鷲の巣

NFL フィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia EAGLES)の応援ブログ

2021 Week16 vsNYG展望

真面目な話をすると、Jim SchwartzというDCは強みであったDLの戦力を最大化するために1Gapでとにかくペネトレートすることを最上の命題としていたので、当然LBに負荷が寄る。貧弱なLB陣だけでは賄えない部分を補って余りあるランストップの才能があったのがMalcolm Jenkinsだが、こいつもBoxに入れたほうが輝くため、FSのMcLeodの1High比率はリーグ最多だったしCBはどうしたって広い守備範囲に対応できる足の速さは絶対に必要。だからSchwartz体制下でその脚がないRasul DouglasもSydney Jonesもダメに見えたのは当然なので2020シーズン前にこいつらを放流したのは頷けるというもの。

問題なのはそういうコーチがいるのに使えない選手を獲ってきたフロントの無能。
長々と何を申し上げたかったかというと、Gannonの下でなら輝けるだろうからDouglas返せ。ということ。

 

プロボウル
少し前の話にはなりますが、KelceSlayプロボウルに選出。おめでとう。文句なし。

文句があるのは選ばれなかったElliottLaneHargraveGoedertMailataのこと。
ElliottはMatt Gay(LAR)より成績良いし選ばれない意味が分からない。Tyron Smith(DAL)はそもそも欠場多いしLaneかMailataのどっちかでよかったろうに。
Goedertは選ばれた2人より成績も悪いので致し方ないが。まあこの悔しさを最終盤に爆発させてくれればよろしい。

ちなみにHurtsが補欠に選出されたとのこと。AFCの補欠QBはWentzだったようなので結局どっちも正解でした、というのがあのトレードのオチ。

 

■Transaction
触れていない間に色々とありました。
リーグどころか全米を席巻している変異株の影響でCOVIDリザーブの出入りが頻繁。
とりあえずWAS戦後の動き。

<COVIDリザーブ入り>
OT Le'Raven Clark
DE Ryan Kerrigan
LB Shaun Bradley

<COVIDリザーブからの復活>
OG Landon Dickerson

<代替昇格>
DE Cameron Malveaux
DB Jared Mayden

Kerriganの離脱はむしろTarron Jacksonの出番が増えるのでうれしい。
Bradleyの離脱はちょっと困る。STエースであり、ここ数試合で言うとD#のスナップはゼロが続いていたが、T.J.とSingletonの後のLBデプスがゼロになったのはちょい不安。ここが何か起こった場合、SAMのAveryかPatrick Johnsonが穴を埋めるのだろうが運動能力等々不安は尽きない。最悪ずっとDIMEでやればよろしい。

Dickersonの復帰が最大の補強。WAS戦のMailataの不安定さはDickerson不在の影響だと思おう。

代替昇格のお二人はあまり存じ上げないので頑張って名を売ってください。

その他、試合直後にHC Sirianniが陽性+軽症で自主隔離。その間はPassing Game CoordinatorのKevin Patulloが代役HCを務めたとのこと。
Assistant HCはJamal Singletonという人がいるが、この人はRBコーチも兼ねているため試合中はそっちに集中させる意味合いもあってポジションコーチを持っていないPatulloが代役を務めることになったのだとか。
とはいえ現地クリスマスの日にSirianniがプロトコルをクリアしたため試合には無事に間に合う様子。これは一安心。

 

■Injury Report
<PHI>

ショートウィークだったこともありずっとDid Not ParticipateだったMailataとSandersがどうなるのかと思っていたがなんとぶっつけ本番とのこと。

Dickersonが戻るので先週と比べると実質戦力はプラス。

 

<NYG>

OUTに先発級はいないが、直前になってRT Nate SolderがCOVIDリザーブ入りしたとの報道があった。チャンス。

Week12との最大の違いはQB。
Daniel Jonesがクビのケガでシーズンエンド。そこを埋めるのはHurtsと同期のJake Fromm。

 

■マッチアップ
<PHI Offense>
・今季最難関だったWAS戦でいつも以上の結果を残したOL。ただ、ランはいつも以上に出た一方で、とある統計によるとパスプロテクションにおけるプレッシャー率はWeek7 LV戦(39%)・Week2 SF戦(36%)に次ぐ30%を記録したとのことでだいぶ派手にやられた。意外なことにC Kelceが一番苦労していたそう。
実はWeek12のNYG戦でもそれに次ぐ28%のプレッシャー率を記録しているようで、やはり今週もトレンチの攻防が勝負のカギ。
現状フルのメンツに戻るのでしっかりお願いしたいところ。

  LT LG C RG RT
Week1・2 Mailata Seumalo Kelce Brooks Lane
Week3 Dillard Seumalo Kelce Dickerson Lane
Week4 Dillard Dickerson Kelce Herbig Driscoll
Week5・6 Dillard Dickerson Kelce Driscoll Mailata
Week7-12 Mailata Dickerson Kelce Driscoll Lane
Week15 Mailata Opeta Kelce Herbig Lane
Week13・14・16 Mailata Dickerson Kelce Herbig Lane

・前回対戦時になぜあんなにやられたのか、というところだが、要因はSirianniとHurts。というか先方DCのPatrick GrahamにSirianniが遊ばれたこと。
ランD#が低迷している相手に開始からパスメインで入っておいてINTされてリードされたらさらに頭に血が上ってますますパスで攻めてまたINTされるってお前はアホかと言いたくなった記憶がある。

・だが先週のWAS戦で冷静に10点差をひっくり返した展開を見てもあの時の懸念はもう当てはまらなそう。
勝ちパターンは確立したはず。ランでじっくり時間を使って攻めてリードを奪う、という100年前から変わらないやり方で結構。

・NYGというかPatrick GrahamのD#の特徴としてとにかくZone Coverageをメインに圧倒的なボリュームと多彩さでディスガイズが入るもので、Hurtsはここにだいぶ苦しめられた様子。
それを意識したのかしていないのか、いや確実に意識はしてるんだろうが、SirianniはWAS戦でZone Coverage用のパスパッケージを大量に投入していたとのこと。あれが練習の成果なら期待してもいいかもしれない。

・Goedert・DeVontaを厚めにカバーされて手詰まりになったのが前回。さて今回はどうなるか。WAS戦では幾度かTyree Jacksonが1stターゲットになっていたはずがHurtsに見てもらえなかったプレーがあったようで、こういうReagor以外のターゲットをどんどん試していって欲しい。

Hurtsへの不満で言うとこのターゲット探しのところ。不満というか伸びしろ。どんどんよくなるHurtsを見ていたいものです。

 

<PHI Defense>
・前回対戦時はOffenseが喫した3INT+1Fumbleの4TOから失点はなかった。素晴らしい。そこから今回はQBが落ちる。さてどうなるか。敢えて前回足りなかったところを挙げるなら、テイクアウェイがなかったですね。ここを課題と勝手に設定させてもらいます。

UGAで3年間スターターを張ったFrommの2020ドラフト時点での評価はHurtsより高かった記憶がある。プロ入りして以来のプレーはまだ拝見していないのでどんなものか。

・Daniel Jonesとの違いという点では、脚力の点で確実に落ちる。だからZone Readで浮かされる心配をせずに両DEは出足からしっかりプレッシャーをかければ結構。

・特にRTのSolderがいないのでSweat大爆発の予感。というか今シーズン結構こういう試合はあるのにあんまり爆発してくれないな。久しぶりに複数サックいってもらって結構ですよ。

・ただしショートパスなら問題なく通してきそうなので、こちらもしっかりディスガイズを仕掛けて積極的にINTを狙っていただきたいところ。

・あまり心配はしていないが、まずSaquonから止める感じでお願いします。LBはケガしないように。

 

■見たいもの
・本拠地で勝率が高い黒上下ユニフォームで崩壊しかけのフランチャイズ相手、そしてこちらだけショートウィークということでTrap Gameのニオイがしなくはない。

・だがここは素直に期待する。

・Sirianniも復帰して士気は高いはず。

・なんとしてもプレーオフに返り咲きたい。

・一時雨予報だし最高気温は6℃という寒さ。まずはボールセキュリティからしっかりやっていってください。

・勝ってくれ。