なし。これで終わっても良いところだが悲報まで舞い込んできた。
■DJ Chark、DETと契約
悲しい。WRがニーズとして目立っていたのはPHI以外だとNE・DET・ATLとかだったと思うが、そのうちDETと1年10Mで契約。
来年もう一度チャレンジしよう。
ケガのこともあるのでお試しの1年という契約期間には納得感があるが、驚いたのはその金額。安い。と思った。
ここでふと立ち返ってみると、この程度の金額も払えないのか、という疑念が芽生える。
■サラリーキャップ
そして個人的に完全に忘れていたのがここです。
Reddick契約前までのPHIのキャップスペースは17Mだったのでこれを全部FAに突っ込めるものだと思っていたが、ルーキー分のスペースを空けておく必要があることを完全に失念していた。
1巡×3をはじめとして10ピックあるPHIがルーキーに割くべきキャップスペースはそれなりにデカく、NYJ・NYG・DET・JAX・HOUに次ぐ6番目。およそ8.7M(OverTheCapより)。
1巡指名権に足を引っ張られるなんて実に皮肉。
17MちょいからHerbigのテンダーオファー分2.4Mを差し引いた今見えているスペースは15.7M。そこからルーキー分8.7Mと、全く情報がないReddick分を5Mぐらいだとすると実はほとんどスペースは空いていないのではなかろうかと推察される。
Rosemanは不測の事態(ケガ)に備えてスペースをそれなりに空けた状態でシーズンに突入することを好んでいると理解しているので、空きがないならFA補強はもう打ち止めになっても違和感なし。
ただ、ルーキーとの契約は去年も6月に実施しているのでこれがFA戦線での補強を止める理由にはならないと思う。そうであってくれ。
それこそ得意の契約再構築という名のカード負債にも似た打ち出の小槌をブンブンに振り回す時間は十分ある。
一番現実的な選択肢はトレード。Minshewという弾はあるがこれはそろそろと思われるWatsonの行き先決定を待たねば投げつける先も見つからなかろうし、バックアップQBに2.4Mしかかからないのは結構安いと思うところもあるので無理に投げつけなくても良いかも知れない。
補強自体はできるはずだが、もうそれほど期待できるものではないのでないか、というのが今の心境です。
■残る希望
どんどん候補が減っていく。
残るWRでめぼしいのはAllen Robinson(CHI)だが前述のキャップ事情的に難しそうな印象はある。残るFAの連中にはあまり気が乗らない。
トレードブロックに乗ったという噂のLaviska Shenault(JAX)ならアリかもしれない。
JAXとは2020まで当地のGMだったDave Caldwell(現在はPHIのスカウト部門に所属)というパイプがあるのでJosiah Scott・MinshewなどCaldwellが指名したメンツを結構呼び寄せている実績あり。先方はOLで苦しんでいた気がする。
再契約を勝ち取ったPryor(IND)がPHIの控えOLの価値を高めてくれたことには感謝しかない。なので控えOLを誰か売りつけてもよろしいでしょう。
しかしこの流れで一番期待しているのはやはりこの度急にJAXをカットされたLB Myles Jack。HicksもいなくなったLB市場では貴重な人材。もちろん指名したのはCaldwell。欲しい。ちょう欲しい。2021で12Mぐらいかかっているので高いから期待はあまりできないが。
WhiteheadもMayeも消えてガンガン手薄になっていくSはもうMcLeodもしくはHarrisのどちらかとの再契約で打ち止めになるところまで覚悟した。
あれだけ必死で集めた若手DBたちの誰かに目途がたったということだと勝手に納得しておきます。
あとはPHIが参入していないことが明らかになった奇妙なWatson詣でがどういう結末に至るのかを楽しみに傍観したい。