酔っぱらって書いたわけでもない自分の文章に誤字脱字その他意味不明箇所が多すぎて愕然としている。
これが老いなのであろうか。
どうぞ生温かく見守っていただきたい所存です。
ではコンバインまでに終わらせたい各ポジション振り返り、TE篇です。
間に合わなさそうですね。
コーチニュース
まずは恒例の組閣ニュースから。
結局PHIには来なかったKingsburyだが、2回目のインタビューで"Stoutland先生の交代"を要求したという話が伝わってきた。
とんでもないことである。絶対に呑めない条件である。
たとえあなたが強硬なマルクス主義者であってもそんなことを口にしてはならない。
まあどこまでが事実かわからないが、来なくて良かったです。
空席のままになっていたLBC。
入閣を確信していたMike Caldwellさんだが、LBCに加えて"Run Game Coordinator"のタイトルもつけてきたLVに攫われたことが判明。
というわけで候補者がいなくなっちゃっていたところに、ベテランのBobby Kingさんを招聘するとのこと。
Kingさんは2010DALでコーチ歴をスタート。
その後はHOU→SD→HOU→TENと渡り歩いている14年目のベテラン。
長らくLB関係のコーチをしているのでひとまずは安心できそうな人事。
育った著名な選手としてまず挙がるのはやはりZach Cunningham。
2017のHOUでのプロ入りがKingさんのHOU1年目。
以降DLCに移った2021シーズンを除いて一貫して師弟関係にあり、2022は両者ともTENに移ってその関係は継続。
合計丸5年の師弟関係。
これを以ってCunningham再契約を確定させるのは早計だろうが、まあそれも悪くないのではないでしょうか。
TENから同じくUFAになるAzeez Al-Shaairは残留を熱望していた気がするし。
こっちが大本命ではありますが。
Defense側でまだわからないのが、OLBCを誰にするか。
現状ではJeremiah Washburnだがこの辺りはまだ聞こえてこない。
まあ残留でいいとは思っています。
そしてこれは残念なニュース。
5年もの長きにわたってStoutland先生の右腕として陰ながらあの大功を支え続けたAssistant OLCのRoy IstvanさんがCLEの同職に出向。
いずれバレるとは思っていたがOLCではなくAssistantとして出ていくとは。
悲しい。
2021シーズンWeek13のNYJ戦、Stoutland先生が試合直前に体調不良で急遽入院したときがあったが、あの試合では親父殿の突然の離脱に動揺する大男たちに寄り添って見事に大穴を埋める活躍をしていたと聞いている。
Laneが褒めてた。
Southern Connecticut State大での1988-89の学生最後の2年間をOC Stoutlandの指導下で過ごし、卒業後すぐにGraduate AssistantとしてStoutland先生に改めて弟子入りしてコーチ歴をスタートさせたStoutland University第1世代。
ほぼカレッジレベルで過ごしてはいるがコーチ歴34年の大ベテラン。
この経歴からして、Stoutlandイムズの実質の注入者はIstvanさんではないかと睨んでいたところもある。
そんな勝手な見解もあり、この離脱はこの上ない激痛になりかねない。
今まで本当にありがとうございました。
雰囲気のよさそうな新職場でもがんばってください。
悲しいが、心から応援しております。
ではTEについて。
開幕前の期待
開幕前の陣容は以下の通り。
OUT:Tyree Jackson('21/Street FA→NYG)
Stay:Dallas Goedert('18/2巡)・Jack Stoll('21/UDFA)・Grant Calcaterra('22/6巡)
IN:Albert Okwuegbunam('23/Trade←DEN)
ケガに泣かされたTyree Jacksonは残念ながら大成せず。
NYGに行ったようだが結局18スナップでレシーブなしとはなかなか寂しい成績でしたね。
それ以外のメンツはほぼ変わりなし。
なにせ2022シーズンのGoedert離脱期間中の出来がとても不満だったためドラフトでのアップグレードを熱望していたが、結局それもかなわず。
あんな層が厚かったTEプロスペクトを全員無視するとは一体どういうことか。と憤っていた気がするが、ファイナルカット直前の動きでひと先ずは満足できた。
それがAlbert-Oの加入。
以下が当時の思いです。
TE(4)
うーん毎年物足りないなここは。
と思っていたところにファイナルカット直前のトレードでまあまあの大物が加入。
万能なGoedertとブロッキングに定評があるStollとレシービング寄りの残り2名といういいバランスの陣容になったはず。
#88 Dallas Goedert(South Dakota State)6'5"(196cm)256lbs(116kg)28歳 6年目(6.3M・2/4・18-D2-49)
2022:12試合(先発12試合) 69ターゲット 55捕球 702yds(avg. 12.8yds) 3TD
Hurtsとのコンビも3年目を迎える、地味だが押しも押されもせぬエースTE。
WASのダーティなプレーによるケガが5試合の欠場につながった影響で通年での成績は少し落としたが、A.J.加入の恩恵もしっかり受けていたのが出場時の印象。
Ertzを押しのけた2021シーズン以来、各種レシーブ指標のTE内でのランキングは軒並み上位5位(Receiving Yds:4位・Yds Per Catch:2位・Run After Catch:3位)に入る。
ケガさえなければ余裕でプロボウルレベルのはずなんだよ。
キャンプではBradberryがぎりぎりいい勝負をできたぐらいでLBやSでは相手にならない日々だったとか。 今季こそは勲章を手にしていただきたく。
#89 Jack Stoll(Nebraska)6'4"(193cm)247lbs(112kg)25歳 3年目(0.9M・3/3・21-UDFA)
2022:17試合(先発11試合) 14ターゲット 11捕球 123yds(avg. 11.2yds) 0TD
TE2以下についてはあまり聞こえてこなかったが、それでもStollのキャンプは順調だったとのこと。
最近になって"ブロッキングだけじゃないところを見せたい"と意気込んでいるようだが、いきなりプレ初戦でも落球していた。
まずはブロッキングからお願いします。
#81 Grant Calcaterra(SMU)6'4"(193cm)240lbs(109kg)23歳 ルーキー(0.7M・1/4・22-D6b-198)
2022:15試合(先発2試合) 9ターゲット 5捕球 81yds(avg. 16.2yds) 0TD
完勝したWAS戦かなにかで一瞬輝いた気がするが、結局あの40ydsレシーブがシーズンのピークだった。
フリーになる能力はそれなりに高いはずだが、とはいえ19%のOffenseスナップに出場していたとは思えないほど記憶にない。
今季はSTでの負担が増えるはずなのでこっちでも輝いてくれることを期待しております。
#85 Albert Okwuegbunam(Missouri)6'5"(196cm)258lbs(117kg)25歳 4年目(1.0M・4/4・23-T-DEN)
2022(DEN):8試合(先発1試合) 18ターゲット 10捕球 95yds(avg. 9.5yds) 1TD
コロナの影響もありドラフトプロセスが各チーム大きく狂った(≠不作)という評価が固まりつつある悪夢の2020ドラフト。
そのコンバインでTEとしては相当に速い4.49という40ydのタイムを残して一気に注目を集め、結果的にDENに4巡指名された男。
DENでは、ルーキーイヤーの最後に希望を見せたDrew Lockのカレッジ時代のチームメートとして指名時から大いに期待されていた存在だったようだが、ルーキーイヤーのACL断裂およびその後の細々したケガと、そのサイズの割に一向に上達しないブロッキング能力が足を引っ張ったキャリアだったそう。
2022シーズンにはNoah Fantがいなくなってまた今度こそ、という思いもあったようだが結局ルーキーDulcichやUDFAルーキーにも出番を奪われてこのキャンプでも評価を取り戻すことはできず。
プレシーズン最終LAR戦で大爆発(7レシーブ109yds)したのは見本市だったようで、それに食いついたのがPHI。
とはいえトレードの内容は2025ドラフトのPHIの6巡⇔2025ドラフトのDENの7巡+Albert Oという軽いものなのでさしたる痛みはなし。
Rosemanが大好きな、身体能力が高いがくすぶっている選手枠。
父親はナイジェリアからの移民。 そのせいか彼のラストネームはたぶん誰も読めないので、通称"Albert O"。
ポテンシャルは一流。
あとはレシービングTEとして存分にその素質を開花させてくださいませ。
53ロスター紹介2023 - 鷲の巣
結果
(数字はレギュラーシーズンのものです)
この惨状をなんと形容すればいいのか。
なにも見るべきものがなかった。
Goedertはいつも通りケガをするし、StollもCalcaterraも成長してないしAlbert-Oは何しに来たのかわからないし。
6巡返せ。
冷静になると、序盤あまり使ってもらえなかった期間はさておき、ケガ前のGoedertはやっぱりGoedertだった。
プレーオフでの落球をはじめとするしょっぱいパフォーマンスで若干終わりの印象は悪いが、ケガを除けばさすがの出来だったのではないでしょうか。
まあ2021・2022シーズンより印象は薄いが。
衰えたとは思いたくないが、そんな懸念を抱かせる1年であった。
とはいえここも使い方の問題だと思っているので、DAL時代からとにかくTEの使い方がお上手だったKellen Mooreさんのもとで2024シーズンは派手にキャリアハイと念願のプロボウル選出ぐらいまでいってください。
というか何とかならんのかその絶対に4試合ぐらい離脱する仕様は。
高給取りなんだから頼むよ。
Stollはさすがのブロッキング職人。
…
以外の感想がない。8ターゲットの男に感想も印象もないんだよ。
それはCalcaterraもAlbert-Oも同様。
しかしこのAlbert-Oの獲得はGoedertの離脱に備えていたものだったんじゃないのか。
やってくると分かっていたその時に備えたものだったはずだったのに何のインパクトもなかった。
そういう点では、TECのJason Michaelさんもご退席願うことでいいと思うんだがさてどうなることでしょうか。
来季に向けた展望
いつの間にかSB制覇直後に加入したGoedertも29歳になっていた。
ということでGoedert一頭体制も残すところあとわずか。
本当はこのドラフトでいいのを指名しておきたいんだが、まあいかんせん今ドラフトのTEプロスペクトは層がうっすい。
返す返すこの2年でCalcaterraしか指名していないことの罪深さよ。
一応StollはUDFAから3年の契約を満了したためRFAとなる。
テンダーオファーは0.8M。
Stollは正直なんのインパクトもなかったので放流で問題ないはず。
ここのアップグレードを狙うとしたら、如何に層が薄いとはいえドラフトを中心に考えるしかない。
なんせTEはUDFAでも結構いいのが手に入っちゃったりする。
ですがまあ今ドラフトで2巡とかの上位でTE指名はやっぱりない。
仮に22位までBrock Bowersが落ちてくるようなことがあればどうするか。
これは迷いなくいけばよい。
その時点でReddick・Sweatのどちらかがトレードされていないことが前提にはなるが、もう迷いなくいけばよい。
Defenseは金さえ積めば1年ぐらい働いてくれるベテランが結構市場にいる。絶対いる。
だがQBと息を合わせる必要があるOffenseのタレントは長期的に計算できることが一番。
だから迷わずBowersに行くのだ。
まあKelce弟やKittleのベテラン勢に加えてLaPortaのような若手でもあれだけOffenseにインパクトをもたらせるTEの、しかもBowersが落ちてくるような法はないのでこれを心配しておく必要はないでしょう。
それ以外のプロスペクトはよくわかりません。
だがまあ3日目以外の指名権をTEに使うことには賛成できないところです。
そんなことよりKellen Mooreという今オフ最大の補強がこのポジションをどう輝かせるかに興味津々なのである。
是非GoedertとCalcaterraが爆発するシーズンになりますように。