーに新候補が出来たこと。キャンプのときからそれなりにできそうだという話は入っていたがやっとお目にかかれた。そして素晴らしかった。RBとしてもそのスピードはなかなか目立っていたし目途が立った。独走TD取れれば最高だったんだけどな。何としてもロスターに入れておきたい。RB5人体制という前代未聞の陣容でいきましょう。大丈夫。枠を割く必要がない奴が見つかったんで。

・Gainwell
こんなにスピードあったっけ？というTDランの大外まくり。アレも最初のリードをしっかりBox内で忍耐できたからでしょう。Insideを走る能力も上がった気がするし非常に印象的でした。

・Minshew
やっぱり試合を壊さないところは安心して見ていられる。及第点だと思います。
それでも最近のHurtsのように、WRが空いていなければ自分がポケットから出ていってDBを動かしてWRを空ける、ということは出来ないのでこのあたりがHurtsとの比較でみていると不満になったところ。しかし繰り返しますが及第点。上下動なし。

・Tyree Jackson
プロ初TDキャッチを含む3回22yds1TD。良かったんではないでしょうか。
とは言えまだ物足りないのはそのサイズを活かしてのハイボールのキャッチとかがなかったから。意外とブロッキングが長足の進歩を遂げているのは好印象。
SipossのゴミPuntのカバーで膝の自損事故を起こしたのは本当に不幸だったが、現時点では断裂ではない、という話なのでできる限り軽症で抑えていただき、オフにしっかり練習できる時間が取れれば最高。来季はよろしく。

空いた穴はRichard Rodgersで行けそう。そして悲しいことに、来週からのプレーオフの戦いに限定してみると、Tyree Jackson→Richard Rodgersの交代はそんなにマイナスにならなそうだし、何ならメインの使われ方がブロックだということに鑑みるとちょっとプラスになるかもしれない。

・Quez Watkins
なんというか、上に挙げた人たちと違ってこの人はWR2なのでプレシーズンの評価をするのは若干変だが、素晴らしかったのは事実。今季初となる36ydsTDは素晴らしかったが、一番良かったのは3Qの半ばの4th&3で浅いところでキャッチしたあと11ydを走ってダウンを更新した場面。やっぱり走るの上手いね。本当はReagorにやらせたかったああいう使い方が出来ればもうちょっとOffenseの幅は広がりそう。

・DeVonta Smith
言うことなし。違いすぎる。カレッジ時代に勝ちきれなかったKelvin Joseph相手にお見事でした。フランチャイズレコード更新おめでとう。あと10年よろしく頼む。

・Jeff Stoutland
ほぼ1枚目のDAL D#相手に2枚目のOLと4枚目とPS上がりのRBで33回149yds（Avg.4.5yds）はちょっと理解に苦しむ。RTに入ったLa’Raven Clarkとか個別にいろいろ言いたいことはあるが、よくぞまああのレベルのランオフェンスが構築できるもので。感心するしかない。
コーディネーターしか選ばれたことがないAPのAssistant Coach Of The Yearに選ばれても違和感なし。というかそれぐらいの称号はもはや必要。本当に最高。

 

ダメだった人たちとか

・若手DB陣
一番罪が重いのはトレードでJAXからやってきたNCBのJosiah Scott。もうちょっと何とかならんかね、と思ったのは去年のドラ4のS K'Von Wallaceと今年のドラ4のCB Zech McPhearson。それとSの控えであるChachere。ぐらい。その他はあまり目につかなかったのでまあ悪くなかったのでしょう。
罪が重い人たちに共通するのはRunに対する責任意識がなさすぎる。なんでそこにOLがいるのに中にフラっと吸い込まれていくのかね、と思った瞬間に外にハネられる、とか。
DakにおもちゃにされたパスカバーについてはまあZone Coverageのコンビネーションも全く出来ていなかったし仕方ないかな、と思うところはあるがランの方は味方と相手との位置関係だけの話なのでそんなに成熟度は関係ないと思う次第。
スナップ数でいうと、CBはMcPhearson＞Scott＞Vincent＞Gowan＞McCainという順番。SはChachere＞Wallace＞Maydenという順番。まあ目立つから致し方ないところはあるが、スナップ数の順にやらかしは目に付いた。
来季に向けては、McLeod絶対確保。そののちCB→Sの順でドラ1使ってくださいよろしく。Eppsの存在があるからSは一旦ニーズが落ちますが、もちろん神のいたずらでHamiltonが落ちてくるような場合にはためらってはなりませぬ。

・若手LB陣
DBの次に先発との差が激しいのがここ。というかEric Wilsonはこのレベルだったよね。懐かしい。という気持ちに浸った。
Bradleyは大人しくSTに専念してください。JaCoby Stevensも何もできず。製造ラインから次から次に吐き出されるパンケーキと化していたのが印象深い。しばらくPS漬けで結構。もう1人まったく存じ上げない選手がいたが、これもまあ言及には値しない。
T.J.を長期的に確保することも、当面SingltonをLB3か4として確保しておくことも非常に重要だとよくわかりました。

・若手DL陣
楽しみにしていたMarvin Wilsonはなにも出来ていませんでしたね。シングルブロックのOLにあんなにいいように扱われていたらちょっと苦しい。ケガは自分で歩いてフィールドから出たと聞いているのでそんなに重傷ではなさそうだが、しばらく時間はかかりそうです。
Marlon Tuipulotuも同様の感想です。5DLで使われていたのにそのたびにプレッシャーが掛かっていなかったのは寂しかった。
Tarronは非常によろしかったですよ。

 

クビの報はまだか？

・JJAW
クラッチドロップ癖は全く治っていなかった。マンツーマンに対して完璧なバックショルダーを投げたMinshew、そしてTDを確信して両手を挙げる観客、そのすべてをフリにして何の波もない落球をするあいつ。構図が完璧。スローモーションで見せられたら笑うしかない。

この直後のプレーでは下手クソなピックプレーがバレてOPI。4QにはチップしたボールがINTに。
クビでどうぞ。RBの枠が必要です。ここで空けるしかありませんので。
真面目な話、枠がどうのこうのというより、PS上がりの選手たちがあんなに必死でプレーしてるのにこの程度のプレーしかできないやつを元ドラ2という理由だけで確保しておくとチームの士気に関わります。いるだけで公害です。何年も待った。もう待てない。さようなら。
聞いてんのかRoseman。来年の夏のプレシーズンまで待たずに判断できる。良かったね。これぞこの試合最大のメリット。

・Siposs
21ydsと24ydsというクレイジーシャンクパントを2連発。
特に後者はTyree Jacksonを壊したという意味でも絶対に許されない。プレーオフであんなもん見せられたら発狂する。
獲得当初はいい選手だな、と思っていたが以降は尻すぼみ。全般的に飛距離がなさすぎる。このポジションはストリートに候補いるでしょう。
代えてシャンクの方がまだ耐えられる。クビでどうぞ。

 

その他、Kelceの先発記録更新はめでたかったですね。あの1スナップだけで帰ってきたのも微笑ましかった。

さて、来週からはいよいよプレーオフ。この試合でも前半に限るとDALの本気にも結構対抗出来ていたので特にOffenseは心配していない。Hurtsの足首もますます良くなるでしょうし。

まずは誰がワイルドカードの相手となるのか、頼むからTB以外、いや、誰でもかかってこいという気持ちで3連休最終日を迎える所存です。